講座詳細情報
申し込み締切日:2018-05-04 / その他教養 / 学内講座コード:18120076
陸軍登戸研究所第二科の謎にせまる 登戸研究所における暗殺用毒物・薬物・生物兵器・スパイ用品の開発
- 開催日
- 5月12日(土)、 5月26日(土)、 6月 9日(土)、 6月23日(土)、 7月 7日(土)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 10,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
陸軍登戸研究所は、日本陸軍の秘密戦のための兵器・資材を研究・開発していた機関である。4つの科を擁していた登戸研究所の中でも第二科は、化学に基礎をおいた研究から始めて、暗殺用毒物、各種薬物、穀物を枯死させる生物兵器(昆虫・線虫・カビ・細菌)、家畜を殺傷する生物兵器(細菌・ウィルス)、スパイ用兵器(時限爆弾・放火兵器・犬迷い剤・小型カメラ・特殊インク・変装用具等)などを開発した。暗殺用毒物「青酸ニトリール」の開発のためには、中国において人体実験までおこなったこともあり、第二科の活動については、戦後40年以上、語られることなく、その実態は秘匿されてきた。本講座では、第二科の謎がどのように解明されていったのか、残された資料が日の目を見た事情、秘中の秘のことがらを関係者(元所員)から最初に聞き出したのは高校生たちだったこと、登戸研究所の「真実」を書き残した第二科の総括班長であった伴繁雄氏の思い、さらには戦後の「帝銀事件」との関係を明らかにしたい。
【特記事項】
【川崎市教育委員会連携事業】
◆入会金無料講座◆
2018年度に「生田キャンパス」で実施する講座にお申込の方に限り、入会金3,000円(3年度間有効)が無料になります。
※既に他講座で入会手続をされた方には適用できませんので、ご了承下さい。
※オープン講座は対象外になりますのでご了承下さい。
※講座が不開講となった場合、講座をキャンセルされた場合は、入会いただけません。
【講義概要】
第1回 5月12日(土) 陸軍登戸研究所と第二科の活動内容
日本陸軍による秘密戦の歴史、登戸研究所と第二科の設立経緯を明らかにする
第2回 5月26日(土) 登戸研究所第二科の謎にせまる:『雑書綴』の発見
川崎市民・高校生の調査活動が『雑書綴』(第二科タイピストが保管していた文書綴)の発見につながった
第3回 6月 9日(土) 登戸研究所と第二科のすべてを知る人物:伴繁雄氏
川崎と長野の高校生たちがたどりついた第二科総括班長・伴繁雄氏は何を語ったのか
第4回 6月23日(土) 登戸研究所と第二科の研究者たち
第二科ではどのような研究者がどのような研究を続けていたのか
第5回 7月 7日(土) 登戸研究所第二科員たちの戦後
戦後の第二科員たちが遭遇したのは「帝銀事件」(1948年1月)の捜査だった
陸軍登戸研究所は、日本陸軍の秘密戦のための兵器・資材を研究・開発していた機関である。4つの科を擁していた登戸研究所の中でも第二科は、化学に基礎をおいた研究から始めて、暗殺用毒物、各種薬物、穀物を枯死させる生物兵器(昆虫・線虫・カビ・細菌)、家畜を殺傷する生物兵器(細菌・ウィルス)、スパイ用兵器(時限爆弾・放火兵器・犬迷い剤・小型カメラ・特殊インク・変装用具等)などを開発した。暗殺用毒物「青酸ニトリール」の開発のためには、中国において人体実験までおこなったこともあり、第二科の活動については、戦後40年以上、語られることなく、その実態は秘匿されてきた。本講座では、第二科の謎がどのように解明されていったのか、残された資料が日の目を見た事情、秘中の秘のことがらを関係者(元所員)から最初に聞き出したのは高校生たちだったこと、登戸研究所の「真実」を書き残した第二科の総括班長であった伴繁雄氏の思い、さらには戦後の「帝銀事件」との関係を明らかにしたい。
【特記事項】
【川崎市教育委員会連携事業】
◆入会金無料講座◆
2018年度に「生田キャンパス」で実施する講座にお申込の方に限り、入会金3,000円(3年度間有効)が無料になります。
※既に他講座で入会手続をされた方には適用できませんので、ご了承下さい。
※オープン講座は対象外になりますのでご了承下さい。
※講座が不開講となった場合、講座をキャンセルされた場合は、入会いただけません。
【講義概要】
第1回 5月12日(土) 陸軍登戸研究所と第二科の活動内容
日本陸軍による秘密戦の歴史、登戸研究所と第二科の設立経緯を明らかにする
第2回 5月26日(土) 登戸研究所第二科の謎にせまる:『雑書綴』の発見
川崎市民・高校生の調査活動が『雑書綴』(第二科タイピストが保管していた文書綴)の発見につながった
第3回 6月 9日(土) 登戸研究所と第二科のすべてを知る人物:伴繁雄氏
川崎と長野の高校生たちがたどりついた第二科総括班長・伴繁雄氏は何を語ったのか
第4回 6月23日(土) 登戸研究所と第二科の研究者たち
第二科ではどのような研究者がどのような研究を続けていたのか
第5回 7月 7日(土) 登戸研究所第二科員たちの戦後
戦後の第二科員たちが遭遇したのは「帝銀事件」(1948年1月)の捜査だった
備考
【教材】
配付資料
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
配付資料
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 山田 朗 |
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肩書き | コーディネータ、明治大学文学部教授・平和教育登戸研究所資料館館長 |
プロフィール | 1956年大阪府生まれ。1985年東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。日本現代史・軍事史を専攻。主な著書として、『大元帥・昭和天皇』(1994年)、『軍備拡張の近代史』(1997年)、『世界史の中の日露戦争』(2009年)など。 |
名前 | 渡辺 賢二 |
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肩書き | 元明治大学文学部兼任講師、平和教育登戸研究所資料館展示専門委員 |
プロフィール | 1943年生まれ 日本近現代史・歴史教育論を専攻。主な著書:『平和のための「戦争論」』(1999年)、『風刺マンガでまなぶ日本近現代史』(1999年)、『陸軍登戸研究所と謀略戦』(2012年)など。共著『登戸研究所から考える戦争と平和』(2011年)など。 |