大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座趣旨】
一般的に認識の薄い「がんと遺伝の関係性」。特に、患者数が少ない希少疾患の場合、自ら声を上げないと状況が改善しないという背景があり、正しい情報は伝わりにくい現状にある。
しかしながら、近年、病に直面しながらも道を切り開こうとする患者たちの取り組み治療や検査を受けるだけでなく、患者やその家族が病気の研究への参加や、法整備にかかわる動きが拡大している。
この講座では、我が国のセルフメディケーションの推進の一翼を担っている上原征彦日本ヘルスケア学会学会長をコーディネータに、実体験から「遺伝性乳がん卵巣がん」と向き合う太宰牧子一般社団法人ゲノム医療当事者団体連合会 理事長をお招きし、「がんと遺伝」への正しい知識と理解を深めます。

【特記事項】
【申込方法】事前予約制となります(全席自由、先着200名)。
「お電話」か「右上(もしくは右下)の赤いボタン」からお申し込みください。
TEL 03-3296-4423(平日10:30～19:00、土曜10:30～15:30)

■この講座は「オープン講座」であり、会員以外の方でもご受講いただけます。
※ただし、会員になることはできません。

■受講料は、事前にお支払が必要です。

■会場:明治大学 駿河台キャンパス リバティタワー1階1012教室です。教室に直接お越しください。
※駿河台キャンパスは、JR「御茶ノ水駅」徒歩3分、丸ノ内線「御茶ノ水駅」徒歩3分、千代田線「新御茶ノ水駅」徒歩5分、新宿線・半蔵門線・三田線「神保町駅」徒歩5分です。

■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

【講義概要】
第1回 11月24日(土) がんと遺伝を正しく知る ～遺伝性乳がん卵巣がんと向き合う～

【教材】
配付資料

名前	上原 征彦
肩書き	コーディネータ、元明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科教授、昭和女子大学現代ビジネス研究所特命教授
プロフィール	1968年東京大学経済学部卒業。日本勧業銀行、財団法人流通経済研究所、明治学院大学教授、明治大学専門職大学院教授を経て現職。この間、ペンシルベニア大学ウォートン校の客員教授として取引慣行の日米比較研究を行った。2002年より財団法人流通経済研究所理事、2010年～2015年理事長。著書:『経営戦略とマーケティングの新展開』(誠文堂新光社)、『マーケティング戦略論』(有斐閣)など多数。

名前	太宰 牧子
肩書き	NPO法人 クラ ヴィスアルクス 理事長、(一社)ゲノム医療 当事者団体連合会 理事長
プロフィール	1968 年東京都大田区生まれ。2011 年に左乳がんを発症。2008 年に当時40 歳だった実姉を卵巣がんで亡くしたこともあり、術前に遺伝子検査を受けることを決意。BRCA1 遺伝子に変異が認められ、遺伝性乳がん卵巣がんと診断される。術後3 年を経過した2014 年に、日本ではじめて遺伝性乳がん卵巣がんの当事者会(患者会)を立ち上げ、2015年10 月には東京都よりNPO 法人として認証を受ける。現在は全国各地で医療者と当事者を結ぶネットワーク作りと、先進医療、保険収載、法整備に向けて社会的環境整備の体制作りを進めている。