大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座趣旨】
映画は「風景の記憶装置」です。失われた昭和の東京風景が、画面のなかで登場人物と共に息づいています。本講座では「浅草」を対象に、数多くの映画を通して、街と風景の変遷をたどります。庶民の「信仰と娯楽と飲食」の中心として賑わってきた浅草。昭和の「浅草映画」には、その代表的な風景が見事に描かれています。浅草寺、仲見世、雷門通り、六区の興行街、花やしき、地下鉄ビル、浅草松屋、隅田川、隅田公園、国際劇場、国際通り、仁丹塔、新世界、そして向島。このなかには、すでに失われた風景が数多く含まれています。本講座を通じて、昭和初期から現在まで、浅草の「時間旅行」を楽しんで頂きたいと思います。また、自由参加のフィールドワークとして、「浅草映画」の舞台を歩きます。

【特記事項】
■オプション
【フィールドワーク】
7月5日(木)映画の浅草を歩く
所要時間は70～80分(現地集合・現地解散)(自由参加)

【講義概要】
第1回 5月10日(木) 戦前の浅草
浅草という街(1)/戦前の浅草映画

第2回 5月24日(木) 戦後復興期の浅草
浅草という街(2)/戦後復興期の浅草映画

第3回 6月 7日(木) 高度成長期の浅草(1)
浅草という街(3)/高度成長期の浅草映画(1)/浅草映画地図(1)

第4回 6月21日(木) 高度成長期の浅草(2)
高度成長期の浅草映画(2)/浅草映画地図(2)

第5回 7月19日(木) 昭和末期～平成の浅草
昭和末期～平成の浅草映画/浅草映画地図(3)

【教材】
配付資料

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	中村 実男
肩書き	明治大学商学部教授
プロフィール	1947年埼玉県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。早稲田大学大学院修士課程修了。東京農業大学教授を経て、2004年より現職。専門は都市交通論、都市交通史、都市史。著書に、『高齢者の住まいと交通』(日本評論社、共著)、『現代交通論』(税務経理協会、共著)、『交通と福祉??欧米諸国の経験から』(文真堂、共著)、『現代の交通?環境・福祉・市場』(税務経理協会、共編著)、『都市交通の世界史』(悠書館、共著)。