講座詳細情報
申し込み締切日:2018-09-26 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:18220057
マンダラとは何か マンダラを歴史・教義にとどまらず、21世紀を生きる智恵として学びます
- 開催日
- 10月 4日(木)、10月11日(木)、10月18日(木)、10月25日(木)、11月 8日(木)、11月15日(木)、11月22日(木)、11月29日(木)、12月 6日(木)、12月13日(木)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 25,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
マンダラは、インド仏教の最終走者として登場した密教が、最高真理を瞬間的に把握するために開発したアイテムです。本講座では、まずマンダラを開発した密教の歴史と教義について、できるかぎりわかりやすく、丁寧に解説します。つぎにインドにおける展開、チベットにおける発展、日本における新たな創造に注目します。さらに日本密教の開祖、空海がマンダラに込めた思想と実践をメインテーマとして論じた後、日本独特のマンダラについても詳しく見ていきます。実はマンダラによく似た聖なる図形は世界中にあり、マンダラが普遍性を秘めていることを物語ります。この点に気付いたのが精神医学者のユングでした。ユングが発明した「マンダラ塗り絵」もとりあげ、実践も試みます。講座の最終目的は、21世紀を生き抜く智恵をマンダラから学びとることにあります。
【講義概要】
第1回 10月 4日(木) マンダラ研究の現状
マンダラの定義・最新の研究動向・世界中にあるマンダラ型図形がもつ意味・なぜ世界中にあるのか?
第2回 10月11日(木) 密教とは何か
悟りの内実とは・初期仏教から大乗仏教へ・大乗仏教から密教へ・密教の定義・密教の実践法
第3回 10月18日(木) マンダラ誕生
マンダラの起源・最初期のマンダラ・地面に描かれたマンダラ・心の中に描かれたマンダラ
第4回 10月25日(木) チベットのマンダラ
マンダラの宝庫チベット・極限まで展開したマンダラ群・仏塔そのものがマンダラ
第5回 11月 8日(木) 胎蔵マンダラ
『大日経』の思想・「胎蔵」とはなにを意味するのか?・大乗仏教から密教への橋渡し・胎蔵マンダラの構造と意味
第6回 11月15日(木) 金剛界マンダラ
『金剛頂経』の思想・「金剛界」とはなにを意味するのか?・完全な密教経典・金剛界マンダラの構造と意味
第7回 11月22日(木) 空海のマンダラ論
空海の密教・「両部」=二つのマンダラは両立する・胎蔵マンダラと金剛界マンダラの融合と使い分け
第8回 11月29日(木) 日本化するマンダラ
マンダラの日本化とはなにか?・密教修法の世界・別尊曼荼羅・宮曼荼羅・参詣曼荼羅
第9回 12月 6日(木) ユングのマンダラ論
西欧のマンダラ研究とユング・ユングとマンダラとの出会い・ユングのマンダラ理解は○か×か?
第10回 12月13日(木) 21世紀を生き抜く智恵としてのマンダラ
マンダラからなにを学ぶか?・マンダラから学ぶ世界とわたしの関係・実践法としての「マンダラ塗り絵」
マンダラは、インド仏教の最終走者として登場した密教が、最高真理を瞬間的に把握するために開発したアイテムです。本講座では、まずマンダラを開発した密教の歴史と教義について、できるかぎりわかりやすく、丁寧に解説します。つぎにインドにおける展開、チベットにおける発展、日本における新たな創造に注目します。さらに日本密教の開祖、空海がマンダラに込めた思想と実践をメインテーマとして論じた後、日本独特のマンダラについても詳しく見ていきます。実はマンダラによく似た聖なる図形は世界中にあり、マンダラが普遍性を秘めていることを物語ります。この点に気付いたのが精神医学者のユングでした。ユングが発明した「マンダラ塗り絵」もとりあげ、実践も試みます。講座の最終目的は、21世紀を生き抜く智恵をマンダラから学びとることにあります。
【講義概要】
第1回 10月 4日(木) マンダラ研究の現状
マンダラの定義・最新の研究動向・世界中にあるマンダラ型図形がもつ意味・なぜ世界中にあるのか?
第2回 10月11日(木) 密教とは何か
悟りの内実とは・初期仏教から大乗仏教へ・大乗仏教から密教へ・密教の定義・密教の実践法
第3回 10月18日(木) マンダラ誕生
マンダラの起源・最初期のマンダラ・地面に描かれたマンダラ・心の中に描かれたマンダラ
第4回 10月25日(木) チベットのマンダラ
マンダラの宝庫チベット・極限まで展開したマンダラ群・仏塔そのものがマンダラ
第5回 11月 8日(木) 胎蔵マンダラ
『大日経』の思想・「胎蔵」とはなにを意味するのか?・大乗仏教から密教への橋渡し・胎蔵マンダラの構造と意味
第6回 11月15日(木) 金剛界マンダラ
『金剛頂経』の思想・「金剛界」とはなにを意味するのか?・完全な密教経典・金剛界マンダラの構造と意味
第7回 11月22日(木) 空海のマンダラ論
空海の密教・「両部」=二つのマンダラは両立する・胎蔵マンダラと金剛界マンダラの融合と使い分け
第8回 11月29日(木) 日本化するマンダラ
マンダラの日本化とはなにか?・密教修法の世界・別尊曼荼羅・宮曼荼羅・参詣曼荼羅
第9回 12月 6日(木) ユングのマンダラ論
西欧のマンダラ研究とユング・ユングとマンダラとの出会い・ユングのマンダラ理解は○か×か?
第10回 12月13日(木) 21世紀を生き抜く智恵としてのマンダラ
マンダラからなにを学ぶか?・マンダラから学ぶ世界とわたしの関係・実践法としての「マンダラ塗り絵」
備考
【教材】
・配付資料
・正木晃『マンダラを生きる』(NHK出版、2018年)920円+税
※教材費は受講料に含まれます。
・配付資料
・正木晃『マンダラを生きる』(NHK出版、2018年)920円+税
※教材費は受講料に含まれます。
講師陣
名前 | 正木 晃 |
---|---|
肩書き | 慶應義塾大学非常勤講師 |
プロフィール | 1953年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター客員助教授、中京女子大学助教授などを経て、現在は慶應義塾大学文学部非常勤講師。専門領域は宗教学。日本とチベットの仏教や修験道を中心に、修行における心身の変容、宗教図像学などを研究。また仏教の智恵を現代に再生し利用する各種の企画を立案し実践する。 |
名前 | 林 雅彦 |
---|---|
肩書き | コーディネータ、明治大学名誉教授 |
プロフィール | 1944年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専攻は説話文学・絵解き、アジアの宗教民俗学。単著・共著・編著に『日本の絵解き―資料と研究』、『絵解きの東漸』、『日本における民衆と宗教』、『「生と死」の東西文化史』『唱導文化の比較研究』など多数。絵解き研究で第6回日本古典文学会賞受賞。説話文学会代表委員、国際熊野学会代表委員を歴任。新宮市市政功労者。 |
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