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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-05-05 / その他教養 / 学内講座コード:17120059

フランス体験講座 多面体パリの魅力

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月13日(土)、 5月20日(土)、 5月27日(土)、 6月 3日(土)、 6月10日(土)、 6月17日(土)、 6月24日(土)、 7月 1日(土)、 7月 8日(土)
講座回数
9回
時間
15:30~17:00
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
22,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
パリは、ガロ・ロマンの時代から、多くの民族が混じり合いながら、その豊かさ・力強さを増していった都市です。昨今移民問題に揺れる欧州ですが、フランス、とくにパリの歴史は移民を抜きには語れません。そもそもパリとは、どのように成立したのでしょうか?そしてどのような変遷を経て今の姿になったのでしょうか?本講座では、決して急に降って湧いたわけではない移民問題からパリを考察することから始めます。映画を媒介に、移民がこれまでどのように表象されてきたのかを確認し、果たして統合は進んでいるのか、現在の現実的な問題を考察します。また、大衆音楽を通して社会問題を掘り下げ、国際大学都市を通して平和についても考えます。文学や芸術、モードや美食もプログラムに入っていますが、普段なかなか見ることのできないパリの素顔を垣間みたり、もっとラディカルな分析をしたり、馴染みの深いパリのイメージとはひと味違うパリに触れていただきます。

【講義概要】
第1回 5月13日(土) パリと移民・1
パリを舞台とする映画作品において、移民はどんな風に描かれてきたのか、検討します。

第2回 5月20日(土) パリと移民・2
最近の映画から、パリにおける移民の現状を検討します。「統合」は進んでいるのでしょうか?

第3回 5月27日(土) パリ大学都市:戦間期平和主義者の夢
パリ14区にあるパリ国際大学都市の歴史を読み解きながら、戦間期における平和の行く末について考えます。

第4回 6月 3日(土) フレンチ・ラップとテクノ~もう一つの大衆音楽
この20年ほどの間、フランスで人気を得てきたラップとテクノについて代表的な音源を紹介するとともに、それらと社会問題との接点を探ります。

第5回 6月10日(土) フランスのスイーツの魅力
授業では、スイーツの歴史と現在について語り、その魅力についてお伝えします。

第6回 6月17日(土) メディアの中のパリジェンヌたち
フランスのさまざまなメディアで、いかなるパリジェンヌ像が形成されているか考察します。

第7回 6月24日(土) メディアの中のパリファッション
雑誌・映画などのメディアにおいて、パリファッションがどのように扱われてきたかを考察します。

第8回 7月 1日(土) パリの意外な素顔 ~混じり合う文化・時を超えた芸術 1
パリ発祥から21世紀まで、フランスの歴史の大きな転換を考察することで文芸の変遷をたどり、パリを現実の街として感じましょう。

第9回 7月 8日(土) パリの意外な素顔 ~混じり合う文化・時を超えた芸術 2
威信に満ちた「光の都」の今一方には、より親密な、秘密のパリがある。国際的なこの街に入り込み、より広い視点からパリを見ましょう。

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 渡辺 響子
肩書き コーディネータ・明治大学法学部教授
プロフィール フランス語・フランス文化。専門は、十九世紀のフランス小説研究。特にパリを舞台にした「芸術家小説」をめぐる考察を行っています。おもな研究対象は、バルザック、ゴーチエ、ジョルジュ・サンドおよびゾラ。フランスに限らず、映画も愛好しています。
名前 清岡 智比古
肩書き 明治大学理工学部教授
プロフィール 専門はフランス語、フランス文学。最近はフランス語圏文化やパリを研究対象としている。主要著書として、『フラ語』シリーズ(白水社・全5冊)、『ハートにビビッとフランス語』(NHK出版・共著)、『東京詩』(左右社)、『小さな幸福』(小沢書店)、『世はいかにして昭和から平成となりしか』(白水社・共著)、『混成世界のポルトラーノ』(左右社・共著)などがある。NHK「テレビでフランス語」講師。
名前 川嶋 周一
肩書き 明治大学政治経済学部准教授
プロフィール 北海道大学法学部卒業。同大学法学研究科修士。博士(法学)。2005年明治大学政治経済学部専任講師、2010年より現職。研究テーマは「ヨーロッパ統合の成立と深化の史的研究」。主な著書・論文『独仏関係と戦後ヨーロッパ国際秩序』(単著・創文社2007年)、『EUの規制力』(共著・日本経済評論社,2012年)等。
名前 陣野 俊史
肩書き 明治大学文学部兼任講師
プロフィール 1961年長崎生まれ。明治大学大学院文学研究科修了。文芸評論家。フランス文化研究者。フランスのサッカーと音楽、なかでもヒップホップとテクノミュージックに重大な関心を寄せてきた。主な著書に、『フランス暴動 移民法とラップ・フランセ』『じゃがたら』、『テロルの伝説 桐山襲列伝』 (以上、河出書房新社)、訳書にヴィオレーヌ・シュッツ 『ダフト・パンク』 (同)など。
名前 岩野 卓司
肩書き 明治大学法学部教授
プロフィール 現代フランスの思想から、精神分析、現象学、宗教哲学までを研究対象としています。また、料理や衣服のような日常的なものについても哲学的関心があります。フランス留学時代は、パリの屋根裏部屋で貧乏生活をしていました。著訳書:『ジョルジュ・バタイユ -神秘経験をめぐる思想の限界と新たなる可能性-』(2010)、ラクシモヴ、『失われたパリを求めて -マルセル・プルーストが生きた街』(春風社)(共訳)(2010)
名前 高馬 京子
肩書き 明治大学情報コミュニケーション学部准教授
プロフィール 学習院大学文学部英文学科卒業。ファッション企業の広報を経て、2006年、パリ12大学情報コミュニケーション学科博士課程単位取得退学。同年、大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程修了(言語文化学博士)。研究テーマは「日仏メディアにおけるファッションと女性の相互表象の通史的比較考察」など。
名前 デルモン保坂 マリーフランス
肩書き 元立教大学准教授
プロフィール フランス・エコール・デュ・ルーブル大学卒業。東京日仏学院にて美術史を講義。美術に関する講演、日仏両国において美術館での直接の美術鑑賞を通じて美術および美術史の講義を重ねる。また、日本の大学において美術を通してのフランス語教育につとめ、『オルセー物語』、『SSフランス語会話』その他の教育書を著した。
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