講座詳細情報
申し込み締切日:2016-05-03 / 日本史 / 学内講座コード:16120032
日本人の魂の古層を探る
- 開催日
- 5月11日(水)、 5月25日(水)、 6月 8日(水)、 6月22日(水)、 7月 6日(水)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 14,000円
- 定員
- 50
- 補足

※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
今の世界を見れば、現代文明を生み出してきた父性原理があちこちで綻び、欲望が野放しになるにつれ、格差を生み憎しみや不安、生きがいの喪失など様々な不条理が噴き出しています。むしろ律令制の始めから、その中央の動きに抵抗し、取り残された周縁の文化の中にこそ、日本が経済大国から文化大国へ歩む未来の道筋が見えてくるように思います。
この講座は、日本人が培ってきた魂の古層をとおして、閉塞した日本文化のパラダイム変換を模索するものです。
※第4講のみ13:00~14:30
【講義概要】
第1回 5月11日(水) 日本人の霊魂観と他魂観
第2回 5月25日(水) 南島文学の発生
第3回 6月 8日(水) 丹生都比売神社と高野山、千二百年変わらぬ神仏共存の祈り
第4回 6月22日(水) 『古事記』におけるムスヒ(産巣日)とタマ(玉・珠・魂)とモノ(物)とヌシ(主)の思想
※第4講のみ時間が異なります。13:00~14:30
第5回 7月 6日(水) 吉本隆明の『アフリカ的段階』
今の世界を見れば、現代文明を生み出してきた父性原理があちこちで綻び、欲望が野放しになるにつれ、格差を生み憎しみや不安、生きがいの喪失など様々な不条理が噴き出しています。むしろ律令制の始めから、その中央の動きに抵抗し、取り残された周縁の文化の中にこそ、日本が経済大国から文化大国へ歩む未来の道筋が見えてくるように思います。
この講座は、日本人が培ってきた魂の古層をとおして、閉塞した日本文化のパラダイム変換を模索するものです。
※第4講のみ13:00~14:30
【講義概要】
第1回 5月11日(水) 日本人の霊魂観と他魂観
第2回 5月25日(水) 南島文学の発生
第3回 6月 8日(水) 丹生都比売神社と高野山、千二百年変わらぬ神仏共存の祈り
第4回 6月22日(水) 『古事記』におけるムスヒ(産巣日)とタマ(玉・珠・魂)とモノ(物)とヌシ(主)の思想
※第4講のみ時間が異なります。13:00~14:30
第5回 7月 6日(水) 吉本隆明の『アフリカ的段階』
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 金山 秋男 |
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肩書き | 明治大学法学部教授・明治大学死生学・基層文化研究所代表 |
プロフィール | 1948年栃木県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。専攻は死生学、宗教民俗学。著書に『歎異抄』、共著に『「生と死」の図像学』、『古典にみる日本人の生と死』など。現在、明治大学野生の科学研究所副所長、明治大学死生学・基層文化研究所代表、国際熊野学会副代表。 |
名前 | 居駒 永幸 |
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肩書き | 明治大学経営学部教授 |
プロフィール | 1951年山形県生まれ。博士(文学)。専攻は日本古代文学、日本民俗学。『万葉集』や『古事記』『日本書紀』の歌と散文に関する研究のほか、奄美沖縄や東北の民俗調査も継続的に実施している。著書に『古代の歌と叙事文芸史』(笠間書院、2003年、志田延義賞受賞)、『東北文芸のフォークロア』(みちのく書房、2006年)、共編著に『日本書紀[歌]全注釈』(同、2008年)。 |
名前 | 丹生 晃市 |
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肩書き | 丹生都比売神社宮司 |
プロフィール | 東京生まれ。國學院大学文学部神道学科卒業。神社本庁に勤務。昭和60年から丹生都比売神社権禰宜兼務を経て、平成18年宮司就任。日本人の誇るべき宗教の融和の精神や、自然との共存の精神、異なる文化を受け入れる柔軟性から、神と仏が融和した、日本人の祈りの原点について、講演等多数。 |
名前 | 鎌田 東二 |
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肩書き | 京都大学こころの未来研究センター教授 |
プロフィール | 1980年國學院大學大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。筑波大学文学博士。言霊思想、聖地論、神仏習合思想、翁童論(子どもと老人の問題)、霊性思想について研究。真言・マントラ・聖句・呪文・祝詞など、意味やコミュニケーションだけではない、言葉や場所や生命が生み出す超越性の仕組みや、こころのさいはてを探るところから、人間の可能性と不可能性をみきわめる。 |
名前 | 中沢 新一 |
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肩書き | 明治大学特任教授・明治大学野性の科学研究所所長 |
プロフィール | 1950年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。チベット仏教を学び、帰国後、人類の思考全域を視野にいれた研究分野(精神の考古学)を構想・開拓。著書に『チベットのモーツァルト』(サントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)、『哲学の東北』(斎藤緑雨賞)、『フィロソフィア・ヤポニカ』(伊藤整文学賞)、『カイエ・ソバージュ』全5巻(『対称性人類学』で小林秀雄賞)、『精霊の王』、『アースダイバー』(桑原武夫学芸賞)、『鳥の仏教』など多数。最新刊に『日本の大転換』(集英社新書)がある。 |
