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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-05-07 / その他教養 / 学内講座コード:17120088

描かれた日本人の地獄・極楽 その2 十王図の世界

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 中野キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月15日(月)、 5月29日(月)、 6月12日(月)、 6月26日(月)、 7月10日(月)
講座回数
5回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
10,000円
定員
30
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
今、日本では、伝統的な死生観や冥界観が急速に崩壊に向かい、新しい死生観や冥界観が模索されている状況にあると思います。そんな時代だからこそ、その伝統的な死生観や冥界観を見つめ直す必要があるのではないでしょうか。本講座では、伝統的な死生観や冥界観が確立された近世期の民衆宗教絵画を中心に、その画像や映像を提示しながら、その構図や図像の意味分析などを通して、伝統的な死生観や冥界観を絵に即しつつ読み解いてみたいと思います。具体的には、地獄絵・六道絵・極楽絵・十王図・熊野観心十界曼荼羅・立山曼荼羅・矢田地蔵毎月日記絵・西院河原口号伝絵・孝子善之丞感得伝絵などの絵解きされた(もしくは絵解きされていたであろう)民衆宗教絵画を取り上げる予定です。今回は、葬式仏教との関連が密接な十王信仰に関わる十王図を取り上げます。


◆入会金無料講座◆
2017年度に「中野キャンパス」「生田キャンパス」で実施する講座にお申込の方に限り、入会金3,000円(3年度間有効)が無料になります。
※既に他講座で入会手続をされた方には適用できませんので、ご了承下さい。
※オープン講座は対象外になりますのでご了承下さい。
※講座が不開講となった場合、講座をキャンセルされた場合は、入会いただけません。

■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

【講義概要】
第1回 5月15日(月) 十王信仰とその歴史
大陸で成立した十王信仰の日本への伝来とその変容の歴史を二つの十王経を中心に概括し
ます。

第2回 5月29日(月) 『地蔵十王経』の世界
日本の十王信仰の直接の典拠となる、平安末の日本で成立したとされる『地蔵十王経』を読み解きます。

第3回 6月12日(月) 中世の十王図
さまざまな中世の十王図の世界を画像を提示しながら読み解きます。

第4回 6月26日(月) 近世の十王図
さまざまな近世の十王図の世界を画像を提示しながら読み解きます。

第5回 7月10日(月) まとめ
十王図に見る伝統的な日本人の死生観や冥界観について概括します。

講師陣

名前 渡 浩一
肩書き 明治大学国際日本学部教授
プロフィール 埼玉大学教養学部卒、東京都立大学大学院人文科学研究科史学専攻修士課程修了、東洋大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程単位取得退学。専攻は日本文化史。主な研究テーマは、「地蔵信仰史」「日本人の冥界思想」「説話と説話画」および「外国人の見た日本」。著書に『延命地蔵菩薩経直談鈔』(編著、勉誠社)、『日本文学と仏教第7巻・霊地』(共著、岩波書店)、『一四巻本地蔵菩薩霊験記』(共編、校注・解説、三弥井書店)、『室町物語草子集』(共編著、校注・訳・解説、小学館新編日本古典文学全集63)、『お地蔵さんの世界―救いの説話・歴史・民俗―』(慶友社)など。
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