講座詳細情報
申し込み締切日:2016-11-25 / その他教養 / 学内講座コード:16270025
大同生命寄付講座 中小企業経営革新セミナー ネット依存社会と企業の未来 ~コミュニケーション手法の変化に負けない企業経営~
- 開催日
- 12月 3日(土)、12月 3日(土)、12月 3日(土)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 13:00~17:20
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 3,000円
- 定員
- 100
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
実は近年、脳科学や心理学、あるいは精神医療分野などにおいて、私たちが他者との通信手段として日常的に使用しているスマートフォンやパソコンを通じたネット社会では、その道具自体が、なんと私たちの脳の思考メカニズムそのものに多大な影響を与えていると盛んに報告されているのです。これは一大事です。なかにはそうした道具は「鎮痛薬と同様の依存性があり、SNS(Social Networking Service)もドラッグである」(1)と言い切る書物まで表れているのです。また「現代社会では、精神的な悩みを抱える人々が増え続けています。その背景として、携帯電話やインターネットの普及による急速なコミュニケーション手法の変化が挙げられます。これらが私たちの思考能力と言語力の低下を導き、ひいては精神の衰弱を引き起こしているのです」(2)と言い、現にアメリカの大学では「学生たちの長文読解能力が急速に落ちており、自己中心的な思考に陥りやすくなっている」(3)とまで、最近の多くの研究書が盛んに声を上げて私達に訴えかけるのです。
私も最近の大学生と接していると、こうした主張を否定できないものがあると感じています。物事を深く考える前に、その答えがスマホの中やグーグルの中にないかどうかを検索する。そこに適切な答えが見つからなければ思考そのものを放棄してしまう。こうした日常が続けば、いつの間にか思考力そのものが退化してしまうのではないでしょうか。ネット社会の問題を論じる上記以外の多くの書物でも、スマホやネットシステムに頼り切った日常生活の最も危惧する点として指摘されているのです。
このような社員が皆さん方の企業の全てを覆うようになったビジネスの世界とはどのようなものなのでしょうか。いまさらスマホを捨てろと言っても不可能なほどに私たちの日常や私たち自身と一体化してしまったこの道具やシステムに対していかなるスタンスをとればよいのでしょうか。この“由々しき事態”について考えてみることは、まさに“喫緊の課題”であると言えるのではないでしょうか。今回の講座ではこのことをテーマに取り上げてじっくりと議論してみたいと思います。
【特記事項】
【ジャンル】経営・マネジメント
【講義レベル】応用
■この講座は「オープン講座」であり、会員以外の方でもご受講いただけます。
※ただし、会員になることはできません。
■受講料は、事前にお支払が必要です。
■会場:明治大学 駿河台キャンパスリバティタワー2階1021教室が会場となります。初回受付は教室に直接お越しください。
※駿河台キャンパスは、JR「御茶ノ水駅」徒歩3分です。
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
※講座終了後に懇親会を行います(会費無料)。
【ごあいさつ ー寄付講座開設にあたってー】
当社の創業100周年を機に平成14年より開催しております本講座は、中小企業経営者・後継者や地域のみなさまに、経営・ビジネス等に関する知識・スキルの習得の場を提供することで、企業の継続発展を応援していきたいという当社の想いをお伝えする取組みのひとつとして実施してまいりました。
これまでに受講されたみなさまからは大変ご好評いただいており、明治大学様では通算15回目の開催となります。
未来に向けてこれからも中小企業のみなさまとともに歩んでいくために、この講座をひとりでも多くの方にお役立ていただけるよう努力してまいりますので、お誘い合わせのうえご受講いただければ幸甚でございます。
【講義概要】
第1回 12月 3日(土) コミュニケーション手法の変化に負けない経営戦略
第2回 12月 3日(土) ネット依存社会の現状について
第3回 12月 3日(土) ネット社会の安全学
実は近年、脳科学や心理学、あるいは精神医療分野などにおいて、私たちが他者との通信手段として日常的に使用しているスマートフォンやパソコンを通じたネット社会では、その道具自体が、なんと私たちの脳の思考メカニズムそのものに多大な影響を与えていると盛んに報告されているのです。これは一大事です。なかにはそうした道具は「鎮痛薬と同様の依存性があり、SNS(Social Networking Service)もドラッグである」(1)と言い切る書物まで表れているのです。また「現代社会では、精神的な悩みを抱える人々が増え続けています。その背景として、携帯電話やインターネットの普及による急速なコミュニケーション手法の変化が挙げられます。これらが私たちの思考能力と言語力の低下を導き、ひいては精神の衰弱を引き起こしているのです」(2)と言い、現にアメリカの大学では「学生たちの長文読解能力が急速に落ちており、自己中心的な思考に陥りやすくなっている」(3)とまで、最近の多くの研究書が盛んに声を上げて私達に訴えかけるのです。
私も最近の大学生と接していると、こうした主張を否定できないものがあると感じています。物事を深く考える前に、その答えがスマホの中やグーグルの中にないかどうかを検索する。そこに適切な答えが見つからなければ思考そのものを放棄してしまう。こうした日常が続けば、いつの間にか思考力そのものが退化してしまうのではないでしょうか。ネット社会の問題を論じる上記以外の多くの書物でも、スマホやネットシステムに頼り切った日常生活の最も危惧する点として指摘されているのです。
このような社員が皆さん方の企業の全てを覆うようになったビジネスの世界とはどのようなものなのでしょうか。いまさらスマホを捨てろと言っても不可能なほどに私たちの日常や私たち自身と一体化してしまったこの道具やシステムに対していかなるスタンスをとればよいのでしょうか。この“由々しき事態”について考えてみることは、まさに“喫緊の課題”であると言えるのではないでしょうか。今回の講座ではこのことをテーマに取り上げてじっくりと議論してみたいと思います。
【特記事項】
【ジャンル】経営・マネジメント
【講義レベル】応用
■この講座は「オープン講座」であり、会員以外の方でもご受講いただけます。
※ただし、会員になることはできません。
■受講料は、事前にお支払が必要です。
■会場:明治大学 駿河台キャンパスリバティタワー2階1021教室が会場となります。初回受付は教室に直接お越しください。
※駿河台キャンパスは、JR「御茶ノ水駅」徒歩3分です。
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
※講座終了後に懇親会を行います(会費無料)。
【ごあいさつ ー寄付講座開設にあたってー】
当社の創業100周年を機に平成14年より開催しております本講座は、中小企業経営者・後継者や地域のみなさまに、経営・ビジネス等に関する知識・スキルの習得の場を提供することで、企業の継続発展を応援していきたいという当社の想いをお伝えする取組みのひとつとして実施してまいりました。
これまでに受講されたみなさまからは大変ご好評いただいており、明治大学様では通算15回目の開催となります。
未来に向けてこれからも中小企業のみなさまとともに歩んでいくために、この講座をひとりでも多くの方にお役立ていただけるよう努力してまいりますので、お誘い合わせのうえご受講いただければ幸甚でございます。
【講義概要】
第1回 12月 3日(土) コミュニケーション手法の変化に負けない経営戦略
第2回 12月 3日(土) ネット依存社会の現状について
第3回 12月 3日(土) ネット社会の安全学
備考
【教材】
【参考書籍】
(1) D.トンプソン著、中里京子訳『依存症ビジネス』ダイヤモンド社、2014年
(2) 森田幸孝著『インターネットが壊した「こころ」と「言葉」』幻冬社、2011年
※こちらの書籍を受講生にはプレゼントします。
(3) N.G.カー著、篠儀直子訳『ネット・バカ』青土社、2010年
【参考書籍】
(1) D.トンプソン著、中里京子訳『依存症ビジネス』ダイヤモンド社、2014年
(2) 森田幸孝著『インターネットが壊した「こころ」と「言葉」』幻冬社、2011年
※こちらの書籍を受講生にはプレゼントします。
(3) N.G.カー著、篠儀直子訳『ネット・バカ』青土社、2010年
講師陣
名前 | 大友 純 |
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肩書き | 明治大学商学部教授 |
プロフィール | 明治大学大学院商学研究科博士後期課程退学。専門はマーケティング戦略論、広告論。食品・化学・自動車・機械メーカーや小売店等の大手企業で経営実務・マーケティング戦略の研修指導を数多く手がける他、中小企業経営、地域商業活性化に関する指導も続けている。明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科兼担教授。 |
名前 | 北野 大 |
---|---|
肩書き | (学)明治大学理事長付特任アドバイザー・淑徳大学教授 |
プロフィール | 1972年 東京都立大学大学院工学研究科工業化学専攻博士課程修了(工学博士)財団法人化学物質評価研究機構、淑徳大学国際コミュニケーション学部教授、明治大学理工学部応用化学科教授を経て現職。 |