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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-10-13 / 日本史 / 学内講座コード:17270026

日本の祭りと異形の神々 シリーズ8

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 和泉キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月21日(土)、10月28日(土)、11月18日(土)、12月 9日(土)、12月16日(土)、 1月20日(土)
講座回数
6回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
6,000円
定員
100
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
祭りとは、神と人とが対峙する、まことに劇的な催し事である。本来人は、神と直接触れ合うことはゆるされていない。神の側から人へ呼びかけ(祟り)があって、それに応えるのが神と人との出会い方であった。しかし人の側から神に祈りを捧げ、願い事を聞いていただくためには、神に対して何らかの捧げものをする必要がある。それが祭りである。「マツリ」とは「タテマツリ(奉り)」であって、神に殊に大切なものと真心を捧げることである。捧げものといえば、五穀やお酒、季節の野菜、果物などが一般的だが、肉や魚なども多い。芸能もそのひとつである。日本で祭りにともなう芸能と言えば、神楽が代表的だ。今回は、神楽をともなう祭りをおもに採りあげ、祭りの本質に迫っていきたい。

【特記事項】
【共催】杉並区教育委員会

■この講座は「オープン講座」であり、会員以外の方でもご受講いただけます。
※ただし、会員になることはできません。

■受講料は事前にお支払が必要です。

■会場: 和泉キャンパスは、京王線「明大前駅」徒歩5分です。

○【杉並区在住、在学、在勤の方】
・本講座を受講される18歳以上の杉並区在住、在学、在勤者の方は、受講料は3,000円です。
・杉並区在住、在学、在勤者の方のお申込は、「電話」「FAX」での受付となります。
(ホームページからの「オンライン申込」では割引特典が受けられせん。)
電 話:03-3296-4423
FAX:03-3296-4542

○【杉並区在住、在学、在勤の方以外】
「お電話」か「右上(もしくは右下)の赤いボタン」からお申し込みください。
TEL 03-3296-4423

■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

【講義概要】
第1回 10月21日(土) 芸能と神々・戸下神楽
九州宮崎県の諸塚村には、独特な神楽が伝承されてきた。神々は山の宮から舞処に降りてくる。人々と問答を繰り返しながら、さまざまな富を土産に置いていくのである。神楽は神々の顕現であることを教えてくれる。

第2回 10月28日(土) 芸能と神々・三河の花祭
日本近代の芸能史研究は、まさに三河山間部に伝わってきた花祭りの研究から始まった。戦国時代に山深く住み着いた宗教者、芸能者たちにより、鬼たちが乱舞する死と再生の祭りが繰り広げられてきた。

第3回 11月18日(土) 芸能と神々・神話と神楽誕生
神楽の発生は何時なのか?天岩屋戸の前で舞い踊る天鈿女の神話が始まりとされるが、宮中の御神楽や熊野参詣、伊勢の大太神楽など、中世から近世にかけてさまざまに発展し、分化している。神楽の歴史に迫る。

第4回 12月 9日(土) 芸能と神々・語り部と芸能
芸能の始まりは大嘗会であり、王の即位儀礼がその根底にある。死んだ王のために語り、新王のために歌舞する姿が記紀には記録されている。日本の演劇世界の解明はまだ始まったばかりだ。

第5回 12月16日(土) 宮座と村・オビシャ文書の現在
千葉県から茨城県、埼玉県に広く分布する正月行事のオビシャ。前にも取り上げたが、オビシャのご神体ともされるオビシャ文書の実体が少しづつわかってきた。

第6回 1月20日(土) 宮座と村・ちゃんちゃん祭りの宮座文書
今年度の調査で発見された江戸時代初期の宮座文書。近世初めの村の祭り組織を解明するために、大きな一歩となった。2016年4月のちゃんちゃん祭り映像とともに紹介する。

備考

【教材】
レジュメ資料

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 水谷 類
肩書き 元明治大学文学部兼任講師
プロフィール 日本宗教史・文化史、および民俗学専攻。明治大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。著書:『廟墓ラントウと現世浄土の思想』、『墓前祭祀と聖所のトポロジー』(雄山閣、2009年)、『中世の神社と祭り』(岩田書院、2010年刊)、『墓制・墓標研究の再構築―歴史・考古・民俗学の現場から―』(岩田書院、2010年刊)、『村落・宮座研究の継承と展開』(岩田書院、2011刊)。一宮制、神社と祭り、民間芸能者、遊行の宗教者などを研究対象としながら、日本人の精神世界の形成について考えています。
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