講座詳細情報
申し込み締切日:2015-09-17 / その他教養 / 学内講座コード:15220021
大人のための「いのち」の授業
- 開催日
- 9月25日(金)、10月 2日(金)、10月 9日(金)、10月16日(金)、10月23日(金)、10月30日(金)、11月 6日(金)、11月13日(金)、11月20日(金)、11月27日(金)、12月 4日(金)、12月11日(金)
- 講座回数
- 12回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 26,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
「いのち」ということばが私たちに想起させる内容は、半世紀前のものとは余りにも違ったものになってきています。それは、人間の生老病死が家庭から離れ、益々見えなくなっているからです。
どのような社会にもなんらかの枠(規範)があるように、文化にも独自の型があった筈です。たとえば、死には死にまつわる文化の型があり、それが葬礼や法要やその型特有の規範を生み出してきたのです。
だから、その型が失われることは、死が文化として消えていくことであり、それはとりもなおさず、私たちが死を了解し、受け入れ、死と和解する手立てを失ったことを意味するのです。
古来、人はどのように生き、死んで来たのか。今、どのような死が望ましいのか。この講座は長年生と死に関わって来られた方々を講師にお招きして、受講生と共に考え、意見を交換する場にしたいと思います。
【特記事項】
※12/11は、自由参加のシンポジウムのため、回数に含みません。
講義は【11回】です。
【講義概要】
第1回 9月25日(金) 死を想い、生を紡ぐ
第2回 10月 2日(金) 死を前にした人間の「いたみ」~末期がん患者と仏教の出会いから~
第3回 10月 9日(金) 祈りの美術・いのちの美術
第4回 10月16日(金) いのちを語る物語と宗教― 悲しみを超えて
第5回 10月23日(金) いのちを支える人々の登場~臨床宗教師、スピリチュアルケア師の現在~
第6回 10月30日(金) 悟った人は美しく人生を終える
第7回 11月 6日(金) 粋な生き方
第8回 11月13日(金) いのちの文化としてのあそび・スポーツ
第9回 11月20日(金) あそび・スポーツの東西
第10回 11月27日(金) 終の棲家における看取りの意味
第11回 12月 4日(金) 無常と無我~看取りの医師に聞く~
第12回 12月11日(金) ※オプション※ シンポジウム(自由参加)
「いのち」ということばが私たちに想起させる内容は、半世紀前のものとは余りにも違ったものになってきています。それは、人間の生老病死が家庭から離れ、益々見えなくなっているからです。
どのような社会にもなんらかの枠(規範)があるように、文化にも独自の型があった筈です。たとえば、死には死にまつわる文化の型があり、それが葬礼や法要やその型特有の規範を生み出してきたのです。
だから、その型が失われることは、死が文化として消えていくことであり、それはとりもなおさず、私たちが死を了解し、受け入れ、死と和解する手立てを失ったことを意味するのです。
古来、人はどのように生き、死んで来たのか。今、どのような死が望ましいのか。この講座は長年生と死に関わって来られた方々を講師にお招きして、受講生と共に考え、意見を交換する場にしたいと思います。
【特記事項】
※12/11は、自由参加のシンポジウムのため、回数に含みません。
講義は【11回】です。
【講義概要】
第1回 9月25日(金) 死を想い、生を紡ぐ
第2回 10月 2日(金) 死を前にした人間の「いたみ」~末期がん患者と仏教の出会いから~
第3回 10月 9日(金) 祈りの美術・いのちの美術
第4回 10月16日(金) いのちを語る物語と宗教― 悲しみを超えて
第5回 10月23日(金) いのちを支える人々の登場~臨床宗教師、スピリチュアルケア師の現在~
第6回 10月30日(金) 悟った人は美しく人生を終える
第7回 11月 6日(金) 粋な生き方
第8回 11月13日(金) いのちの文化としてのあそび・スポーツ
第9回 11月20日(金) あそび・スポーツの東西
第10回 11月27日(金) 終の棲家における看取りの意味
第11回 12月 4日(金) 無常と無我~看取りの医師に聞く~
第12回 12月11日(金) ※オプション※ シンポジウム(自由参加)
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 金山 秋男 |
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肩書き | 明治大学法学部教授・明治大学死生学・基層文化研究所代表 |
プロフィール | 1948年栃木県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。専攻は死生学、宗教民俗学。著書に『「生と死」の図像学』、『巡礼-その世界』、『人はなぜ旅にでるのか』、『生と死の東西文化史』(いずれも共著)など。道元の「正法眼蔵」に関するものを中心に、仏教思想関係論文多数。現在、明治大学野生の科学研究所副所長、明治大学死生学・基層文化研究所代表、国際熊野学会副代表、日本臨床美術協会理事。 |
名前 | 大井 玄 |
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肩書き | 東京大学名誉教授・元国立環境研究所所長 |
プロフィール | 1935年生まれ。東京大学名誉教授。東大医学部卒業後、ハーバード大学公衆衛生大学院修了。東大医学部教授などを経て国立環境研究所所長を務めた。近著に『「痴呆老人」は何を見ているか』、『環境世界と自己の系譜』など多数。現在も臨床医として終末期医療全般に取り組む。 |
名前 | 島薗 進 |
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肩書き | 東京大学名誉教授・上智大学グリーフケア研究所所長 |
プロフィール | 1948年東京生まれ。1972年、東京大学文学部宗教学科卒業。筑波大学研究員、東京外国語大学日本語学科助手、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部宗教学科教授などを歴任。近代形成期から現代までの日本の宗教史の研究を中心に、現代世界の諸地域の宗教のあり方の比較研究を進め、この十数年は、「死生学」という新たな領域に踏み込む。現在は、上智大学グリーフケア研究所所長を務め、身近で大切な人の死に関する研究を行う。 |
名前 | 林 義貢 |
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肩書き | むさし野治療センター院長・三鍼法研究会会長・一般社団法人クォンタム気功普及会理事長 |
プロフィール | 北海道大学水産学部卒業。財団法人 国際労務管理財団 評議員などを歴任。一等航海士として捕鯨母船に乗り、南氷洋に10回航海し、タンカーの船長を勤め、陸に上がる。その後、人間救済の使命に目覚め、初心にかえり勉強をやり直し、治療の世界に入る。東洋古典医学理論の研究と臨床に携わると同時に、鍼灸・気功治療歴40年以上。米国、ブラジル、中国、韓国、ロシアその他多くの国に毎年健康に関する講演依頼を受け活躍中。 |
名前 | 若麻績 敏隆 |
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肩書き | 善光寺白蓮坊住職 画家 |
プロフィール | 1958年長野県生まれ。東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業。同大学院修士課程修了。大正大学大学院仏教学修士課程修了。長野県善光寺白蓮坊で住職をつとめる旁ら、定期的に大丸東京店、青山新生堂、日本橋三越本店等でパステル画の個展を開催。また、極楽の原風景を、仏教の教義を離れて、人間の美意識のなかに求める試みを行っている。著書に『パステルで描くやすらぎの山河』(日貿出版社 平成14年)。 |
名前 | 佐藤 雅彦 |
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肩書き | 浄土宗浄心寺住職・大正大学非常勤講師 |
プロフィール | 1958年東京に生まれる。大正大学仏教学部卒業。同大学院博士課程修了。ジョージタウン大学ケネディー倫理研究所客員研究員を経て、現職。宗教家として現代のいのちの問題に取り組む。小・中学校の子供たちにいのちの大切さを教える「いのちの授業」を開催、また、末期がん患者や死を間近にした人々のベッドサイドを訪問するなど、仏教の観点からの看護医療を積極的に行っている。 |
名前 | 福岡 孝純 |
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肩書き | 日本女子体育大学招聘教授・日本スポーツ文化研究所代表 |
プロフィール | 1941年神奈川県生まれ。1964年学習院大学理学部物理学科卒。1970年フランクフルト大学博士課程修了。1972年福岡スポーツ研究所創立(現日本スポーツ文化研究所)、東京農業大学教授、帝京大学教授、法政大学教授など歴任。全国各地でスポーツ・健康関連の施策づくり、地域振興に携わる。専門分野はスポーツ環境論。主な著書に「スポーツ・ビジネス」(日本経済新聞社)、「新しい地域文化戦略」(第一法規)など。 |