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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-05-01 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:17120063

学びなおすオスマン帝国の歴史 明大アジア史講座No.25

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月 9日(火)、 5月23日(火)、 6月13日(火)、 6月27日(火)、 7月11日(火)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
15,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
昨今の国際情勢を動かすカギを握っているのがトルコ共和国です。1923年に建国されたトルコ共和国の現状を知るためには、その前身であるオスマン帝国の歴史を理解することが不可欠です。かつて「オスマン=トルコ」ともよばれたオスマン帝国の歴史は、新しく「発見」された史料に基づき、新しい解釈がなされています。トルコのみならず、欧米や日本における最新の研究を踏まえてオスマン帝国の歴史をひもときます。

【講義概要】
第1回 5月 9日(火) オスマン朝の誕生:トルコ人の西アジア移住の世界史的意義(~14世紀)
突厥に遡るトルコ系騎馬遊牧民が西進し、東地中海的バルカン的風土に根ざしたオスマン朝が誕生するまでをたどります。

第2回 5月23日(火) 15・16世紀の前期オスマン帝国の支配と繁栄:ヨーロッパ・地中海国家の一員として
コンスタンティノープル陥落から中東・地中海への影響力拡大などの国際関係や、国家祝祭の事例より帝国の繁栄を考察します。

第3回 6月13日(火) 17・18世紀のオスマン帝国:レパントの海戦はトルコの敗北か?
ヨーロッパとの文化交流や地方名望家層の勃興など、オスマン帝国史の展開過程を「世界史」のなかに位置づけます。

第4回 6月27日(火) 19世紀の諸改革:遊牧民の定住化と毛織物産業の発展
西洋化改革を進めて「近代帝国」建設をめざした中央政府による行財政改革と地方の社会・経済状況とを明らかにします。

第5回 7月11日(火) オスマン帝国からトルコ共和国へ(1923年~):パレスティナ問題、震災被災地ドゥズジェの復興
パレスティナ問題をトルコの視点から学びなおし、トルコ共和国がどのように歩んできたのかを跡付けます。

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 江川 ひかり
肩書き コーディネータ・明治大学文学部教授
プロフィール 早稲田大学文学部卒業、お茶の水女子大学大学院修了後、立命館大学を経て、2009年より現職。専門は、トルコ近代史、19世紀オスマン帝国社会経済史。主著に『ワードマップ・イスラーム:社会生活・思想・歴史』(新曜社 共編著)、共著Yagci Bedir Yorukleri(2007『ヤージュ・ベディル遊牧民)、『19 世紀オスマン帝国北部中央ブルガリアの農村社会―タルノヴォ郡三村における農業経営と土地「売買」』『明大アジア史論集』13号(2009)など。
名前 永田 雄三
肩書き 元明治大学文学部教授、(公財)東洋文庫研究員
プロフィール 千葉大学文理学部卒業、慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了、イスタンブル大学大学院博士課程修了(Ph.D.)、オスマン帝国史専攻。主な著書として『前近代トルコの地方名士:カラオスマンオウル家に関する研究』(刀水書房、2009年)、『成熟のイスラーム社会』(共著、中央公論社、1998年)『世紀末イスタンブールの演劇空間 都市社会史の視点から』(共著、白帝社アジア史選書、2015年)など。
名前 奥 美穂子
肩書き 明治大学文学部兼任講師
プロフィール 女子美術大学付属高等学校・中学校専任教諭を経て、2013年明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(史学)。専門は、前近代オスマン帝国社会史。特に、国家行事としての祝祭を主題に研究を進める。主論文に「オスマン帝国における『王の祝祭』の再構築に向けて」『明大アジア史論集』13号(2009)、「オスマン帝国の『王の祝祭』にみる政治文化:1530年と1582年の割礼祭の比較」『比較都市史研究』29-1号(2010)など。
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