講座詳細情報
申し込み締切日:2018-09-28 / その他教養 / 学内講座コード:18270030
神社と祭りの日本精神史
- 開催日
- 10月 6日(土)、10月20日(土)、11月10日(土)、11月24日(土)、12月 8日(土)、12月22日(土)、 1月12日(土)、 1月26日(土)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 8,000円
- 定員
- 112
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
八百万の神が棲むという日本列島。大きな神社、小さな神社、有名な神社、あまり知られていない神社。もちろんそれぞれに謎めいた、意味深い歴史があります。そんな多様な神社と神々の物語を、資料の許す限り説き起こします。神社には神事・祭りがつきものですね。祭りは神々の始原を蘇らせ、永遠回帰を実現する神社のもっとも大切な活動です。
一方、開創縁起は、神々と人々とが出会ったきっかけを神話化したもの。祭りは開創神話を「生き直す」ものです。祭りと神話を丹念に読み解きながら、日本列島における神々の歴史を紐解きます。
【特記事項】
【共催】杉並区教育委員会
【申込方法】事前予約制となります(全席自由、先着100名)。
「お電話」か「右上(もしくは右下)の赤いボタン」からお申し込みください。
TEL 03-3296-4423(平日10:30~19:00、土曜10:30~15:30)
■この講座は「オープン講座」であり、会員以外の方でもご受講いただけます。
※ただし、会員になることはできません。
■受講料は事前にお支払いが必要です。受付の際に『受講のご案内』をご提示ください。
■和泉キャンパスは、京王線「明大前駅」徒歩5分です。
○【杉並区在住、在学、在勤の方】
・本講座を受講される18歳以上の杉並区在住、在学、在勤者の方は、受講料は4,000円です。
・杉並区在住、在学、在勤者の方のお申込は、「電話」「FAX」での受付となります。
(ホームページからの「オンライン申込」では割引特典が受けられせん。)
電 話:03-3296-4423(平日10:30~19:00、土曜10:30~15:30)
FAX:03-3296-4542
○【杉並区在住、在学、在勤の方以外】
「お電話」か「右上(もしくは右下)の赤いボタン」からお申し込みください。
TEL 03-3296-4423
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 10月 6日(土) 出雲大社とまぼろしの出雲王国
古代出雲は、謎の多さにおいても圧倒的である。記紀神話、特に『古事記』に採録された豊富な説話群と、ほぼ完全な形で残されている『出雲国風土記』があるにも関わらず、古代出雲の本当の姿は今も霧の中だ。
第2回 10月20日(土) 賀茂上・下神社
京都を代表する神社。賀茂の神が脚光を浴びるようになったのは桓武天皇による平安遷都から。それまでの賀茂の神は、大和国葛城地方から移動してきた加茂氏の神。丹塗矢伝説の読み解きから、日本古来の神祇観を読み解く。
第3回 11月10日(土) 住吉大社
住吉の神は神話上で、朝鮮半島進出を神功皇后に示唆する軍事の神。9世紀ごろに制作された「住吉大社神代記」の読み解きから、古代の神社創祀神話の世界に踏み込んでいく。
第4回 11月24日(土) 熱田神宮
東海の名社。草薙剣をご神体とする古社だが、自社の古記録がほとんど残っていない。新たな神話を形成し、再起を目指そうとした神社の歴史的な活動の姿を追う。
第5回 12月 8日(土) 諏訪大社
諏訪上社二社と諏訪下社二社がある。有名な御柱祭りからはこの神の真の姿は分からない。御射山祭と御船祭から、謎に包まれたこの独自な神とその信仰に迫る。
第6回 12月22日(土) 都々古別神社(奥州一宮)
常陸・下野・岩城の三国にまたがる八溝山の神で、古くは広大な奥州全域の一宮だったと伝える。御枡回しという古式の祭があり、穀霊の祭かそれとも新嘗の祭か、映像を見ながら考える。
第7回 1月12日(土) 宇佐八幡宮(1)
全国の八幡社の本社。八幡神信仰は、奈良時代末期から平安時代にかけての日本の神祇信仰に革命をもたらした。移動する神、託宣する神、身体を現わす神。八幡神信仰の成立を、歴史史料から跡付ける。
第8回 1月26日(土) 宇佐八幡宮(2)
神社と神の姿は歴史史料だけでは捉えられない。宇佐八幡宮には開創縁起「八幡大菩薩縁起」がある。歴史と神話のはざまにあって、ゆらぎながらもその実体を秘めている中世神話を解き明かす。
八百万の神が棲むという日本列島。大きな神社、小さな神社、有名な神社、あまり知られていない神社。もちろんそれぞれに謎めいた、意味深い歴史があります。そんな多様な神社と神々の物語を、資料の許す限り説き起こします。神社には神事・祭りがつきものですね。祭りは神々の始原を蘇らせ、永遠回帰を実現する神社のもっとも大切な活動です。
一方、開創縁起は、神々と人々とが出会ったきっかけを神話化したもの。祭りは開創神話を「生き直す」ものです。祭りと神話を丹念に読み解きながら、日本列島における神々の歴史を紐解きます。
【特記事項】
【共催】杉並区教育委員会
【申込方法】事前予約制となります(全席自由、先着100名)。
「お電話」か「右上(もしくは右下)の赤いボタン」からお申し込みください。
TEL 03-3296-4423(平日10:30~19:00、土曜10:30~15:30)
■この講座は「オープン講座」であり、会員以外の方でもご受講いただけます。
※ただし、会員になることはできません。
■受講料は事前にお支払いが必要です。受付の際に『受講のご案内』をご提示ください。
■和泉キャンパスは、京王線「明大前駅」徒歩5分です。
○【杉並区在住、在学、在勤の方】
・本講座を受講される18歳以上の杉並区在住、在学、在勤者の方は、受講料は4,000円です。
・杉並区在住、在学、在勤者の方のお申込は、「電話」「FAX」での受付となります。
(ホームページからの「オンライン申込」では割引特典が受けられせん。)
電 話:03-3296-4423(平日10:30~19:00、土曜10:30~15:30)
FAX:03-3296-4542
○【杉並区在住、在学、在勤の方以外】
「お電話」か「右上(もしくは右下)の赤いボタン」からお申し込みください。
TEL 03-3296-4423
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 10月 6日(土) 出雲大社とまぼろしの出雲王国
古代出雲は、謎の多さにおいても圧倒的である。記紀神話、特に『古事記』に採録された豊富な説話群と、ほぼ完全な形で残されている『出雲国風土記』があるにも関わらず、古代出雲の本当の姿は今も霧の中だ。
第2回 10月20日(土) 賀茂上・下神社
京都を代表する神社。賀茂の神が脚光を浴びるようになったのは桓武天皇による平安遷都から。それまでの賀茂の神は、大和国葛城地方から移動してきた加茂氏の神。丹塗矢伝説の読み解きから、日本古来の神祇観を読み解く。
第3回 11月10日(土) 住吉大社
住吉の神は神話上で、朝鮮半島進出を神功皇后に示唆する軍事の神。9世紀ごろに制作された「住吉大社神代記」の読み解きから、古代の神社創祀神話の世界に踏み込んでいく。
第4回 11月24日(土) 熱田神宮
東海の名社。草薙剣をご神体とする古社だが、自社の古記録がほとんど残っていない。新たな神話を形成し、再起を目指そうとした神社の歴史的な活動の姿を追う。
第5回 12月 8日(土) 諏訪大社
諏訪上社二社と諏訪下社二社がある。有名な御柱祭りからはこの神の真の姿は分からない。御射山祭と御船祭から、謎に包まれたこの独自な神とその信仰に迫る。
第6回 12月22日(土) 都々古別神社(奥州一宮)
常陸・下野・岩城の三国にまたがる八溝山の神で、古くは広大な奥州全域の一宮だったと伝える。御枡回しという古式の祭があり、穀霊の祭かそれとも新嘗の祭か、映像を見ながら考える。
第7回 1月12日(土) 宇佐八幡宮(1)
全国の八幡社の本社。八幡神信仰は、奈良時代末期から平安時代にかけての日本の神祇信仰に革命をもたらした。移動する神、託宣する神、身体を現わす神。八幡神信仰の成立を、歴史史料から跡付ける。
第8回 1月26日(土) 宇佐八幡宮(2)
神社と神の姿は歴史史料だけでは捉えられない。宇佐八幡宮には開創縁起「八幡大菩薩縁起」がある。歴史と神話のはざまにあって、ゆらぎながらもその実体を秘めている中世神話を解き明かす。
備考
【教材】
配付資料
配付資料
講師陣
名前 | 水谷 類 |
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肩書き | 元明治大学文学部兼任講師 |
プロフィール | 日本宗教史・文化史、および民俗学専攻。明治大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。著書:『廟墓ラントウと現世浄土の思想』、『墓前祭祀と聖所のトポロジー』(雄山閣、2009年)、『中世の神社と祭り』(岩田書院、2010年刊)、『墓制・墓標研究の再構築―歴史・考古・民俗学の現場から―』(岩田書院、2010年刊)、『村落・宮座研究の継承と展開』(岩田書院、2011刊)。一宮制、神社と祭り、民間芸能者、遊行の宗教者などを研究対象としながら、日本人の精神世界の形成について考えています。 |