講座詳細情報
申し込み締切日:2018-05-02 / その他教養 / 学内講座コード:18120068
「死後世界と霊魂」の宗教学 死を人類はどのように受けいれてきたのか。資料と図像から、まじめに学んでみませんか
- 開催日
- 5月10日(木)、 5月17日(木)、 5月24日(木)、 5月31日(木)、 6月 7日(木)、 6月14日(木)、 6月21日(木)、 6月28日(木)、 7月 5日(木)、 7月12日(木)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 24,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
死んだら、どうなるのか。死後世界はあるのかないのか。霊魂は存在するのか。この問いは永遠の謎です。なぜなら、この問いは科学的な探求の対象にはなり得ないからです。言い換えると、科学と宗教とでは、それぞれが担当できる領域が異なり、お互いに干渉したり介入したりすることは無益とみなされているからです。また、かつて死と人間の関係を探求したフランスの社会史家フィリップ・アリエスは、人類の文化や文明は、死者との関わりから誕生したと主張しました。本講座では、この永遠の謎に、歴史的な資料と図像の解読という方法を使って挑戦します。時には音楽も、解明の手段として用います。とにかくまじめに、真正面から、そしてできる限り冷静かつ客観的に、でも誰にでもわかりやすいように、謎を解いていきます。
【特記事項】
※今年度から会場が「駿河台キャンパス」になります。
【講義概要】
第1回 5月10日(木) なぜ、いま、死後世界観と霊魂観を考えるのか
人々の心の奥底にひそむ「永遠の問い」―死んだら、どうなるの?
第2回 5月17日(木) 一神教の死後世界観・霊魂観
神と霊魂は絶対にある!
第3回 5月24日(木) 輪廻転生―永遠に「死ねない」という発想
インド・古代ギリシア・イスラム教の一部に見られる生まれ変わりの思想とは?
第4回 5月31日(木) インド仏教の死後世界観・霊魂観
ブッダは死後世界や霊魂を認めたのか?
第5回 6月 7日(木) アニミズム・儒教・道教の死後世界観・霊魂観
霊魂は不滅か?霊魂はいくつあるのか?答えはいろいろ
第6回 6月14日(木) キリスト教が想定してきた「あの世」のかたち
天国と地獄の図像学
第7回 6月21日(木) 仏教が想定してきた「あの世」のかたち
極楽と地獄の図像学
第8回 6月28日(木) 日本人の死生観
縄文時代~仏教伝来
第9回 7月 5日(木) 怨霊と鎮魂と浄土信仰
古代・中世仏教の主な役割は鎮魂供養だった
第10回 7月12日(木) 現代日本人の死後世界観・霊魂観
伝統への回帰か新たな展開か
死んだら、どうなるのか。死後世界はあるのかないのか。霊魂は存在するのか。この問いは永遠の謎です。なぜなら、この問いは科学的な探求の対象にはなり得ないからです。言い換えると、科学と宗教とでは、それぞれが担当できる領域が異なり、お互いに干渉したり介入したりすることは無益とみなされているからです。また、かつて死と人間の関係を探求したフランスの社会史家フィリップ・アリエスは、人類の文化や文明は、死者との関わりから誕生したと主張しました。本講座では、この永遠の謎に、歴史的な資料と図像の解読という方法を使って挑戦します。時には音楽も、解明の手段として用います。とにかくまじめに、真正面から、そしてできる限り冷静かつ客観的に、でも誰にでもわかりやすいように、謎を解いていきます。
【特記事項】
※今年度から会場が「駿河台キャンパス」になります。
【講義概要】
第1回 5月10日(木) なぜ、いま、死後世界観と霊魂観を考えるのか
人々の心の奥底にひそむ「永遠の問い」―死んだら、どうなるの?
第2回 5月17日(木) 一神教の死後世界観・霊魂観
神と霊魂は絶対にある!
第3回 5月24日(木) 輪廻転生―永遠に「死ねない」という発想
インド・古代ギリシア・イスラム教の一部に見られる生まれ変わりの思想とは?
第4回 5月31日(木) インド仏教の死後世界観・霊魂観
ブッダは死後世界や霊魂を認めたのか?
第5回 6月 7日(木) アニミズム・儒教・道教の死後世界観・霊魂観
霊魂は不滅か?霊魂はいくつあるのか?答えはいろいろ
第6回 6月14日(木) キリスト教が想定してきた「あの世」のかたち
天国と地獄の図像学
第7回 6月21日(木) 仏教が想定してきた「あの世」のかたち
極楽と地獄の図像学
第8回 6月28日(木) 日本人の死生観
縄文時代~仏教伝来
第9回 7月 5日(木) 怨霊と鎮魂と浄土信仰
古代・中世仏教の主な役割は鎮魂供養だった
第10回 7月12日(木) 現代日本人の死後世界観・霊魂観
伝統への回帰か新たな展開か
備考
【教材】
配付資料
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
配付資料
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 林 雅彦 |
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肩書き | コーディネータ、明治大学名誉教授、淑徳大学講師 |
プロフィール | 1944年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専攻は説話文学・絵解き、アジアの宗教民俗学。単著・共著・編著に『日本の絵解き―資料と研究』、『絵解きの東漸』、『日本における民衆と宗教』、『「生と死」の東西文化史』『唱導文化の比較研究』など多数。絵解き研究で第6回日本古典文学会賞受賞。現在説話文学会代表委員、国際熊野学会代表委員。新宮市市政功労者。 |
名前 | 正木 晃 |
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肩書き | 慶應義塾大学非常勤講師 |
プロフィール | 1953年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター客員助教授、中京女子大学助教授などを経て、現在は慶應義塾大学文学部非常勤講師。専門領域は宗教学。日本とチベットの仏教や修験道を中心に、修行における心身の変容、宗教図像学などを研究。また仏教の智恵を現代に再生し利用する各種の企画を立案し実践する。 |