講座詳細情報
申し込み締切日:2016-09-15 / 日本史 / 学内講座コード:16220008
新・歴史民俗学シリーズ 神社と祭りの精神史9
- 開催日
- 9月23日(金)、10月 7日(金)、10月21日(金)、11月 4日(金)、11月18日(金)、12月 2日(金)、12月16日(金)、 1月13日(金)、 1月27日(金)、 2月 3日(金)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 28,000円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
神社とそこに祀られる神々の姿には、時代と社会、そして人々の心が現れているような気がします。日本の神社の御神体には鏡が用いられることがありますが、鏡に映るのは、神様のお姿ではなく、神様を拝み、祈りを捧げている私たちの姿なのかもしれません。日本には八百万の神々がおられると言いますが、さすがにそのすべてについてお話しすることは難しく、これまで主に著名な神社、歴史上目覚ましい活躍をした神社と神々、そしてお祭りについてお話をしてきました。今回もそうした神社を選びましたが、資料の少ないものが多く、信仰の実体がなかなか見えてこないものも数多く含まれています。古文書・古記録はもちろん、絵画・絵図、現在の祭り映像など、可能な限りの素材を援用して、少しでも神社の核心に近づいていきたいと思っています。
【講義概要】
第1回 9月23日(金) 松尾大社(山城)
京都の北方に鎮座する山の神。酒造の神として知られている。
第2回 10月 7日(金) 丹生川上神社(紀伊)
上・中・下の三社があり、「雨師明神」とも呼ばれる雨の神さま。
第3回 10月21日(金) 大鳥大社(和泉)
全国の大鳥神社の総本社。ご祭神がたびたび変更されるが、和泉国一宮の地位は変わらない。
第4回 11月 4日(金) 安房神社(安房)・玉前神社(上総)
ともに千葉県にあり、それぞれの国の一宮。
第5回 11月18日(金) 気多神社(能登)
北陸の大社のひとつだが、その創祀には不明点が多い。一宮。
第6回 12月 2日(金) 中山神社(美作)
吉備津彦系の神社だが、『今昔物語』に祟る猿神として現れることで知られる。一宮。
第7回 12月16日(金) 日前・国懸神宮(紀伊)
二社あり、日前宮は皇室の御神体である鏡を祀る。一宮。
第8回 1月13日(金) 香椎宮(筑前)
香椎廟とも呼ばれ、仲哀天皇を祀る。人を神に祀った神社の典型。
第9回 1月27日(金) 平野神社(山城)
平安遷都とともに祀られるようになった宮城鎮護神。祭神を含め謎が多い。
第10回 2月 3日(金) 梅宮大社(山城)
橘氏の氏神。檀林皇后が現在地に遷座させ、皇子を得たとされるお産の神。
神社とそこに祀られる神々の姿には、時代と社会、そして人々の心が現れているような気がします。日本の神社の御神体には鏡が用いられることがありますが、鏡に映るのは、神様のお姿ではなく、神様を拝み、祈りを捧げている私たちの姿なのかもしれません。日本には八百万の神々がおられると言いますが、さすがにそのすべてについてお話しすることは難しく、これまで主に著名な神社、歴史上目覚ましい活躍をした神社と神々、そしてお祭りについてお話をしてきました。今回もそうした神社を選びましたが、資料の少ないものが多く、信仰の実体がなかなか見えてこないものも数多く含まれています。古文書・古記録はもちろん、絵画・絵図、現在の祭り映像など、可能な限りの素材を援用して、少しでも神社の核心に近づいていきたいと思っています。
【講義概要】
第1回 9月23日(金) 松尾大社(山城)
京都の北方に鎮座する山の神。酒造の神として知られている。
第2回 10月 7日(金) 丹生川上神社(紀伊)
上・中・下の三社があり、「雨師明神」とも呼ばれる雨の神さま。
第3回 10月21日(金) 大鳥大社(和泉)
全国の大鳥神社の総本社。ご祭神がたびたび変更されるが、和泉国一宮の地位は変わらない。
第4回 11月 4日(金) 安房神社(安房)・玉前神社(上総)
ともに千葉県にあり、それぞれの国の一宮。
第5回 11月18日(金) 気多神社(能登)
北陸の大社のひとつだが、その創祀には不明点が多い。一宮。
第6回 12月 2日(金) 中山神社(美作)
吉備津彦系の神社だが、『今昔物語』に祟る猿神として現れることで知られる。一宮。
第7回 12月16日(金) 日前・国懸神宮(紀伊)
二社あり、日前宮は皇室の御神体である鏡を祀る。一宮。
第8回 1月13日(金) 香椎宮(筑前)
香椎廟とも呼ばれ、仲哀天皇を祀る。人を神に祀った神社の典型。
第9回 1月27日(金) 平野神社(山城)
平安遷都とともに祀られるようになった宮城鎮護神。祭神を含め謎が多い。
第10回 2月 3日(金) 梅宮大社(山城)
橘氏の氏神。檀林皇后が現在地に遷座させ、皇子を得たとされるお産の神。
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 水谷 類 |
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肩書き | 明治大学文学部兼任講師 |
プロフィール | 日本宗教史・文化史、および民俗学専攻。明治大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。著書:『廟墓ラントウと現世浄土の思想』、『墓前祭祀と聖所のトポロジー』(雄山閣、2009年)、『中世の神社と祭り』(岩田書院、2010年刊)、『墓制・墓標研究の再構築―歴史・考古・民俗学の現場から―』(岩田書院、2010年刊)、『村落・宮座研究の継承と展開』(岩田書院、2011刊)。一宮制、神社と祭り、民間芸能者、遊行の宗教者などを研究対象としながら、日本人の精神世界の形成について考えています。 |