講座詳細情報
申し込み締切日:2019-09-27 / その他教養 / 学内講座コード:19270036
神社と祭りの日本精神史
- 開催日
- 10月 5日(土)、10月19日(土)、11月 9日(土)、11月16日(土)、11月30日(土)、12月14日(土)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 6,600円
- 定員
- 100
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
神社信仰とカミ信仰にメスを入れるつもりで、今年の春から取り組んでいる。もちろん個々の神社にはそれぞれの個性と歴史がある。そうした各神社の個性的な歴史を、できうる限りの素材で明らかにしたい。しかしそれが如何に困難な作業であるか、今更ながら思い知る毎日である。2019年2月、韓国のチャンスンの祭りに行った。チャンスンは男女の木像を村の人々が村入口などに立てて祀る、かつては朝鮮半島でごくありふれた祭りだった。チャンスン祭りを見て以来、あまりにも日本の村祭りと共通点が多いことが気になっている。カミ祭りの伝統という点で日本列島と韓国住民とは、おそらく千数百年前はほぼ同じだった。一方、日本には神社という独特な宗教施設が発達し、韓国にある村の祠堂とは大いに性格が異なる。隣り合った国々の精神文化の異同の問題から、もう一度日本の神社を見直してみたいとも思う今日この頃である。
【特記事項】
【共催】杉並区教育委員会
■受講料 6,000円(税別)
【申込方法】 事前予約制です(全席自由、先着100名)
「お電話」か「右上(もしくは右下)の赤いボタン」からお申し込みください。
TEL 03-3296-4423(平日10:30~19:00、土曜10:30~15:30)
○【杉並区在住、在学、在勤の方】
・本講座を受講される18歳以上の杉並区在住、在学、在勤者の方は、受講料は3,000円(税別)です。
・杉並区在住、在学、在勤者の方のお申込は、「電話」「FAX」での受付となります。
(ホームページからの「オンライン申込」では割引特典が受けられせん。)
電 話:03-3296-4423(平日10:30~19:00、土曜10:30~15:30)
FAX:03-3296-4542
○【杉並区在住、在学、在勤の方以外】
「お電話」か「右上(もしくは右下)の赤いボタン」からお申し込みください。
TEL 03-3296-4423
■ この講座は「オープン講座」であり、会員以外の方でもご受講いただけ
ます。※ただし、会員になることはできません。
■受講料は、事前にお支払いが必要です。受付の際に『受講のご案内』をご提示ください。
■和泉キャンパスは、京王線「明大前駅」徒歩5分です。
※予告なく講義内容が変更する場合がございます。
【講義概要】
第1回 10月 5日(土) 伊豆・箱根権現
富士山に関わりの深い神社で、東国・東北における山岳信仰の中心だったのが箱根山の箱根神社と伊豆の熱海にある伊豆山権現。万巻上人による開創から中世の修験道の拠点になる様子を見ていこう。
第2回 10月19日(土) 三島大社
伊豆・箱根と実は切っても切れない存在が三島大社。伊豆国一宮。もともとはカミの国伊豆の火山のカミであったが、いつの頃か現在地に移転した。わずかに残る火山神の面影を探る。
第3回 11月 9日(土) オビシャと村の祭り
千葉県立関宿城博物館でこの時期に開催されている「オビシャ展」が行われている。その企画展での講演をもとに、関東の祭ムラの祭りと村の成立との関係を解き明かす。西日本の宮座と関東のオビシャとの質的な違いから見えてくるものは何か?
第4回 11月16日(土) 日光山と宇都宮神社
関東平野を北から見下ろす雄大な霊山日光山には、二荒山神社がある。江戸幕府を開いた徳川家康は、自らを神として日光山に祭るよう命じ、東照権現として神に祀られた。日光山が関東の守護霊山となる素地はいつ頃から作られたのか?
第5回 11月30日(土) 宗像大社
世界文化遺産に指定された北部九州の大社、宗像大社。絶海の孤島に浮かぶ沖ノ島は、古代の航海の祭りの施設が、今もそのままに残る奇跡の祭祀遺跡だ。宗像三女伸は記紀神話の誓約段で素盞嗚の持ち物から誕生したとされ、また出雲大己貴神との間に生まれたアジスキタカヒコネ神の母としても有名な謎多き神の島である。
第6回 12月14日(土) 阿蘇神社
九州島の中央に鎮座する火山の神山。阿蘇山は火山列島日本を代表する山である。しかし大和の西の辺境にあって、必ずしもその歴史は明らかになっていない。わずかな史料、材料から、その歴史を探る。
神社信仰とカミ信仰にメスを入れるつもりで、今年の春から取り組んでいる。もちろん個々の神社にはそれぞれの個性と歴史がある。そうした各神社の個性的な歴史を、できうる限りの素材で明らかにしたい。しかしそれが如何に困難な作業であるか、今更ながら思い知る毎日である。2019年2月、韓国のチャンスンの祭りに行った。チャンスンは男女の木像を村の人々が村入口などに立てて祀る、かつては朝鮮半島でごくありふれた祭りだった。チャンスン祭りを見て以来、あまりにも日本の村祭りと共通点が多いことが気になっている。カミ祭りの伝統という点で日本列島と韓国住民とは、おそらく千数百年前はほぼ同じだった。一方、日本には神社という独特な宗教施設が発達し、韓国にある村の祠堂とは大いに性格が異なる。隣り合った国々の精神文化の異同の問題から、もう一度日本の神社を見直してみたいとも思う今日この頃である。
【特記事項】
【共催】杉並区教育委員会
■受講料 6,000円(税別)
【申込方法】 事前予約制です(全席自由、先着100名)
「お電話」か「右上(もしくは右下)の赤いボタン」からお申し込みください。
TEL 03-3296-4423(平日10:30~19:00、土曜10:30~15:30)
○【杉並区在住、在学、在勤の方】
・本講座を受講される18歳以上の杉並区在住、在学、在勤者の方は、受講料は3,000円(税別)です。
・杉並区在住、在学、在勤者の方のお申込は、「電話」「FAX」での受付となります。
(ホームページからの「オンライン申込」では割引特典が受けられせん。)
電 話:03-3296-4423(平日10:30~19:00、土曜10:30~15:30)
FAX:03-3296-4542
○【杉並区在住、在学、在勤の方以外】
「お電話」か「右上(もしくは右下)の赤いボタン」からお申し込みください。
TEL 03-3296-4423
■ この講座は「オープン講座」であり、会員以外の方でもご受講いただけ
ます。※ただし、会員になることはできません。
■受講料は、事前にお支払いが必要です。受付の際に『受講のご案内』をご提示ください。
■和泉キャンパスは、京王線「明大前駅」徒歩5分です。
※予告なく講義内容が変更する場合がございます。
【講義概要】
第1回 10月 5日(土) 伊豆・箱根権現
富士山に関わりの深い神社で、東国・東北における山岳信仰の中心だったのが箱根山の箱根神社と伊豆の熱海にある伊豆山権現。万巻上人による開創から中世の修験道の拠点になる様子を見ていこう。
第2回 10月19日(土) 三島大社
伊豆・箱根と実は切っても切れない存在が三島大社。伊豆国一宮。もともとはカミの国伊豆の火山のカミであったが、いつの頃か現在地に移転した。わずかに残る火山神の面影を探る。
第3回 11月 9日(土) オビシャと村の祭り
千葉県立関宿城博物館でこの時期に開催されている「オビシャ展」が行われている。その企画展での講演をもとに、関東の祭ムラの祭りと村の成立との関係を解き明かす。西日本の宮座と関東のオビシャとの質的な違いから見えてくるものは何か?
第4回 11月16日(土) 日光山と宇都宮神社
関東平野を北から見下ろす雄大な霊山日光山には、二荒山神社がある。江戸幕府を開いた徳川家康は、自らを神として日光山に祭るよう命じ、東照権現として神に祀られた。日光山が関東の守護霊山となる素地はいつ頃から作られたのか?
第5回 11月30日(土) 宗像大社
世界文化遺産に指定された北部九州の大社、宗像大社。絶海の孤島に浮かぶ沖ノ島は、古代の航海の祭りの施設が、今もそのままに残る奇跡の祭祀遺跡だ。宗像三女伸は記紀神話の誓約段で素盞嗚の持ち物から誕生したとされ、また出雲大己貴神との間に生まれたアジスキタカヒコネ神の母としても有名な謎多き神の島である。
第6回 12月14日(土) 阿蘇神社
九州島の中央に鎮座する火山の神山。阿蘇山は火山列島日本を代表する山である。しかし大和の西の辺境にあって、必ずしもその歴史は明らかになっていない。わずかな史料、材料から、その歴史を探る。
備考
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 水谷 類 |
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肩書き | 元明治大学文学部兼任講師 |
プロフィール | 日本宗教史・文化史、および民俗学専攻。明治大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。著書:『廟墓ラントウと現世浄土の思想』、『墓前祭祀と聖所のトポロジー』(雄山閣、2009年)、『中世の神社と祭り』(岩田書院、2010年刊)、『墓制・墓標研究の再構築―歴史・考古・民俗学の現場から―』(岩田書院、2010年刊)、『村落・宮座研究の継承と展開』(岩田書院、2011刊)。一宮制、神社と祭り、民間芸能者、遊行の宗教者などを研究対象としながら、日本人の精神世界の形成について考えています。 |