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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-05-01 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:19120059

「文化」から見る中国史2 神話時代から歴史時代へ

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月 9日(木)、5月16日(木)、5月30日(木)、6月13日(木)、6月27日(木)、7月11日(木)
講座回数
6回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
14,000円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
中国は現在、歴史上かつてないレベルで急激に膨張、肥大化を続けています。この国はいったいどう変わっていくか。この現実を見極めるために、改めて中国史を見直し、本質を理解することが求められています。
そうした問題意識のもと、本講座では従来とはちがう立場、「文化」という視座から中国史に踏みこみます。本講座でいう「文化」とは文学や芸術などに限定されない、人類が歴史上にのこした「営みや足跡」すべてを「文化的所産」とみなす立場です。ここから縦横に広がる中国史に筋道をつけ、その本質に迫ります。
今期はまず、「中国」の神話の時代を取り上げ、そこから夏・殷・周三代の歴史時代に踏み込み、甲骨文字の発見や遺跡発掘の成果に言及します。ついで春秋時代を動かし、多くの故事を残した覇者に目を向け、その歴史的役割を問題にします。

【特記事項】
清末(1904年)殷墟出土の甲骨文字(高さ32.2cm)

【講義概要】
第1回 5月 9日(木) 中国の神話と洪水伝説
中国の神話は様々な地域性や民族性が混在して成立する。その構造を考察し洪水伝説におよぶ。

第2回 5月16日(木) 三皇五帝の時代――伏羲や女?、黄帝や堯舜たち
中国の基を築いたとされる伝説上の聖王たち。かれらはどのような存在として描かれるか、その全容を把握する。

第3回 5月30日(木) 『史記』から読み解く夏殷周と考古発掘遺跡
歴史時代に踏み込んだ夏殷周三代の流れを司馬遷の『史記』を軸に読み解き、今日の考古発掘の成果と重ねる。

第4回 6月13日(木) 甲骨文字の発見と殷の祭政一致の政治
甲骨文字の発見の顛末、解読によって明かされた殷の祭政一致の実相について取り上げる。

第5回 6月27日(木) 西周の成立と封建制
周(西周)が成立した背景、殷に代わって権力を握った経緯、諸侯と結んだ「封建制」の意味などを考える。

第6回 7月11日(木) 春秋時代の覇者――斉の桓公・晋の文公(重耳)から呉越まで
春秋時代(前770-前403)を動かした覇者たちの動きを、多くのエピソードを交えながら明らかにする。

備考

【教材】
配付資料
授業中に参考文献を紹介

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 氣賀澤 保規
肩書き 元明治大学文学部教授・博士(文学)、明治大学東アジア石刻文物研究所所長、(公財)東洋文庫研究員
プロフィール 京都大学文学部卒業。同大学院修了。1995年より現職。専門は、中国魏晋南北朝から隋唐時代にかけての政治社会文化史。主著に『府兵制の研究』(同朋舎、明治大学学術奨励賞受賞)、『則天武后』(白帝社)、『中国の歴史12、絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社)、『遣隋使がみた風景』(八木書店)「中国中世仏教石刻の研究」(勉誠出版)など。
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