講座詳細情報
申し込み締切日:2020-04-03 / その他教養 / 学内講座コード:20120035
都市空間を歩くー近代日本文学と東京ー
- 開催日
- 4月11日(土)、4月18日(土)、4月25日(土)、5月16日(土)、5月23日(土)、5月30日(土)、6月 6日(土)、6月13日(土)、6月20日(土)
- 講座回数
- 9回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 24,200円
- 定員
- 35
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
「文庫本を抱えて街に出ませんか」というコピーでリバティアカデミー創立期にスタートしたこの講座は、一期3タームで運営、とうとう100タームを超えました。レベルの高さを失わないままでさらに面白さをと思っています。
【特記事項】
※フィールドワークに伴う書類をご提出いただきます(初回講義でご案内いたします)。
※フィールドワークに関わる費用は別途実費
※お知らせ※
2020年度春期リバティアカデミー講座について,予定どおり募集を受け付けますが,新型コロナウイルス等感染症の状況により,今後,縮小・延期・中止等の判断を行う可能性があります。
リバティアカデミーから発信される情報をこまめに確認するようお願いします。(2020年2月27日)
【講義概要】
第1回 4月11日(土) 学習院の青春(1)
「白樺派の学習院」。志賀直哉を中心に、日本にあって珍しいのふるさとの意味を問うてみたいと思います。(3)を含めて、テキストはアンソロジーを作成して事前に配付します。
第2回 4月18日(土) 【フィールドワーク】学習院の青春(2)
学習院大学を中心にその周辺の鬼子母神などを歩きます。
第3回 4月25日(土) 学習院の青春(3
「三島由紀夫の学習院」。最後のの少年の感性の淵源を考察してみます。
第4回 5月16日(土) 谷崎潤一郎「秘密」と浅草松葉町(1)
日露戦後の日本社会の混沌とした状況を背景としたテキストとしてこの小説を読みます。テキストは岩波文庫『日本近代短篇小説選』明治篇2に収録(他にもある)。
第5回 5月23日(土) 【フィールドワーク】谷崎潤一郎「秘密」と浅草松葉町(2)
浅草松葉町(現 台東区松が谷)周辺を探索します。
第6回 5月30日(土) 谷崎潤一郎「秘密」と浅草松葉町(3)
フィールドワークを踏まえさらにテキストに深く切り込んでみたいと思います。
第7回 6月 6日(土) 森鴎外「かのように」と(1)
ドイツ流の歴史学を学んだ子爵の子息・五条秀麿は日本の皇国史観との間で苦悩します。日本の天皇はどうあるべきか、鴎外の葛藤を考察します。テキストは新潮文庫『阿部一族・舞姫』に収録。
第8回 6月13日(土) 【フィールドワーク】森鴎外「かのように」と(2)
「江戸城」から「宮城」へ、そして戦後の「皇居」へと、その意味を変えてきた日本最大の聖地を探索します。
第9回 6月20日(土) 森鴎外「かのように」と(3)
この小説を描いた時代背景とはどのようなものだったでしょうか。
?外並びに日本の近代文学と天皇の関係についても言及したいと思います。
「文庫本を抱えて街に出ませんか」というコピーでリバティアカデミー創立期にスタートしたこの講座は、一期3タームで運営、とうとう100タームを超えました。レベルの高さを失わないままでさらに面白さをと思っています。
【特記事項】
※フィールドワークに伴う書類をご提出いただきます(初回講義でご案内いたします)。
※フィールドワークに関わる費用は別途実費
※お知らせ※
2020年度春期リバティアカデミー講座について,予定どおり募集を受け付けますが,新型コロナウイルス等感染症の状況により,今後,縮小・延期・中止等の判断を行う可能性があります。
リバティアカデミーから発信される情報をこまめに確認するようお願いします。(2020年2月27日)
【講義概要】
第1回 4月11日(土) 学習院の青春(1)
「白樺派の学習院」。志賀直哉を中心に、日本にあって珍しいのふるさとの意味を問うてみたいと思います。(3)を含めて、テキストはアンソロジーを作成して事前に配付します。
第2回 4月18日(土) 【フィールドワーク】学習院の青春(2)
学習院大学を中心にその周辺の鬼子母神などを歩きます。
第3回 4月25日(土) 学習院の青春(3
「三島由紀夫の学習院」。最後のの少年の感性の淵源を考察してみます。
第4回 5月16日(土) 谷崎潤一郎「秘密」と浅草松葉町(1)
日露戦後の日本社会の混沌とした状況を背景としたテキストとしてこの小説を読みます。テキストは岩波文庫『日本近代短篇小説選』明治篇2に収録(他にもある)。
第5回 5月23日(土) 【フィールドワーク】谷崎潤一郎「秘密」と浅草松葉町(2)
浅草松葉町(現 台東区松が谷)周辺を探索します。
第6回 5月30日(土) 谷崎潤一郎「秘密」と浅草松葉町(3)
フィールドワークを踏まえさらにテキストに深く切り込んでみたいと思います。
第7回 6月 6日(土) 森鴎外「かのように」と(1)
ドイツ流の歴史学を学んだ子爵の子息・五条秀麿は日本の皇国史観との間で苦悩します。日本の天皇はどうあるべきか、鴎外の葛藤を考察します。テキストは新潮文庫『阿部一族・舞姫』に収録。
第8回 6月13日(土) 【フィールドワーク】森鴎外「かのように」と(2)
「江戸城」から「宮城」へ、そして戦後の「皇居」へと、その意味を変えてきた日本最大の聖地を探索します。
第9回 6月20日(土) 森鴎外「かのように」と(3)
この小説を描いた時代背景とはどのようなものだったでしょうか。
?外並びに日本の近代文学と天皇の関係についても言及したいと思います。
備考
【教材】
・配付資料
・テキスト
※テキストの一部は各自購入願います。
・配付資料
・テキスト
※テキストの一部は各自購入願います。
講師陣
名前 | 佐藤 義雄 |
---|---|
肩書き | 明治大学名誉教授 |
プロフィール | 1948年長野県生まれ。東京教育大学大学院修了。都市・都市文化と文学の交錯を視座にして日本近代文学の読み換えを行っている。編著にこの講座の成果をまとめた『都市空間を歩く』(第1輯・第2輯、リバティアカデミーブックレット)、単著に『文学の風景 都市の風景』(蒼丘書林)、近著に『昭和文学の位相1930-1945』(2014 雄山閣)がある。 |
名前 | 長沼 秀明 |
---|---|
肩書き | 明治大学文学部兼任講師、川口短期大学こども学科准教授 |
プロフィール | 1962年札幌市生まれ。明治大学大学院修了。川口短期大学こども学科准教授。明治維新から今日に至るまでの日本の憲法の歴史を連続的かつ幅広く研究。共著に『尾佐竹猛研究』『日本近代法学の巨擘 磯部四郎研究』『近代への架橋』『保育と日本国憲法』『近代日本の専門職とジェンダー』など。 |
名前 | 松下 浩幸 |
---|---|
肩書き | 明治大学農学部教授 |
プロフィール | 大阪府出身。明治大学大学院修了。日本近代文学専攻。〈都市〉〈独身者〉〈ジェンダー〉をキーワードに、近代化と文学表象の関係を考察している。著書に『夏目漱石-Xなる人生-』、共著書に『異文化体験としての大都市』『漱石事典』『漱石文学全注釈 7 三四郎』などがある。 |