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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-09-29 / 日本史 / 学内講座コード:14220051

じっくり学ぶ 幕末から明治期の政治と社会 II

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月 7日(火)、10月14日(火)、10月21日(火)、10月28日(火)、11月 4日(火)、11月11日(火)、11月25日(火)、12月 2日(火)
講座回数
8回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
17,000円
定員
60
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
幕末から明治期の政治と社会をじっくり考えていきたいと思います。講座はI・IIと別れます。幕末から明治期、それは激動の時代でした。西欧の外圧と国内の社会不安のなか、江戸幕府が倒壊し、アジアで最初の国民国家が生まれました。そして明治政府は、憲法と議会政治を取り入れ、日清・日露戦争の後、朝鮮を植民地として帝国化していきました。
この時期の政治史をもっとも短く語ると、以上となります。これでは面白くありません。その間の社会と文化の動きを具体的に見ていきましょう。
本講座IIでは、8回にわたり、吉田松陰、三遊亭円朝、征韓論、秩父事件、日清・日露戦争などを素材として、政治(外交)・文化・社会の様相を考察していきます。日本近代史の最新研究成果や、わたくしが所属する明治大学情報コミュニケーション学部の学際的視座も取り入れていきたいと考えています。

【講義概要】
第1回 10月 7日(火) 開国への対応
横井小楠と吉田松陰を比較しつつ、自国認識のあり方を考えます。

第2回 10月14日(火) 文明開化と規律社会の到来
文明開化のなかにおける伝統文化のあり方や、規律化されていく人びとの様相を考察します。

第3回 10月21日(火) 三遊亭圓朝や松林伯円など、大衆芸能からみる明治時代
福沢諭吉ではなく、一般民衆の接点から文明開化の矛盾を見ていきます。

第4回 10月28日(火) 国権と民権のせめぎ合い
明治政府と自由民権運動との関係を考察します。自由民権運動がめざしたものとは何であったのでしょうか。

第5回 11月 4日(火) 秩父事件の衝撃
秩父事件は戦争でした。そして、以後、広域な暴力的農民騒擾は発生しませんでした。この問題をじっくり考えます。

第6回 11月11日(火) 朝鮮をめぐる政治動向
征韓論から、朝鮮中立化構想まで、国際社会を視野に入れて考えてみたいと思います。

第7回 11月25日(火) 日清戦争・日露戦争
明治時代に発生した2度の対外戦争を、兵士・村という視点を入れて考えます。

第8回 12月 2日(火) 帝国化する日本
日本は、朝鮮を植民地とすることで帝国化していきました。この問題は、明治という時代を考察するうえで避けては通れません。

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 須田 努
肩書き 明治大学情報コミュニケーション学部教授
プロフィール 1959年、群馬県高崎市生まれ。専門は日本近世・近代の社会文化史・異文化コミュニケーション史です。現在の研究課題は、社会文化史の観点からは、幕末から明治初年における大衆芸能と社会との関係、異文化コミュニケーション史の視点からは、薩摩の朝鮮人陶工の村や、吉田松陰に見る征韓論形成の問題などです。朝鮮・中国との関係から日本近世・近代史を考察したいと考えています。
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