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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-04-19 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:17120062

隋唐帝国の社会と文化 ー中国の歴史10ー

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
4月27日(木)、 5月11日(木)、 5月25日(木)、 6月 8日(木)、 6月22日(木)、 7月 6日(木)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
14,000円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
中国悠久の歴史のなかで、ひときわ高くそびえるのが隋唐300年(581-907年)です。当時の世界で比肩するものはなく、そこに東アジア文化圏が成立しました。まだ未成熟であった日本は、この巨大な王朝と向き合い、多くの文物を吸収し、国の基を整えました。この隋唐王朝とはどのような国家であったのか、その時代の内側に踏み込み、国家のシステムから社会の仕組み、文化の特質や人々の暮らしぶりなど取り上げながら、新たな時代像の構築を目指します。講義では図像(映像)や史料、時には新発見の資料や一線の研究動向、歴史の裏側のエピソードなどを交えながら進めます。
今期は隋唐時代の政治史からはずれた周辺民族動向やシルクロード都市、宗教や儒教や観念などの領域からこの時代の構造に迫ります。その上で、歴史を育んだ現地に踏み出しませんか。具体的には講義の場で紹介させていただきます。これまで第1回が洛陽一帯、
第2回が西安(旧長安)一帯をそれぞれフィールドワークしました(自由参加)。


写真:唐を訪れた東西外国の使節たち

【講義概要】
第1回 4月27日(木) 隋唐時代の周辺民族――東北アジア(旧満州地区)
隋唐期の周辺民族を知る一環として、今期は東北ツングース系民族の全史をとり上げる。

第2回 5月11日(木) 隋唐時代の法――「孝道」を中心に
中国法の根幹である「孝道」を通して、法体系、家族関係、身分関係などにふみこむ。

第3回 5月25日(木) 唐代仏教聖地・五台山と文殊信仰
五台山は仏教の聖地であり、唐代に信仰を集め、東アジアに及んだ。その全容を明らかにする。

第4回 6月 8日(木) 唐代シルクロードの都市・吐魯番の歴史と地理と文化1
吐魯番は唐の西域経営の拠点であり、周辺墓中から当時社会の生の文書が大量に出土する。

第5回 6月22日(木) 唐代シルクロードの都市・吐魯番の歴史と地理と文化2
2回に分けてこの地の地理と歴史、民族と文化などを出土文書、探険文書も交えて解明する。

第6回 7月 6日(木) 隋唐時代の儒教精神とその背景――儒教史概観
隋唐時代は儒教は不振であった。その理由を古来からの儒教史を概観する中で明らかにする。

備考

【教材】
レジュメ資料
参考文献:氣賀澤保規著『絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社・2005年)2,600円+税

講師陣

名前 氣賀澤 保規
肩書き 元明治大学文学部教授、明治大学東アジア石刻文物研究所所長、(公財)東洋文庫研究員
プロフィール 博士(文学)。京都大学文学部卒業。同大学院修了。1995年より現職。専門は、中国魏晋南北朝から隋唐時代にかけての政治社会文化史。主著に『府兵制の研究』(同朋舎、明治大学学術奨励賞受賞)、『則天武后』(白帝社)、『中国の歴史12、絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社)、『遣隋使がみた風景』(八木書店)「中国中世仏教石刻の研究」(勉誠出版)など。
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