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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-09-26 / 文学:その他教養 / 学内講座コード:14260007

日本近代文学と〈家族〉の風景 ー戦後編・IIー

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 和泉キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月 4日(土)、10月11日(土)、10月18日(土)、10月25日(土)
講座回数
4回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
4,000円
定員
60
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
日本の近代文学が描く〈家族〉について考える講座の3回目です。戦後という時代の中で、文学者たちが日本の家族をどのように描いてきたのか、その代表作を熟読します。松本清張『半生の記』では戦後、社会派ミステリーを築き上げた作家・清張の原点ともいれる家族の歴史について、また、吉本ばなな『キッチン』では現代女性が自立を目指すときに、従来の家族とは異なる家族のファンタジーを求めることを検証します。さらに、薄命の才媛・向田邦子の『思い出トランプ』では、その名人芸ともいえる短編に描かれた家族・人生の機微を探り、有吉佐和子『恍惚の人』では親の介護を通して、自己・家族・他者について問い直していく作品の現代的意義について考えます。テキストはすべて新潮文庫です。各自でご用意下さい。

【特記事項】
【共催】杉並区教育委員会

●本講座を受講される18歳以上の杉並区在住、在学、在勤者の方は、新規入会金3,000円(3年度間有効)が無料。受講料は2,000円です。
●杉並区在住、在学、在勤者の方のお申込は、「電話」「FAX」での受付となります。
(ホームページからの「オンライン申込」では割引特典が受けられせん。)
電 話:03-3296-4423
FAX:03-3296-4542

【講義概要】
第1回 10月 4日(土) 松本清張『半生の記』
―社会派ミステリー作家とその原点―

第2回 10月11日(土) 吉本ばなな『キッチン』
―ファミリー・ロマンス(空想家族)と女性の成長―

第3回 10月18日(土) 向田邦子『思い出トランプ』
―絶妙の人生画帖 ―

第4回 10月25日(土) 有吉佐和子『恍惚の人』
―介護の日々から得るもの―

備考

【教材】
レジュメ資料
※テキストは各自でご用意ください。

講師陣

名前 松下 浩幸
肩書き 明治大学農学部教授
プロフィール 大阪府出身。明治大学大学院修了。日本近代文学専攻。〈都市〉〈独身者〉〈ジェンダー〉をキーワードに、近代化と文学表象の関係を考察している。著書に『夏目漱石-Xなる人生-』共著書に『異文化体験としての大都市―ロンドンそして東京』『モダニズム・コレクション叢書 サラリーマン』などがある。
名前 生方 智子
肩書き 明治大学文学部准教授
プロフィール 成城大学大学院博士課程修了、博士(文学)。二〇〇七年立正大学文学部専任講師、二〇一〇年准教授を経て、二〇一三年明治大学文学部准教授。主な著書は『精神分析以前 無意識の日本近代文学』(翰林書房、二〇〇九年)。
名前 黒崎 峰孝
肩書き 明治大学政治経済学部兼任講師
プロフィール 東京都出身。明治大学大学院修了。日本近代文学専攻。作家の生き方と作品との関わりについて、主に追究。著書に『平野謙研究』(共著)、「川端康成日記考」(『川端文学への視界 6 』所収)など。
名前 西連寺 成子
肩書き 明治大学政治経済学部兼任講師
プロフィール 神奈川県出身。明治大学大学院博士後期課程単位取得。日本近代文学専攻。ジェンダーやモダニズムの観点から石川啄木の研究をしている。著書に『啄木「ローマ字日記」を読む』(教育評論社)がある。
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