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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-04-29 / その他教養 / 学内講座コード:16120063

都市空間を歩く

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月 7日(土)、 5月14日(土)、 5月21日(土)、 5月28日(土)、 6月 4日(土)、 6月11日(土)、 6月18日(土)、 6月25日(土)、 7月 2日(土)
講座回数
9回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
23,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
文学テキストたちは東京を舞台に様々な文学空間を形成してきました。この講座では行為・心理・プロットという枠からではなく、都市空間や都市文化を切り口として文学テキストを見直してみたいと思います。「読むこと」と「歩くこと」を重ね合わせながら、文庫本を抱えて町に出てみませんか。第一線の研究者という贅沢な案内付きで。育ち、育てられ、気が付くと16年目、また新たなスタートです。慣れることなく、さらに〈進化〉を求めたいと思います。


フィールドワークに関わる費用は別途実費
※ フィールドワークに伴う書類を別途ご提出いただきます(初回講義でご案内いたします)。

【講義概要】
第1回 5月 7日(土) 二人の実朝―太宰治「右大臣実朝」と小林秀雄「無常といふ事」(1)
引き続き鎌倉のテキストを読みます。中学・高校『日本史』の鎌倉初期を少し学習しておいてください。テキストは各種文庫。

第2回 5月14日(土) 【フィールドワーク】二人の実朝―太宰治「右大臣実朝」と小林秀雄「無常といふ事」(2)
八幡宮・大倉幕府跡から小町大路を南下し滑川沿いに宝戒寺や比企ヶ谷妙本寺など有力御家人邸跡を歩きます。

第3回 5月21日(土) 二人の実朝―太宰治「右大臣実朝」と小林秀雄「無常といふ事」(3)
いずれも戦中下のテキストであることに留意し、二人の文学者にとって、〈実朝〉とはどういう存在だったのか、考究してみたいと思います。

第4回 5月28日(土) 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と日本の近代(1)
〈異人〉であったハーンが見た〈日本〉の伝統について考察します。テキストは上田和夫訳『小泉八雲集』( 新潮文庫)を使用します。各自ご用意ください。

第5回 6月 4日(土) 【フィールドワーク】小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と日本の近代(2)
小泉八雲旧居跡(新宿区富久町)から小泉八雲記念公園(新宿区大久保)までを歩き、ハーンの東京での生活空間を追体験します。

第6回 6月11日(土) 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と日本の近代(3)
上京したハーンにとって、東京生活はどのようなものだったのか。ハーンの近代日本への批判を再考します。

第7回 6月18日(土) 『明治開化安吾捕物帖』の世界(1)
無頼派の作家坂口安吾の『明治開化安吾捕物帖』を講読します。テキストは角川文庫版を使用します。各自ご用意ください。

第8回 6月25日(土) 【フィールドワーク】坂口安吾『明治開化安吾捕物帖』(2)
古地図を片手に、明治の東京、そして現代の東京を重層的に歩きます。行程の詳細は第1回の授業でお知らせします。

第9回 7月 2日(土) 坂口安吾『明治開化安吾捕物帖』(3)
フィールドワークの成果を踏まえ、この作品で安吾が描いた東京都市空間の歴史的意義を解明します。

備考

【教材】
レジュメ資料+テキスト
※テキストの一部は各自購入願います。

講師陣

名前 佐藤 義雄
肩書き コーディネータ・明治大学文学部教授
プロフィール 1948年長野県生まれ。東京教育大学大学院修了。都市・都市文化と文学の交錯を視座にして日本近代文学の読み換えを行っている。編著にこの講座の成果をまとめた『都市空間を歩く』(第1輯・第2輯、リバティアカデミーブックレット)、単著に『文学の風景 都市の風景』(蒼丘書林)、近著に『昭和文学の位相1930-1945』(2014 雄山閣)がある。
名前 松下 浩幸
肩書き 明治大学農学部教授
プロフィール 大阪府出身。明治大学大学院修了。日本近代文学専攻。〈都市〉〈独身者〉〈ジェンダー〉をキーワードに、近代化と文学表象の関係を考察している。著書に『夏目漱石-Xなる人生-』共著書に『異文化体験としての大都市―ロンドンそして東京』『モダニズム・コレクション叢書 サラリーマン』などがある。
名前 長沼 秀明
肩書き 明治大学文学部兼任講師、川口短期大学こども学科准教授
プロフィール 1962年札幌市生まれ。明治大学大学院修了。川口短期大学こども学科准教授。専門は近代日本の歴史。鹿鳴館時代の条約改正史を中央の政治・外交のみならず、地方・文化・風俗等の幅広い視点から研究することを課題とする。リバティアカデミーブックレット『都市空間を歩く』、同第二輯では、共著者の一人として、定評ある本講座を紹介している。
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