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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-05-06 / その他教養 / 学内講座コード:18120007

民衆文化からみる近代 文明開化・戦争・社会問題

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月14日(月)、 5月21日(月)、 5月28日(月)、 6月 4日(月)、 6月11日(月)、 6月18日(月)
講座回数
6回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
14,000円
定員
60
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
国民国家と帝国の形成途上にあった明治時代の様相を、政治史ではなく文化史それも、民衆文化(落語・講談・芝居・浪花節)という切り口から考察します。人びとは文明開化をどのように受け容れ、はじめての近代的対外戦争である日清戦争をどう認識し、資本主義の展開のなかに生まれた新しいタイプの経済格差・貧困という社会問題と向き合っていたのでしょうか。こういった明治時代特有の問題を6回の講義で考察します。講師は、メディアや民衆芸能といった分野に挑戦している新進気鋭のメンバーを集めました。

【講義概要】
第1回 5月14日(月) 三遊亭円朝の語る江戸の記憶
幕末から文明開化の時期に生きた落語家三遊亭円朝の噺を分析し、そこに描かれた江戸の様相を考察します。

第2回 5月21日(月) 三遊亭円朝と文明開化
円朝は文明開化をどのように受け止め行動したのかを分析し、庶民にとって文明開化とは何であったのかを考えます。

第3回 5月28日(月) 壮士芝居と川上音二郎一座
芝居の脚本やオッペケペー節を通して日清戦争へと進む当時の日本の世相を見ていきます。

第4回 6月 4日(月) 川上音二郎と日清戦争
川上一座の『壮絶快絶日清戦争』がきっかけとなった空前の「戦争芝居ブーム」について分析し、近代における対外戦争の意味を考察します。

第5回 6月11日(月) 浪花節の成立と庶民の生活
明治中期、「貧民窟」でヒラキの芸として浪花節が成立した過程を、同時代のルポなどから追い、庶民の生活の様相も考察します。

第6回 6月18日(月) 広がる浪花節:熱狂と教化のはざまで
明治末期、人気絶頂の浪花節を民衆教化に役立てようとした知識人の議論から、当時の社会像を考えます。

備考

【教材】
配付資料

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 須田 努
肩書き 明治大学情報コミュニケーション学部教授、コーディネータ
プロフィール 1959年、群馬県高崎市生まれ。専門は日本近世・近代の社会文化史・異文化コミュニケーション史です。現在の研究課題は、社会文化史の観点からは、幕末から明治初年における大衆芸能と社会との関係、異文化コミュニケーション史の視点からは、薩摩の朝鮮人陶工の村や、吉田松陰に見る征韓論形成の問題などです。朝鮮・中国との関係から日本近世・近代史を考察したいと考えています。
名前 伊藤 俊介
肩書き 福島大学経済経営学類准教授
プロフィール 2010年、慶煕大学校一般大学院史学科博士課程修了。2014年より現職。著作に「甲午改革と王権構想」(『歴史学研究』864号、2010年)、 「兪吉濬―その開化思想と政治活動」(趙景達他編『講座 東アジアの知識人』1、有志舎、2013年)、「戦争芝居と川上音二郎―『壮絶会絶日清戦争』の分析をもとに」(『日本歴史』805号、2015年)、「ある開化派官僚の日本観―兪吉濬を通して」(杉並歴史を語り合う会・歴史科学協議会編『隣国の肖像』、大月書店、2016年)など。
名前 青木 然
肩書き たばこと塩の博物館 学芸員
プロフィール 2009年、早稲田大学文学研究科修士課程修了。2014年より現職。著作に、「日本民衆の西洋文明受容と朝鮮・中国認識」(『史学雑誌』123編11号、2014年)、「神戸の港湾労働者と清国人労働者非雑居運動」(アジア民衆史研究会・歴史問題研究所編『日韓民衆史研究の最前線』、有志舎、2015年)、「日本民衆の朝鮮観」(杉並歴史を語り合う会・歴史科学協議会編『隣国の肖像』、大月書店、2016年)など。
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