講座詳細情報
申し込み締切日:2016-09-08 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:16220043
世界の「聖地」を旅する 第十二の旅 越後、キューバ、ギリシア、イタリア、スペイン、フランスを目ざして
- 開催日
- 9月16日(金)、 9月30日(金)、10月14日(金)、10月28日(金)、11月11日(金)、11月18日(金)、12月 2日(金)、12月16日(金)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 17,000円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
聖地――そこは神話や信仰や奇跡と結びついた特別の場所です。とはいえ、戦争や大事故や自然災害などによって、強烈な記憶を人々のなかにとどめている場所もまた、人々の心のなかで特別な場所、聖なる場所の位置を与えられ、必然的に「聖地」となってゆきます。
さらに、なんらかの対象をめぐって人々の情熱が集約される場所もまた「聖地」と呼ばれる例は枚挙にいとまがありません。
したがって人間の情熱や稀有の経験が圧縮され、純化されて、ついに聖性を帯びるにいたった場所、それをも「聖地」とわたしたちは呼ぶことができましょう。
第十二の旅では、そういった世界のさまざまな「聖地」へとみなさんをご案内します。旅、遍歴、聖地巡礼に関心をお持ちのすべての方々のご参加を心からお待ちしています。
(デルフィの夜明け)
【講義概要】
第1回 9月16日(金) すべて険しい道ばかり(ギリシア)
天国の門の前まで辿りついたが、捨てられないものがあった。それはたった一握りの土に
すぎなかったのだが……。
第2回 9月30日(金) 奥の細道から 越後の難関親不知を行く(新潟)
「一つ家に遊女も寝たり萩と月」の名句はどのようにして生まれたのか。一期一会と会者定離を考える旅。
第3回 10月14日(金) メキシコの混血
メキシコ人が受け継いできた信仰、グアダルーペの聖母を紹介する。
第4回 10月28日(金) ソールズベリ大聖堂の青い窓の下で 雄鶏とペテロの物語(イギリス)
「主よ何処に?」「ローマへ。」「なんのために?」「もういちどわたしは十字架に架けられよう。」
第5回 11月11日(金) 出会い モーゼと祭司エテロの娘(イタリア)
ヴァチカンにて。ボッティチェリのモーゼ連作をめぐって、イギリスとイタリア回想の旅。
第6回 11月18日(金) サンテリアのオリチャ(神霊)
神と人間のあいだを取り持つサンテリアの神霊たち。多彩を極めるその世界を紹介する。
第7回 12月 2日(金) 南欧巡礼の道を行く(フランス、スペイン)
フランス巡礼路をたどり、ピレネー山脈を越えてサンチャゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を目指す。
第8回 12月16日(金) アフロ信仰と芸術
アフロ信仰には太鼓と歌と踊りがつきもの。キューバの芸術家がそれをどう表現しているか。
聖地――そこは神話や信仰や奇跡と結びついた特別の場所です。とはいえ、戦争や大事故や自然災害などによって、強烈な記憶を人々のなかにとどめている場所もまた、人々の心のなかで特別な場所、聖なる場所の位置を与えられ、必然的に「聖地」となってゆきます。
さらに、なんらかの対象をめぐって人々の情熱が集約される場所もまた「聖地」と呼ばれる例は枚挙にいとまがありません。
したがって人間の情熱や稀有の経験が圧縮され、純化されて、ついに聖性を帯びるにいたった場所、それをも「聖地」とわたしたちは呼ぶことができましょう。
第十二の旅では、そういった世界のさまざまな「聖地」へとみなさんをご案内します。旅、遍歴、聖地巡礼に関心をお持ちのすべての方々のご参加を心からお待ちしています。
(デルフィの夜明け)
【講義概要】
第1回 9月16日(金) すべて険しい道ばかり(ギリシア)
天国の門の前まで辿りついたが、捨てられないものがあった。それはたった一握りの土に
すぎなかったのだが……。
第2回 9月30日(金) 奥の細道から 越後の難関親不知を行く(新潟)
「一つ家に遊女も寝たり萩と月」の名句はどのようにして生まれたのか。一期一会と会者定離を考える旅。
第3回 10月14日(金) メキシコの混血
メキシコ人が受け継いできた信仰、グアダルーペの聖母を紹介する。
第4回 10月28日(金) ソールズベリ大聖堂の青い窓の下で 雄鶏とペテロの物語(イギリス)
「主よ何処に?」「ローマへ。」「なんのために?」「もういちどわたしは十字架に架けられよう。」
第5回 11月11日(金) 出会い モーゼと祭司エテロの娘(イタリア)
ヴァチカンにて。ボッティチェリのモーゼ連作をめぐって、イギリスとイタリア回想の旅。
第6回 11月18日(金) サンテリアのオリチャ(神霊)
神と人間のあいだを取り持つサンテリアの神霊たち。多彩を極めるその世界を紹介する。
第7回 12月 2日(金) 南欧巡礼の道を行く(フランス、スペイン)
フランス巡礼路をたどり、ピレネー山脈を越えてサンチャゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を目指す。
第8回 12月16日(金) アフロ信仰と芸術
アフロ信仰には太鼓と歌と踊りがつきもの。キューバの芸術家がそれをどう表現しているか。
備考
【教材】
立野正裕著『紀行星の時間を旅して』(彩流社、2015年)1,800円+税
越川芳明著『あっけらかんの国キューバ』(猿江商會、2015年)1,800円+税
※教材は各自購入願います。
立野正裕著『紀行星の時間を旅して』(彩流社、2015年)1,800円+税
越川芳明著『あっけらかんの国キューバ』(猿江商會、2015年)1,800円+税
※教材は各自購入願います。
講師陣
名前 | 立野 正裕 |
---|---|
肩書き | 明治大学文学部教授 |
プロフィール | 福岡県生まれ。岩手県立遠野高校卒業後、明治大学文学部に入学。同大学文学部教員として英米文学と西洋文化史を研究。「道の精神史」を構想し、ヨーロッパへの旅を重ね続ける。著書に『精神のたたかい――非暴力主義の思想と文学』、『黄金の枝を求めて――ヨーロッパ思索の旅』、『世界文学の扉をひらく』(現在三巻まで刊行中)、『日本文学の扉をひらく』(第一巻刊行中)『紀行 失われたものの伝説』、『紀行 星の時間を旅して』、『洞窟の反響』、『未完なるものへの情熱』など。 |
名前 | 越川 芳明 |
---|---|
肩書き | 明治大学文学部教授 |
プロフィール | 1952年千葉県生まれ。筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科単位所得退学。専攻は米文学。90年代後半から、米墨国境地帯のボーダー・ピープルの声「声」と「歌」を聴くために、精力的にフィールドワークを行う。著書に『トウガラシのちいさな旅 ボーダー文化論』、『ギターを抱いた渡り鳥 チカーノ詩礼賛』。訳書にエリクソン『エクスタシーの湖』、『世界の作家32人によるワールドカップ教室』など多数。 |