検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2016-10-13 / 日本史 / 学内講座コード:16220004

環境変化に先史人類はどう適応したか? 第59回明治大学博物館公開講座考古学ゼミナール

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月21日(金)、10月28日(金)、11月 4日(金)、11月11日(金)
講座回数
4回
時間
18:00~20:00
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
5,000円
定員
100
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【講座趣旨】
近年、古環境学と考古学との連携により、環境変化と先史社会の相互作用について活発な議論が展開しています。本講座では、気候変動や災害によって引き起こされた環境変化に対する先史社会の反応や適応、生業活動と人為的な自然環境の改変の関係などについて最前線の研究成果を紹介します。後期旧石器時代から古墳時代までを通観することによって、先史狩猟採集社会から先史農耕社会への変動と環境変化との相互作用を歴史的な変化として理解できる点に本講座の特色があります。自然環境、気候変動、先史考古学などに興味のある方におすすめの講座です。

【特記事項】
※割引対象外講座です。
※明治大学文学部史学地理学科考古学専攻の学生は、お電話でお問い合わせください(03-3296-4423)。

【講義概要】
第1回 10月21日(金) 中部高地黒曜石原産地における景観変遷と黒曜石獲得活動
最終氷期の気候変動と中部高地黒曜石原産地の開発をめぐる人間行動の相互関係を解説します。

第2回 10月28日(金) 縄文時代の植物利用からみた資源開発
グローバルな気候温暖化を背景とした縄文時代人の多様な植物利用について解説します。

第3回 11月 4日(金) 縄文時代から弥生時代の環境変動と生業の変化
縄文時代的な植物利用から水稲耕作の受け入れの背景にある環境変化を解説します。

第4回 11月11日(金) 火山災害のインパクトと古墳時代社会の変動
自然災害による環境変化がどのように古墳時代社会に影響を与えたのか解説します。

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 島田 和高
肩書き 明治大学博物館学芸員(考古学部門)
プロフィール 明治大学大学院博士後期課程中退。専門は旧石器時代の考古学。明治大学博物館学芸員として考古部門を担当する。現在は、石器時代の黒曜石資源開発史や日本列島における現代人の定着に関する考古学的研究を推進。
名前 能城 修一
肩書き つくば(独)森林総合研究所
プロフィール 縄文時代以降,日本列島において、人々がどのように植物を認識して、森林資源を利用してきたのかをテーマとして研究している。とくに、技術の進歩にともなって、木材の利用が多様化して、日本列島の奥地にまで拡大していく様相を明らかにしたいと考えている。一方、ウルシをはじめとする外来の樹種もかなり早い時代から利用されており、そうした植物とその利用技術がどのように、いつごろもたらされたのかにも興味を持っている。
名前 辻 誠一郎
肩書き 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
プロフィール 日本大学文理学部応用地学科1975年卒、日本大学文理学部応用地学科実験助手、大阪市立大学理学部生物学科助手・講師、国立歴史民俗博物館歴史研究部助教授・教授を経て、現在東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。人間と環境の関係史を生態系すなわち人間‐環境系の具体的復元にもとづいて読み解くことをメインテーマとしている。
名前 杉山 秀宏
肩書き (公財)群馬県埋蔵文化財調査事業団主任調査研究員
プロフィール 明治大学大学院史学専攻博士前期課程修了。主な研究テーマは,古墳時代の特に副葬品(武器)。奈良県や群馬県で古墳・集落・祭祀跡などの遺跡の調査や報告書の作成に携わる。現在、古墳時代における朝鮮半島との関係・祭祀について関心がある。主な著作に「分布から見た上毛野について」『県立歴史博物館研究紀要31』 2010、「金井東裏遺跡出土銀・鹿角併用装鉾について」 『群馬県埋文事業団研究紀要34』2016ほか。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.