講座詳細情報
申し込み締切日:2019-09-26 / 日本史 / 学内講座コード:19220002
近江・雪野山古墳と4世紀の王権ー古墳時代前期の社会に迫るー 第65回明治大学博物館公開講座考古学ゼミナール
- 開催日
- 10月 4日(金)、10月11日(金)、10月18日(金)、10月25日(金)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 18:00~20:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 5,500円
- 定員
- 100
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
2019年は、滋賀県雪野山古墳の未盗掘の埋葬施設から三角縁神獣鏡などの副葬品が良好な状態で発掘されて30年となり、出土資料が明治大学博物館で10月4日(金)から27日(日)まで、東日本で初めて一括展示されます(P.82 企画展案内参照)。本講座では、当時の発掘調査に参加した古墳時代研究者4名が、雪野山古墳の諸側面に改めて光をあて、古墳時代前期の歴史の中に位置付けたうえで、当時の王権のあり方に迫ります。
【特記事項】
第65回明治大学博物館公開講座考古学ゼミナール
【企画協力】明治大学考古学研究室・滋賀県東近江市教育委員会
写真:石室内の遺物出土状況
※この講座は、割引対象外です。
【講義概要】
第1回 10月 4日(金) 雪野山古墳の墳丘と埋葬施設
他の前期古墳との比較も含めて、墳丘と埋葬施設からみた、前期古墳の中での雪野山古墳の位置づけを行います。
第2回 10月11日(金) 雪野山古墳と4世紀の東日本
4世紀の関東以東の古墳の状況から、東日本と近畿の王権がどのような関係にあったのかを考えます。
第3回 10月18日(金) 雪野山古墳の武器・武具と4世紀の王権
副葬品の武器・武具から、被葬者の性格とそれらを介した4世紀の王権と地域勢力の関係を明らかにします。
第4回 10月25日(金) 雪野山古墳の玉と石製品
雪野山古墳出土の菅玉と石製品に注目し、4世紀初頭の東アジアと倭国の関係を探ります。
2019年は、滋賀県雪野山古墳の未盗掘の埋葬施設から三角縁神獣鏡などの副葬品が良好な状態で発掘されて30年となり、出土資料が明治大学博物館で10月4日(金)から27日(日)まで、東日本で初めて一括展示されます(P.82 企画展案内参照)。本講座では、当時の発掘調査に参加した古墳時代研究者4名が、雪野山古墳の諸側面に改めて光をあて、古墳時代前期の歴史の中に位置付けたうえで、当時の王権のあり方に迫ります。
【特記事項】
第65回明治大学博物館公開講座考古学ゼミナール
【企画協力】明治大学考古学研究室・滋賀県東近江市教育委員会
写真:石室内の遺物出土状況
※この講座は、割引対象外です。
【講義概要】
第1回 10月 4日(金) 雪野山古墳の墳丘と埋葬施設
他の前期古墳との比較も含めて、墳丘と埋葬施設からみた、前期古墳の中での雪野山古墳の位置づけを行います。
第2回 10月11日(金) 雪野山古墳と4世紀の東日本
4世紀の関東以東の古墳の状況から、東日本と近畿の王権がどのような関係にあったのかを考えます。
第3回 10月18日(金) 雪野山古墳の武器・武具と4世紀の王権
副葬品の武器・武具から、被葬者の性格とそれらを介した4世紀の王権と地域勢力の関係を明らかにします。
第4回 10月25日(金) 雪野山古墳の玉と石製品
雪野山古墳出土の菅玉と石製品に注目し、4世紀初頭の東アジアと倭国の関係を探ります。
備考
【教材】
配付資料
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
配付資料
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 佐々木 憲一 |
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肩書き | コーディネータ、明治大学文学部教授 |
プロフィール | 1962年東京生まれ、京都育ち。ハーヴァード大学人類学研究科大学院博士課程修了。2009年より現職。専門は国家形成期の考古学(古墳時代)。主な著書に、『雪野山古墳』(新泉社2004)、『関東の後期古墳群』(共編著、六一書房2007)、『はじめて学ぶ考古学』(共著、有斐閣2011)、『信濃大室積石塚古墳群の研究IV』(共編著、明治大学文学部考古学研究室・六一書房2015)、『霞ケ浦の前方後円墳』(編著、明治大学文学部考古学研究室・六一書房2018)など。 |
名前 | 菊地 芳朗 |
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肩書き | 福島大学行政政策学類教授 |
プロフィール | 1965年宮城県仙台市生まれ。専門は日本考古学、特に古墳時代。 主な研究テーマは、考古学にもとづく日本列島の国家形成過程の研究、およびその広域的・国際的比較。 一方、東日本大震災発生後は、大規模災害後の文化財の救援と保全活用のためのあるべき体制およびその国際的比較にも取り組んでいる。 |
名前 | 松木 武彦 |
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肩書き | 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 教授 |
プロフィール | 1990年、大阪大学院文学研究科博士課程単位取得退学。岡山大学助手・助教授・教授を歴任後、2014年より国立歴史民俗博物館考古研究系教授。 研究テーマは、弥生時代~古墳時代の日本列島史と吉備地域史の考古学的調査研究、戦争と平和の考古学的研究、進化・認知科学を用いた考古学理論の再構築、日本列島およびブリテン島先史社会の比較考古学的研究。 |
名前 | 北條 芳隆 |
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肩書き | 東海大学文学部歴史学科考古学専攻 教授 |
プロフィール | 1960年長野県生まれ。日本考古学を専攻し,前方後円墳の成立過程の研究を通じて倭王権の構造を探っている。主な著書に『古墳時代像を見なおす』(共著,青木書店2000),『考古資料大観 9 石器・石製品・骨角器』(共編著,小学館2002),『網取遺跡・カトゥラ貝塚の研究』(編著,東海大学2007)ほか多数。 |
名前 | 忽那 敬三 |
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肩書き | コーディネータ、明治大学博物館学芸員 |
プロフィール | 1975年静岡生まれ。大阪大学大学院博士課程前期修了。岡山大学埋蔵文化財調査研究センター助手を経て現職(考古部門担当)。埋葬に関わる遺物や遺跡から、弥生・古墳時代の家族や祭祀のありかたを復元する研究に取り組む。おもな著作に、「ゴーランドが見た古墳と明治期の日本」(『古代学研究』196,2012)、「弥生人のライフプロセス」(同成社『弥生時代の考古学』9,2011)、『王の埴輪-玉里舟塚古墳の埴輪群-』(2010)など。 |