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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-09-17 / 日本史:世界史 / 学内講座コード:18220002

東アジアの文化交流 奈良時代篇:渡来僧の活動と実態をさぐる

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
9月25日(火)、10月16日(火)、10月30日(火)、11月 6日(火)、11月20日(火)、12月 4日(火)、12月18日(火)
講座回数
7回
時間
17:00~18:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
17,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
日本の仏教公伝は、百済の聖明王、そして文字の伝来は百済からの渡来人王仁に代表されるのをはじめとして、政治・外交・宗教・経済など、あらゆる文化面において朝鮮半島からの渡来人たちの役割は、古代日本の社会の進展と文化の発展に大きな影響を与えました。特に朝鮮半島からの渡来僧や渡来系の僧侶たちは、聖徳太子の師となった慧慈をはじめ、慧聰・観勒・道昭・慧灌・行基・良弁など、奈良仏教成立において大きく貢献しました。本講座では、奈良時代における仏教伝来をめぐって、記紀・典籍・縁起・説話集などの関連資料を通して、渡来僧や留学僧の活動と実態を考察し、東アジアの文化交流と伝播及び影響関係について、理解を深めて行きたいと思います。また渡来僧と関連する寺社巡りのフィールドワーク(自由参加)を計画しています。

【講義概要】
第1回 9月25日(火) 古代の日韓仏教交流
6世紀半ばの欽明天皇の時代に百済の聖明王から古代日本への仏教公伝をめぐって説明する。

第2回 10月16日(火) 聖徳太子の師・慧慈
高句麗から渡来し、太子の師となり、伊予国への清遊から二人の交流の深かったことを窺い知る。

第3回 10月30日(火) 紙・墨の伝来と曇徴
推古朝に渡来し、紙・墨などを伝えた高句麗僧・曇徴と法隆寺金堂壁画の作者について解説する。

第4回 11月 6日(火) 三論宗の祖師・慧灌
慧灌は三論宗の開祖となり、奈良の般若寺・群馬の水澤観世音などを建立して三論の弘通につとめた。

第5回 11月20日(火) 智蔵の漢詩と老荘思想
智蔵は三論宗の二伝の祖師で、日本最初の詩僧として『懐風藻』など漢文学に及ぼした影響は大きい。

第6回 12月 4日(火) 日本最初の僧正・観勒
百済から観勒が来朝し、渡来系の人々に暦法・天文地理などを学習させ、実施されるようになった。

第7回 12月18日(火) 法相宗の祖師・道昭
道昭の俗性は船連で白雉4年(653)に入唐し、直接玄奘に学んで帰朝して法相宗第一伝とされる。

備考

【教材】
配付資料

講師陣

名前 金 任仲
肩書き 明治大学文学部兼任講師
プロフィール 明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。主な著書・論文に『西行和歌と仏教思想』(笠間書院)、『放浪、遍歴、乞食行脚』(創元社、共著)、『日本文芸思潮史論叢』(ぺりかん社、共著)、「古代日本と朝鮮渡来文化―高麗神社と聖天院をめぐって」(『文芸研究』109号、2009)、「西行における華厳思想と和歌」(『文芸研究』115号、2011)、「新羅僧義湘と善妙の説話」(『文芸研究』118号、2012)、「『唐法蔵致新羅義湘書』の書簡をめぐって」(『淵民学志』19輯、2013)など。
名前 林 雅彦
肩書き コーディネータ、明治大学名誉教授
プロフィール 1944年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専攻は説話文学・絵解き、アジアの宗教民俗学。単著・共著・編著に『日本の絵解き―資料と研究』、『絵解きの東漸』、『日本における民衆と宗教』、『「生と死」の東西文化史』『唱導文化の比較研究』など多数。絵解き研究で第6回日本古典文学会賞受賞。説話文学会代表委員、国際熊野学会代表委員を歴任。新宮市市政功労者。
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