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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-10-19 / 日本史 / 学内講座コード:18220065

帝銀事件と陸軍登戸研究所 70年前に起きた毒殺事件と日本陸軍との関わり

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 生田キャンパス(神奈川県)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月27日(土)、11月10日(土)、11月24日(土)、12月 1日(土)、12月15日(土)
講座回数
5回
時間
10:30~12:00
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
10,000円
定員
45
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
戦後の混乱もさめやらぬ1948(昭和23)年1月26日、帝国銀行椎名町支店に「近くで赤痢が発生したので、GHQの指示で予防薬を呑んでほしい」と語る一人の男性が現れ、行員ら12名を毒殺し、現金・小切手を奪うという前代未聞の事件が発生した。この事件は、生き残った人々の証言から、犯人が薬品を使い慣れていたこと、きわめて冷静に犯行をおこなったことなどの理由で、当初は旧日本陸軍関係者(731部隊など)の犯行が疑われ、警視庁もその方向で捜査をおこなっていた。ところが、捜査はGHQの介入などで思わぬ方向に進展し、画家・平沢貞通の逮捕、死刑判決へと進む。今年は、この帝銀事件から70年目にあたり、明治大学平和教育登戸研究所資料館においても「帝銀事件と登戸研究所」をテーマに11月から企画展を開催する。本講座では、帝銀事件で使用された特殊な毒薬と登戸研究所所員・伴繁雄の証言に焦点をしぼり、帝銀事件と登戸研究所、旧陸軍のその他の秘密組織との関係を、一般には未公開の資料を紹介しながら、その真相にせまりたい。

【特記事項】
【川崎市教育委員会連携事業】

◆入会金無料講座◆
2018年度に「生田キャンパス」で実施する講座にお申込の方に限り、入会金3,000円(3年度間有効)が無料になります。
※既に他講座で入会手続をされた方には適用できませんので、ご了承下さい。
※オープン講座は対象外になりますのでご了承下さい。
※講座が不開講となった場合、講座をキャンセルされた場合は、入会いただけません。

【講義概要】
第1回 10月27日(土) 帝銀事件とは何か
事件の概要、裁判の経過、争点を整理する

第2回 11月10日(土) 『甲斐文書』(捜査手記)に記述されたこと
捜査係長・甲斐文助が残した捜査手記から警視庁の捜査の内実を探る

第3回 11月24日(土) 青酸ニトリールか青酸カリか:捜査・裁判段階における伴繁雄証言
登戸研究所第二科班長による証言の変更

第4回 12月 1日(土) 平沢貞通死刑囚の獄死と事件の真相
平沢死刑囚の獄死後における伴繁雄証言

第5回 12月15日(土) 登戸研究所資料館企画展見学
企画展「帝銀事件と登戸研究所」の展示を解説する

備考

【教材】
配付資料

講師陣

名前 山田 朗
肩書き コーディネータ、明治大学文学部教授・平和教育登戸研究所資料館館長
プロフィール 1956年大阪府生まれ。1985年東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。日本現代史・軍事史を専攻。主な著書として、『大元帥・昭和天皇』(1994年)、『軍備拡張の近代史』(1997年)、『世界史の中の日露戦争』(2009年)など。
名前 渡辺 賢二
肩書き 元明治大学文学部兼任講師、平和教育登戸研究所資料館展示専門委員
プロフィール 1943年生まれ 日本近現代史・歴史教育論を専攻。主な著書:『平和のための「戦争論」』(1999年)、『風刺マンガでまなぶ日本近現代史』(1999年)、『陸軍登戸研究所と謀略戦』(2012年)など。共著『登戸研究所から考える戦争と平和』(2011年)など。
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