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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-05-03 / その他教養 / 学内講座コード:17120004

唱歌・童謡の魅力とその背景 作品にかける創作者の想いとその人間模様を考える

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月11日(木)、 5月22日(月)、 6月 8日(木)、 6月22日(木)、 7月 6日(木)、 7月29日(土)
講座回数
6回
時間
13:00~14:30(7月29日のみ14:00~16:30)
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
15,000円
定員
35
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
学校教材として明治時代に創作され始めた「唱歌」と、大正時代の文学運動から誕生した「童謡」。全く異なるルーツから生まれた二種類の子どもの歌は、時代を超えて今なお多くの人々に愛唱されています。唱歌が目指したものは何であり、また童謡はなぜ誕生するに至ったのか?誰もが知っている唱歌や童謡が持つ真の魅力の裏側には、情操教育に燃えた創作者たちの人間模様が垣間見られます。今回は初期の唱歌教育が始まった明治期から大正時代の童謡黎明期を経て、戦中戦後の童謡ブームに至る時代を振り返りながら、その背景にあった歴史的事実や創作者の人間関係などを紐解きます。また最終回には日本で唯一、戦前から活動を続ける「音羽ゆりかご会」の実演を通して、実際の作品にも触れてみたいと考えています。

※ 本講座の受講生はオープン講座「唱歌・童謡にんげん史(レクチャー&コンサート)」へのお申込は不要です。



(音羽ゆりかご会)

【講義概要】
第1回 5月11日(木) 学校唱歌、校門を出ず
西洋の音楽教育を模倣して始まった唱歌教育は未知で難解な学問だった。

第2回 5月22日(月) 童謡雑誌「赤い鳥」創刊
文学運動の作品にやがて旋律が加わり、唱歌教育を凌ぐ子どもの歌が生まれた。

第3回 6月 8日(木) 童謡歌手と合唱団の誕生
創作者が作品の発表手段に選んだのは自分の娘と子どもたちだった。

第4回 6月22日(木) 戦争と唱歌・童謡
子どもたちが少国民と呼ばれた時代に唱歌や童謡の作風はどう変化したのか。

第5回 7月 6日(木) 戦後の復興と童謡ブーム
ラジオから聞こえる童謡歌手の歌声とともに日本の戦後復興が始まる。

第6回 7月29日(土) 【レクチャー&コンサート】唱歌・童謡にんげん史(14:00~16:30)
「音羽ゆりかご会」の歌声を鑑賞しながら創作者たちの人間模様を探る。

備考

【教材】
海沼実著『童謡・心に残る歌とその時代』(NHK出版、2003年)1,400円+税
※教材は、受講料に含まれます。

講師陣

名前 海沼 実
肩書き 音羽ゆりかご会会長、全日本音楽教室指導者連合会会長、日本歌手協会理事
プロフィール 明治大学文学部卒。元学長木村礎先生に師事し、近世音楽史を研究。さらに桐朋学園大学音楽学部では声楽を専攻する。童謡歌手川田正子・孝子姉妹を伯母に持ち、「みかんの花咲く丘」「里の秋」の作曲者としても知られる祖父・海沼實が昭和8年に創設した「音羽ゆりかご会」を受け継いで演奏活動を行う。またイタリアなど欧州の音楽祭では作曲家としての入賞経験も多い。幼少期には「音羽ゆりかご会」に所属し、「ヤン坊マー坊天気予報」等のCM曲を数多く歌った。現在は日本音楽文化の普及活動、音楽教育指導者の育成をはじめ、執筆、講演活動や子育て支援など幅広く活躍している。5児の父。
名前 伊藤 真弓
肩書き コーディネータ・明治大学法学部准教授
プロフィール 明治大学ルーマニア文化研究所代表。19世紀末におけるドイツ語圏の文化と社会、ルーマニア文化を研究対象とし、同時に広く文化と社会の関係に関心を持つ。リバティアカデミー講座では、「駐日ルーマニア大使館共催・ルーマニアの文化に親しむ」(2009-2010)、「オープン講座・バグパイプの魅力」(2013年度後期)、「テレビCMとその時代I・II」(2013/2014年度前期・中野キャンパス)、「日本のフォークソングとその時代I・II」(2013/2014年度後期・中野キャンパス)等のコーディネータを担当。
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