講座詳細情報
申し込み締切日:2018-10-18 / 日本史 / 学内講座コード:18220005
ウィリアム・ガウランドと日本の古墳研究 第63回明治大学博物館公開講座考古学ゼミナール
- 開催日
- 10月26日(金)、11月 9日(金)、11月16日(金)、11月30日(金)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 18:00~20:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 5,000円
- 定員
- 100
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
今から146年前の1872(明治4)年、新設された大阪・造幣寮の技師として招聘されたウィリアム・ガウランド(William Gowland,1842-1922)は、日本の近代化に貢献しつつ、登山など文化面でも足跡を残しました。なかでも、彼がもっとも情熱を傾けたのが日本各地に分布する古墳の調査と研究でした。2003年に後藤和雄氏とヴィクター・ハリス氏によって古墳を記録した写真の存在が発表されたことをきっかけに、大英博物館に収蔵されている数百点のガウランド・コレクションへの関心が高まり、日英の研究者グループ・Gowland Projectによる調査が2011年から行われてきました。プロジェクトによるさまざまな成果から、大英博物館というタイムカプセルに残されたガウランドの「学術の遺産」を読み解きます。
【特記事項】
第63回明治大学博物館公開講座考古学ゼミナール
【協力】日英共同研究グループ・Gowland Project
※この講座は、割引対象外です。
【講義概要】
第1回 10月26日(金) ウィリアム・ガウランド-その生涯と古墳研究
造幣局での業績、登山、写真に代表される古墳研究など、その人物像と事績について紹介します。
第2回 11月 9日(金) ガウランドが伝えた「遺産」-京都府鹿谷古墳群の記録と出土資料-
大英博物館所蔵ガウランド・コレクションの調査によって明らかになった鹿谷古墳群の最新成果を紹介します。
第3回 11月16日(金) ガウランドの「ドルメン」研究とその協力者たち
古墳研究の契機と協力者たちの存在、さらに日本で学んだ知識を生かしてどのように「ドルメン」研究を進めたのかを紹介します。
第4回 11月30日(金) 日本の古墳研究第一人者としてのガウランド
墳丘の調査、分布、文献を総合的に検討し、古墳と王権の関係を見出した先見的な研究について紹介します。
今から146年前の1872(明治4)年、新設された大阪・造幣寮の技師として招聘されたウィリアム・ガウランド(William Gowland,1842-1922)は、日本の近代化に貢献しつつ、登山など文化面でも足跡を残しました。なかでも、彼がもっとも情熱を傾けたのが日本各地に分布する古墳の調査と研究でした。2003年に後藤和雄氏とヴィクター・ハリス氏によって古墳を記録した写真の存在が発表されたことをきっかけに、大英博物館に収蔵されている数百点のガウランド・コレクションへの関心が高まり、日英の研究者グループ・Gowland Projectによる調査が2011年から行われてきました。プロジェクトによるさまざまな成果から、大英博物館というタイムカプセルに残されたガウランドの「学術の遺産」を読み解きます。
【特記事項】
第63回明治大学博物館公開講座考古学ゼミナール
【協力】日英共同研究グループ・Gowland Project
※この講座は、割引対象外です。
【講義概要】
第1回 10月26日(金) ウィリアム・ガウランド-その生涯と古墳研究
造幣局での業績、登山、写真に代表される古墳研究など、その人物像と事績について紹介します。
第2回 11月 9日(金) ガウランドが伝えた「遺産」-京都府鹿谷古墳群の記録と出土資料-
大英博物館所蔵ガウランド・コレクションの調査によって明らかになった鹿谷古墳群の最新成果を紹介します。
第3回 11月16日(金) ガウランドの「ドルメン」研究とその協力者たち
古墳研究の契機と協力者たちの存在、さらに日本で学んだ知識を生かしてどのように「ドルメン」研究を進めたのかを紹介します。
第4回 11月30日(金) 日本の古墳研究第一人者としてのガウランド
墳丘の調査、分布、文献を総合的に検討し、古墳と王権の関係を見出した先見的な研究について紹介します。
備考
【教材】
配付資料
配付資料
講師陣
名前 | 忽那 敬三 |
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肩書き | 明治大学博物館学芸員(考古部門)、コーディネータ |
プロフィール | 1975年静岡生まれ。大阪大学大学院博士課程前期修了。岡山大学埋蔵文化財調査研究センター助手を経て現職(考古部門担当)。埋葬に関わる遺物や遺跡から、弥生・古墳時代の家族や祭祀のありかたを復元する研究に取り組む。おもな著作に、「ゴーランドが見た古墳と明治期の日本」(『古代学研究』196,2012)、「弥生人のライフプロセス」(同成社『弥生時代の考古学』9,2011)、『王の埴輪-玉里舟塚古墳の埴輪群-』(2010)など。 |
名前 | 島田 和高 |
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肩書き | 明治大学博物館学芸員(考古部門)、コーディネータ |
プロフィール | 明治大学大学院博士後期課程中退。専門は旧石器時代の考古学。明治大学博物館学芸員として考古部門を担当する。現在は、石器時代の黒曜石資源開発史や日本列島における現代人の定着に関する考古学的研究を推進。 |
名前 | 諫早 直人 |
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肩書き | 京都府立大学文学部准教授 |
プロフィール | 騎馬文化を中心に、朝鮮半島・日本列島の古代国家形成に果たした相互交渉の実態について考古学の立場から研究。おもな著作に『海を渡った騎馬文化 馬具からみた古代東北アジア』風響社(2010)、『古代東北アジアにおける騎馬文化の考古学的研究』雄山閣(2012)、『古代東北アジアにおける金工品の生産・流通構造に関する考古学的研究』奈良文化財研究所(2018)などがある。 |
名前 | 富山 直人 |
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肩書き | 神戸市教育委員会学芸員 |
プロフィール | 1960年兵庫県生まれ。専門は横穴式石室研究並びに古墳時代の地域間交流に基づく比較考古学研究。横穴式石室の研究に伴い2004年より大英博物館でのガウランドコレクションの調査に従事。主な著作に『古墳時代社会の比較考古学』2017同成社、「ガウランドと鹿谷古墳-大英博物館所蔵資料の調査から-」『日本考古学』28,2009、「ゴーランドと黎明期の古墳研究」(上)(下)『古代学研究』203・204,2014、「ナウマンと土佐の古墳」『日本考古学』45,2018。 |
名前 | 一瀬 和夫 |
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肩書き | 京都橘大学文学部歴史遺産学科教授 |
プロフィール | 1957年大阪生まれ。考古学と博物館学。前方後円墳と埴輪、古代船と石器時代の住居。博物館教育とワークショップの展開。主な著作に『古墳時代のシンボル・仁徳陵古墳』2009新泉社、『巨大古墳の出現・仁徳朝の全盛』2011文英堂、『古墳時代の考古学』第5巻/「総論/船・ソリ」2012同成社、『百舌鳥・古市古墳群 東アジアのなかの巨大古墳群』2016同成社。 |