講座詳細情報
申し込み締切日:2016-11-06 / その他教養 / 学内講座コード:16270013
【明治大学・東紀州地域振興公社連携講座】文学と旅日記から見た熊野
- 開催日
- 11月14日(月)、11月21日(月)、11月28日(月)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 4,000円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
この講座では中世・江戸・近世の文学や旅日記から熊野とのかかわりを読み解き、熊野の風土や暮らしを浮き彫りにしていきます。平安時代の文学や記録から、なぜ人々は熊野を目指したのかを探ってみたいと思います。初めて公開する小津久足の『浜木綿日記』を読み解きながら、かつての熊野街道伊勢路を巡ります。明治、大正、昭和の時代を通して熊野で生まれた作家が内なる熊野を、熊野を訪れた作家が外からの視点で熊野をどう捉えたかを学んでいきます。また現地フィールドワークでは作家の足跡をたどりながら熊野の風土や暮らしを現地で体感していただきます。
【特記事項】
【申込方法】 事前予約制です(全席自由、先着50名)
「お電話」か「右上(もしくは右下)の赤いボタン」からお申し込みください。
TEL 03-3296-4423
■この講座は「オープン講座」であり、会員以外の方でもご受講いただけます。
※ただし、会員になることはできません。
■受講料は、事前にお支払が必要です。
■会場:明治大学 駿河台キャンパス
※駿河台キャンパスは、JR「御茶ノ水駅」徒歩3分、丸ノ内線「御茶ノ水駅」徒歩3分、千代田線「新御茶ノ水駅」徒歩5分、新宿線・半蔵門線・三田線「神保町駅」徒歩5分です。
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
■フィールドワーク「文学と説話の舞台をフィールドワークする」(定員15名・別途申込)
行程(予定):2017年3月上旬(2泊3日) 瀞峡・湯の口、赤木城、熊野古道
講師(予定):みえ熊野学研究会運営委員
※フィールドワークに関する費用は別途実費。
※詳細な旅程、費用、申込方法などにつきましては、講座内でご案内します。
【講義概要】
第1回 11月14日(月) なぜ熊野を目指すのか?
平安時代末期の帝王である後白河法皇は生涯に三十四度も熊野詣をしたと言われる。平家の武将である平維盛も死ぬ前に熊野へおもむいた。どうして人々は熊野を目指したのか、文学や記録類から考えてみたい。
第2回 11月21日(月) 旅人の熊野:「浜木綿日記」を読む
熊野詣の旅は江戸時代になると庶民層にまで及び、文事を愛好する町人の熊野紀行も数々出現した。その中でも出色の作品、小津久足の『浜木綿日記』を読み解きながら、かつての熊野街道伊勢路を巡り、ひと時、江戸時代の旅に思いを馳せる。
第3回 11月28日(月) 隠り国熊野、痛切の文学系譜
熊野に来た作家たち、与謝野晶子、吉川英治、井上靖等は何を見たか。熊野市新鹿に住んだ中上健次が「私の文学の顕在化である」と書いた事象は何だったか。名も知られず夭折した地元の詩人たちの残した詩集。痛切の熊野の文学について検証します。
この講座では中世・江戸・近世の文学や旅日記から熊野とのかかわりを読み解き、熊野の風土や暮らしを浮き彫りにしていきます。平安時代の文学や記録から、なぜ人々は熊野を目指したのかを探ってみたいと思います。初めて公開する小津久足の『浜木綿日記』を読み解きながら、かつての熊野街道伊勢路を巡ります。明治、大正、昭和の時代を通して熊野で生まれた作家が内なる熊野を、熊野を訪れた作家が外からの視点で熊野をどう捉えたかを学んでいきます。また現地フィールドワークでは作家の足跡をたどりながら熊野の風土や暮らしを現地で体感していただきます。
【特記事項】
【申込方法】 事前予約制です(全席自由、先着50名)
「お電話」か「右上(もしくは右下)の赤いボタン」からお申し込みください。
TEL 03-3296-4423
■この講座は「オープン講座」であり、会員以外の方でもご受講いただけます。
※ただし、会員になることはできません。
■受講料は、事前にお支払が必要です。
■会場:明治大学 駿河台キャンパス
※駿河台キャンパスは、JR「御茶ノ水駅」徒歩3分、丸ノ内線「御茶ノ水駅」徒歩3分、千代田線「新御茶ノ水駅」徒歩5分、新宿線・半蔵門線・三田線「神保町駅」徒歩5分です。
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
■フィールドワーク「文学と説話の舞台をフィールドワークする」(定員15名・別途申込)
行程(予定):2017年3月上旬(2泊3日) 瀞峡・湯の口、赤木城、熊野古道
講師(予定):みえ熊野学研究会運営委員
※フィールドワークに関する費用は別途実費。
※詳細な旅程、費用、申込方法などにつきましては、講座内でご案内します。
【講義概要】
第1回 11月14日(月) なぜ熊野を目指すのか?
平安時代末期の帝王である後白河法皇は生涯に三十四度も熊野詣をしたと言われる。平家の武将である平維盛も死ぬ前に熊野へおもむいた。どうして人々は熊野を目指したのか、文学や記録類から考えてみたい。
第2回 11月21日(月) 旅人の熊野:「浜木綿日記」を読む
熊野詣の旅は江戸時代になると庶民層にまで及び、文事を愛好する町人の熊野紀行も数々出現した。その中でも出色の作品、小津久足の『浜木綿日記』を読み解きながら、かつての熊野街道伊勢路を巡り、ひと時、江戸時代の旅に思いを馳せる。
第3回 11月28日(月) 隠り国熊野、痛切の文学系譜
熊野に来た作家たち、与謝野晶子、吉川英治、井上靖等は何を見たか。熊野市新鹿に住んだ中上健次が「私の文学の顕在化である」と書いた事象は何だったか。名も知られず夭折した地元の詩人たちの残した詩集。痛切の熊野の文学について検証します。
講師陣
名前 | 牧野 淳司 |
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肩書き | 明治大学文学部教授 |
プロフィール | 名古屋大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。専門は日本中世文学、平家物語と寺院資料の研究。業績として、『延慶本平家物語全注釈(巻一~巻六)』(共著 汲古書院)、『真福寺善本叢刊 東大寺本末相論史料』(共著 臨川書店)などがある。 |
名前 | 高倉 一紀 |
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肩書き | 皇學館大学文学部教授 |
プロフィール | 1952年生まれ。皇學館大学大学院文学研究科博士課程前期を修了。博士(文学)國學院大學。専攻は近世学芸史、書誌学。著書に『近世書籍文化考 : 国学の人々とその著述』、編著に『佐々木弘綱年譜 : 幕末・維新期歌学派国学者の日記』、『松平定信蔵書目録』、共著に『本居宣長事典』など多数。 |
名前 | 中田 重顕 |
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肩書き | みえ熊野学研究会運営委員 |
プロフィール | 1942年生まれ。文学同人誌「文宴」に小説発表。文芸雑誌「文学界」に二度作品が掲載される。三重県文学新人賞、鳥羽マリン文学大賞など。 著書・短編小説集「たそがれ、サムトの婆と」「観音浄土の海」。エッセイ集「みくまの便り」 みえ熊野学研究会の研究誌第四号から第十号まで論文を発表。 |