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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-05-03 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:17120061

中国「美女」の社会史4 女性も馬に乗る時代の「美女」群像 隋唐時代

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月11日(木)、 5月18日(木)、 6月 1日(木)、 6月15日(木)、 6月29日(木)、 7月13日(木)
講座回数
6回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
14,000円
定員
40
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
中国史は「一治一乱」の言葉で表現されるように、上古から現代まで、王朝の興亡や権力の交代が激しく繰り返されてきました。この変転極まりない政治の裏側には、つねに個性的でしたたかな女たちがうごめき、歴史に彩りと厚みを与えました。彼女たちは多くの場合、「美女」であることによって権謀術数の渦巻く政治に弄ばれ、また時代を動かす一つの主役を演じました。本講座ではそうした女性群像を追いかけ、中国史のもつ奥行きや魅力に迫ります。
ここでいう「美女」とは、単なる外見だけでなく、内面の美しさ、知的輝き、個性的な言動によって時代に関わった女たちを含みます。時には小説などの世界からも登場してもらいます。一面的な「美女」史・女性史ではない中国史を模索していきます。今期は中国女性史の頂点をなす隋唐朝の女たちに焦点を当てます。

(唐代の馬に乗る女性像)

【講義概要】
第1回 5月11日(木) 隋の煬帝と唐の太宗を支えた后妃たち
煬帝の蕭皇后、太宗の長孫皇后、二人の芯の強い生き方から隋唐期の女性の特徴を読み解く。

第2回 5月18日(木) 中国史唯一の女帝・則天武后の一生をたどる
武后は高宗の皇后から女帝となった(690?705年)。その軌跡をたどり、彼女の歴史的役割を考える。

第3回 6月 1日(木) 則天武后とその後継の女たち:「武韋の禍」の立役者
武后の登場は他にはない女の時代を生み出した。それを「武韋の禍」とよぶ。その実態に迫りたい。

第4回 6月15日(木) 中国三大美人・楊貴妃の陽と陰
玄宗皇帝の寵妃・楊貴妃の一生(719?756)をたどり、彼女の実像と虚像に割り込む。

第5回 6月29日(木) 唐代後半期の女性群像:李娃伝・魚玄機・女論語から
唐後半の女たちは、前半期とは異なる内に秘めた美しさと激しさを垣間見せる。その実相を浮き彫りにする。

第6回 7月13日(木) 纏足(てんそく)の出現:唐宋変革期の女性論
纏足の初出は10世紀の五代期といわれる。なぜそれが生まれるか、唐宋間の女性のあり方から考える。

備考

【教材】
レジュメ資料
氣賀澤保規著『則天武后』(講談社学術文庫、2016年)1,180円+税
※教材は、各自購入願います。

講師陣

名前 氣賀澤 保規
肩書き 元明治大学文学部教授、明治大学東アジア石刻文物研究所所長、(公財)東洋文庫研究員
プロフィール 博士(文学)。京都大学文学部卒業。同大学院修了。1995年より現職。専門は、中国魏晋南北朝から隋唐時代にかけての政治社会文化史。主著に『府兵制の研究』(同朋舎、明治大学学術奨励賞受賞)、『則天武后』(白帝社)、『中国の歴史12、絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社)、『遣隋使がみた風景』(八木書店)「中国中世仏教石刻の研究」(勉誠出版)など。
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