講座詳細情報
申し込み締切日:2016-09-13 / その他教養 / 学内講座コード:16220021
大人のための「いのち」の学び舎
- 開催日
- 9月21日(水)、10月 5日(水)、10月19日(水)、11月 2日(水)、11月16日(水)、12月 7日(水)、12月14日(水)、12月21日(水)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 15:00~16:30(11/16のみ13:00~17:00)
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 22,000円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
「いのち」ということばが私たちに想起させる内容は、半世紀前のものとは余りにも違ったものになってきています。それは、人間の生老病死が家庭から離れ、益々見えなくなっているからです。
どのような社会にもなんらかの枠(規範)があるように、文化にも独自の型があった筈です。たとえば、死には死にまつわる文化の型があり、それが葬礼や法要やその型特有の規範を生み出してきたのです。
だから、その型が失われることは、死が文化として消えていくことであり、それはとりもなおさず、私たちが死を了解し、受け入れ、死と和解する手立てを失ったことを意味するのです。
古来、人はどのように生き、死んで来たのか。今、どのような死が望ましいのか。この講座は長年生と死に関わって来られた方々を講師にお招きして、受講生と共に考え、意見を交換する場にしたいと思います。
【特記事項】
※フィールドワークに関わる費用は別途実費
※フィールドワークに伴う書類を別途ご提出いただきます(初回講義でご案内いたします)。
【講義概要】
第1回 9月21日(水) 安心(あんじん)の中で生き、そして死んでいくために
第2回 10月 5日(水) いのちをめぐるシーンを撮る
第3回 10月19日(水) 家で天寿を全うする方法を考えてみませんか?
第4回 11月 2日(水) 超少子高齢人口減少時代のまちづくり~豊かさの発見
第5回 11月16日(水) 【フィールドワーク】むさし野治療センター(13:00~17:00)人生最後のゴールを輝きとともに
第6回 12月 7日(水) 困っている人はほっとかれへんから、地域のみんなで助ける取り組み―厚生労働省が取組む「地域包括ケアシステム」の秘密―
第7回 12月14日(水) 死の前の「老耄」の意味を考える
第8回 12月21日(水) 寿と命
「いのち」ということばが私たちに想起させる内容は、半世紀前のものとは余りにも違ったものになってきています。それは、人間の生老病死が家庭から離れ、益々見えなくなっているからです。
どのような社会にもなんらかの枠(規範)があるように、文化にも独自の型があった筈です。たとえば、死には死にまつわる文化の型があり、それが葬礼や法要やその型特有の規範を生み出してきたのです。
だから、その型が失われることは、死が文化として消えていくことであり、それはとりもなおさず、私たちが死を了解し、受け入れ、死と和解する手立てを失ったことを意味するのです。
古来、人はどのように生き、死んで来たのか。今、どのような死が望ましいのか。この講座は長年生と死に関わって来られた方々を講師にお招きして、受講生と共に考え、意見を交換する場にしたいと思います。
【特記事項】
※フィールドワークに関わる費用は別途実費
※フィールドワークに伴う書類を別途ご提出いただきます(初回講義でご案内いたします)。
【講義概要】
第1回 9月21日(水) 安心(あんじん)の中で生き、そして死んでいくために
第2回 10月 5日(水) いのちをめぐるシーンを撮る
第3回 10月19日(水) 家で天寿を全うする方法を考えてみませんか?
第4回 11月 2日(水) 超少子高齢人口減少時代のまちづくり~豊かさの発見
第5回 11月16日(水) 【フィールドワーク】むさし野治療センター(13:00~17:00)人生最後のゴールを輝きとともに
第6回 12月 7日(水) 困っている人はほっとかれへんから、地域のみんなで助ける取り組み―厚生労働省が取組む「地域包括ケアシステム」の秘密―
第7回 12月14日(水) 死の前の「老耄」の意味を考える
第8回 12月21日(水) 寿と命
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 金山 秋男 |
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肩書き | 明治大学法学部教授・明治大学死生学・基層文化研究所代表 |
プロフィール | 1948年栃木県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。専攻は死生学、宗教民俗学。著書に『歎異抄』、共著に『「生と死」の図像学』、『古典にみる日本人の生と死』など。現在、明治大学野生の科学研究所副所長、明治大学死生学・基層文化研究所代表、国際熊野学会副代表。 |
名前 | 池谷 薫 |
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肩書き | 映画監督、ドキュメンタリー作家 |
プロフィール | 1958年東京生まれ。同志社大学卒業後、数多くのテレビドキュメンタリーを演出。劇場デビュー作となった『延安の娘』は文化大革命に翻弄された父娘の再会を描き、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭グランプリほか多数受賞。2作目の『蟻の兵隊』は中国残留日本兵の悲劇を描き記録的なロングランヒットとなる。3作目の『先祖になる』は東日本大震災からの復興にかける木こりの老人を追い、ベルリン国際映画祭エキュメニカル賞特別賞、香港国際映画祭グランプリ、文化庁映画賞大賞を受賞。現在、チベット問題と向き合った最新作の『ルンタ』が公開中。著書に「蟻の兵隊 日本兵2600人山西省残留の真相」「人間を撮る ドキュメンタリーがうまれる瞬間(とき)」(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など。 |
名前 | 太田 秀樹 |
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肩書き | 医療法人アスムス理事長、全国在宅療養支援診療所連絡会事務局長 |
プロフィール | 1953年 奈良市生まれ。自治医大学大学院修了後、同大整形外科医局長、専任講師を経て、1992年在宅医療を旗印に おやま城北クリニック(小山市)開設。現在、機能強化型在宅療養支援診療所として24時間×365日のサービスを展開し、地域包括ケアシステムの一翼を担う。医学博士。日本整形外科学会認定専門医。麻酔科標榜医。介護支援専門員。在宅ケアネットワーク・とちぎ代表世話人、日本医師会在宅医療連絡協議会委員、日本在宅医学会理事、全国知事会先進政策頭脳センター委員、厚労省検討会委員等。著書・論文多数。 |
名前 | 川井 真 |
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肩書き | 明治大学法学部兼任講師、明治大学社会イノベーション・デザイン研究所副所長 |
プロフィール | 1960年(神奈川県横浜市)生まれ。専門は医療福祉政策論、ソーシャル・リスクマネジメント論、死生学。現在、NPO全国在宅医療推進協会監事、NPOふるさとテレビ顧問、東京医療保健大学大学院非常勤講師なども務める。共著として『介護福祉経営士テキスト(基礎編II・医療を知る)』(日本医療企画)、『明日の在宅医療第二巻(在宅医療の諸相と方法)』(中央法規出版)、『在宅医療辞典』(中央法規出版)、『医師が知っておきたいクリニカルコーディング』(エルゼビア・ジャパン)、『医療リスクマネジメント心得帳』(日本医学出版)など。 |
名前 | 林 義貢 |
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肩書き | むさし野治療センター院長・三鍼法研究会会長・一般社団法人クォンタム気功普及会理事長 |
プロフィール | 北海道大学水産学部卒業。財団法人 国際労務管理財団 評議員などを歴任。一等航海士として捕鯨母船に乗り、南氷洋に10回航海し、タンカーの船長を勤め、陸に上がる。その後、人間救済の使命に目覚め、初心にかえり勉強をやり直し、治療の世界に入る。東洋古典医学理論の研究と臨床に携わると同時に、鍼灸・気功治療歴40年以上。米国、ブラジル、中国、韓国、ロシアその他多くの国に毎年健康に関する講演依頼を受け活躍中。 |
名前 | 武末 文男 |
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肩書き | 厚生労働省 関東信越厚生局 医事課 課長、元奈良県医療政策部長 |
プロフィール | 1992年に九州大学医学部を卒業後、7年間消化器外科医として臨床経験を積む。その後、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災において、福岡市医療支援団として災害医療に参加。長崎県の離島である、壱岐公立病院で離島医療の経験が、地域医療、特に「人生の最終段階における医療」に対する関心へと続く。2000年、厚生労働省に入省し、医政局医療技術情報推進室において、医療分野の情報化や、日本における科学的根拠に基づく医療(EBM)の推進普及、医療安全推進室の創設などに取組む。その後、労働基準局でメンタルヘルスケア対策、アスベストによる健康対策などを行い、血液対策課では、献血の推進やC型肝炎訴訟などにも従事。その後、奈良県への出向、文部科学省への出向を経て、現在は、関東信越厚生局健康福祉部 医事課にて勤務。 |
名前 | 大井 玄 |
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肩書き | 東京大学名誉教授・元国立環境研究所所長 |
プロフィール | 1935年生まれ。東京大学名誉教授。東大医学部卒業後、ハーバード大学公衆衛生大学院修了。東大医学部教授などを経て国立環境研究所所長を務めた。近著に『「痴呆老人」は何を見ているか』、『環境世界と自己の系譜』など多数。現在も臨床医として終末期医療全般に取り組む。 |
名前 | 太田 浩史 |
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肩書き | 真宗大谷派高岡教区大福寺住職 |
プロフィール | 1955年富山県城端町(現南砺市)生まれ。大谷大学文学部卒。大福寺住職の傍ら2004年からとなみ民藝協会会長。2007年から日本民藝協会常任理事を務める。「土徳」をモットーに、地域の風土やお講を大切にした教化の必要性をうったえる。 |