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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-04-18 / 日本史 / 学内講座コード:16120009

古代学研究の最前線 XII 古代東国の歴史を見直す

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
4月26日(火)、 5月10日(火)、 5月24日(火)、 6月14日(火)、 6月28日(火)、 7月12日(火)、 9月20日(火)、10月11日(火)、10月25日(火)、11月 8日(火)、11月22日(火)、12月13日(火)
講座回数
12回
時間
18:30~20:00
講座区分
通年 
入学金
3,000円
受講料
30,000円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
古代のヤマト王権の時代には、東国は夷(ひな)のなかでも特別な位置に置かれていた。その言葉は「鶏が鳴くアヅマ」といわれる。また、その表象の一つが武人であり、東国から徴発された防人であろう。確かに大化前代では、『日本書紀』における東国への統治・コスモロジーには特徴があり、「東国の調」などの特別な貢納がみられた。近年、国府・国分寺・郡家など考古学の発掘調査が大きく進み、東国の実態が明らかになりつつある。こうした研究成果をふまえ、あらためて東国の歴史を見直す必要がある。今回は、関係が強い武蔵と下総の地域に焦点をあて、進展が著しい考古学と文献の面から新しい東国史を試みたい。

【講義概要】
第1回 4月26日(火) 信濃の文化遺産と東国

第2回 5月10日(火) 東国の前・中期古墳

第3回 5月24日(火) 東国の後期古墳

第4回 6月14日(火) ヤマト王権と古代の東国

第5回 6月28日(火) 古代の武蔵と下総

第6回 7月12日(火) 武蔵の国府

第7回 9月20日(火) 墨書土器からみた下総と国府

第8回 10月11日(火) 文字瓦からみた武蔵と下総の国分寺

第9回 10月25日(火) 国府と郡家のまつりごと

第10回 11月 8日(火) 出土文字史料からみた東国の支配

第11回 11月22日(火) 房総を戦乱に巻き込んだ平将門・忠常

第12回 12月13日(火) 下総国府に来た平頼政房総の武士

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 吉村 武彦
肩書き 明治大学文学部教授
プロフィール 1945年朝鮮生まれ。京都・大阪育ち。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。専攻は、日本古代史。主な著書に、『日本の歴史3 古代王権の展開』(集英社)、『日本古代の社会と国家』(岩波書店)、『古代天皇の誕生』(角川選書)、『日本社会の誕生』(岩波ジュニア新書)、『聖徳太子』(岩波新書)、『ヤマト王権』(岩波新書)他多数。
名前 大竹 幸恵
肩書き 長野県小県郡長和町教育委員会課長補佐 (黒耀石体験ミュージアム学芸員)
プロフィール 茨城県つくば市出身。明治大学大学院文学研究科史学専修考古学専攻博士前期課程修了。子どもの頃、実家の畑で拾った黒耀石がきっかけで考古学に進む。大学院時代に参加した黒耀石原産地鷹山遺跡群の発掘調査から、ライフワークとして黒耀石流通の背景を解き明かす研究に取り組む。長和町教育委員会職員として黒耀石体験ミュージアムを建設。鷹山遺跡群の保存とミュージアムでの活用事業が評価され、藤森栄一賞と和島誠一賞を受賞。
名前 佐々木 憲一
肩書き 明治大学文学部教授
プロフィール 1962年東京生まれ、京都育ち。ハーヴァード大学人類学研究科大学院博士課程修了。2009年より現職。専門は国家形成期の考古学(古墳時代)。主な著書に、『雪野山古墳』(新泉社2004)、『関東の後期古墳群』(共編著、六一書房2010)など。
名前 黒済 玉恵
肩書き 東村山市遺跡調査会副主任
プロフィール 東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。東京都北区・東村山市等で埋蔵文化財調査に従事。『東村山市史資料編(考古)』(共著、2001)、『狭山丘陵における遺跡の動向と東の上遺跡』(『埼玉考古』43、2008)
名前 山路 直充
肩書き 市立市川考古博物館学芸員
プロフィール 日本考古学。国分寺とその瓦研究の牽引者。近年では、文字瓦から墨の研究に重心を移す。『国分寺における寺院地と伽藍地』『古代』(110、2001)、共著『日本古代道路事典』(八木書店、2004)
名前 加藤 友康
肩書き 明治大学大学院文学研究科特任教授
プロフィール 1948年東京都生まれ。東京大学文学部卒。同大学院人文科学研究科博士課程中退。専攻は日本古代史。東京大学史料編纂所において『大日本史料』の編纂と正倉院文書の調査研究に従事。編著『古代文書論―正倉院文書と木簡・漆紙文書』(東京大学出版会)、『日本の時代史 6』(吉川弘文館)他多数。
名前 川尻 秋生
肩書き 早稲田大学文学学術院教授
プロフィール 日本古代史。飛鳥時代から、平安時代までの政治形態を総合的に研究。寺院史・東国地域史も専門家。『古代東国史の基礎的研究』(塙書房、2003)、『日本古代の格と資財帳』(吉川弘文館、2003)、『日本の歴史4 揺れ動く貴族社会』(小学館、2008)、『平安京遷都』(岩波新書)他多数。
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