講座詳細情報
申し込み締切日:2014-10-31 / その他教養 / 学内講座コード:14260008
日本の祭りと異形の神々 シリーズ5
- 開催日
- 11月 8日(土)、11月15日(土)、11月29日(土)、12月13日(土)、12月20日(土)、 1月10日(土)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 14:00~15:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 6,000円
- 定員
- 100
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
前回講座の最後に、武蔵府中の大国魂神社を中心とするフィールドワークを実施しました。ひとつの神社とそれを取り囲む地域には、当然のことながら、深く複雑な歴史の水脈が流れ続けてきました。変容する神社の姿を歴史の中に追跡するのが今回シリーズの目標です。近世社会における神社と祭りを確かめつつ、その前段階としての「中世の神社と祭り」を中心に講義を進めます。特に、一宮制を古代神社からの脱却ととらえる立場から論じた「国司神拝」論は、講師・水谷の代表論文。そのほか、神社の歴史を社会や人々の信仰観の変遷を通して解読する予定です。歴史学と民俗学の両方に足場を固める「歴史民俗学」の真骨頂をお話しできると思います。
【特記事項】
【共催】杉並区教育委員会
●本講座を受講される18歳以上の杉並区在住、在学、在勤者の方は、新規入会金3,000円(3年度間有効)が無料。受講料は3,000円です。
●杉並区在住、在学、在勤者の方のお申込は、「電話」「FAX」での受付となります。
(ホームページからの「オンライン申込」では割引特典が受けられせん。)
電 話:03-3296-4423
FAX:03-3296-4542
【講義概要】
第1回 11月 8日(土) 近世都市祭礼と町人たち(1)
武蔵大国魂神社の祭り 前期最後に巡った府中大国魂神社の祭りを歴史的に解読。そこから見えてくるのは、新時代を力強く生き抜く神社と町人の姿
第2回 11月15日(土) 近世都市祭礼と町人たち(2)
近江・日牟礼八幡宮の左義長祭り 滋賀県近江八幡市の日牟礼八幡宮の巨大な火祭りを映像と資料で解説する。
第3回 11月29日(土) 近世都市祭礼と町人たち(3)
江戸鎮守神田明神と山王社の祭りは天下祭りと呼ばれた。祭礼行列が江戸城内に入り、天下様すなわち将軍家等の上覧に預かるからであった。
第4回 12月13日(土) 中世の神社と祭り(1)─鹿島大使役─
中世鹿島社を支えた常陸国大掾一族。その結束は、祭りの頭役システムに支えられていた。
第5回 12月20日(土) 中世の神社と祭り(2)─「足助八幡宮縁起」を読む─
鎌倉時代の直前、三河国の山中に突然、神が降臨する。新しい時代に登場する新しい異形の神々とは。
第6回 1月10日(土) 中世の神社と祭り(3)─三河国三宮猿投神社の祭りと人々─
中世の後期、荘園内で成長してきた村落と農民たち、そして新興勢力である国人層、それぞれの信仰的欲求に寺社は応えようとする。神仏習合の新しい波が訪れた。
前回講座の最後に、武蔵府中の大国魂神社を中心とするフィールドワークを実施しました。ひとつの神社とそれを取り囲む地域には、当然のことながら、深く複雑な歴史の水脈が流れ続けてきました。変容する神社の姿を歴史の中に追跡するのが今回シリーズの目標です。近世社会における神社と祭りを確かめつつ、その前段階としての「中世の神社と祭り」を中心に講義を進めます。特に、一宮制を古代神社からの脱却ととらえる立場から論じた「国司神拝」論は、講師・水谷の代表論文。そのほか、神社の歴史を社会や人々の信仰観の変遷を通して解読する予定です。歴史学と民俗学の両方に足場を固める「歴史民俗学」の真骨頂をお話しできると思います。
【特記事項】
【共催】杉並区教育委員会
●本講座を受講される18歳以上の杉並区在住、在学、在勤者の方は、新規入会金3,000円(3年度間有効)が無料。受講料は3,000円です。
●杉並区在住、在学、在勤者の方のお申込は、「電話」「FAX」での受付となります。
(ホームページからの「オンライン申込」では割引特典が受けられせん。)
電 話:03-3296-4423
FAX:03-3296-4542
【講義概要】
第1回 11月 8日(土) 近世都市祭礼と町人たち(1)
武蔵大国魂神社の祭り 前期最後に巡った府中大国魂神社の祭りを歴史的に解読。そこから見えてくるのは、新時代を力強く生き抜く神社と町人の姿
第2回 11月15日(土) 近世都市祭礼と町人たち(2)
近江・日牟礼八幡宮の左義長祭り 滋賀県近江八幡市の日牟礼八幡宮の巨大な火祭りを映像と資料で解説する。
第3回 11月29日(土) 近世都市祭礼と町人たち(3)
江戸鎮守神田明神と山王社の祭りは天下祭りと呼ばれた。祭礼行列が江戸城内に入り、天下様すなわち将軍家等の上覧に預かるからであった。
第4回 12月13日(土) 中世の神社と祭り(1)─鹿島大使役─
中世鹿島社を支えた常陸国大掾一族。その結束は、祭りの頭役システムに支えられていた。
第5回 12月20日(土) 中世の神社と祭り(2)─「足助八幡宮縁起」を読む─
鎌倉時代の直前、三河国の山中に突然、神が降臨する。新しい時代に登場する新しい異形の神々とは。
第6回 1月10日(土) 中世の神社と祭り(3)─三河国三宮猿投神社の祭りと人々─
中世の後期、荘園内で成長してきた村落と農民たち、そして新興勢力である国人層、それぞれの信仰的欲求に寺社は応えようとする。神仏習合の新しい波が訪れた。
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 水谷 類 |
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肩書き | 明治大学文学部兼任講師 |
プロフィール | 日本宗教史・文化史、および民俗学専攻。明治大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。著書:『廟墓ラントウと現世浄土の思想』、『墓前祭祀と聖所のトポロジー』(雄山閣、2009年)、『中世の神社と祭り』(岩田書院、2010年刊)、『墓制・墓標研究の再構築―歴史・考古・民俗学の現場から―』(岩田書院、2010年刊)、『村落・宮座研究の継承と展開』(岩田書院、2011刊)。一宮制、神社と祭り、民間芸能者、遊行の宗教者などを研究対象としながら、日本人の精神世界の形成について考えています。 |