講座詳細情報
申し込み締切日:2014-09-26 / その他教養 / 学内講座コード:14220046
都市空間を歩く ―近代日本文学と東京―
- 開催日
- 10月 4日(土)、10月11日(土)、10月18日(土)、10月25日(土)、11月 8日(土)、11月15日(土)、11月22日(土)、11月29日(土)、12月 6日(土)
- 講座回数
- 9回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 23,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
文学テキストたちは東京を舞台に様々な文学空間を形成してきました。この講座では行為・心理・プロットという枠からではなく、都市空間や都市文化を切り口として文学テキストを見直してみたいと思います。「読むこと」と「歩くこと」を重ね合わせながら、文庫本を抱えて町に出てみませんか。第一線の研究者という贅沢な案内付きで。育ち、育てられ、気が付くと15年目、また新たなスタートです。慣れることなく、さらに〈進化〉を求めたいと思います。
【特記事項】
※第4~6回は生田キャンパスで行います
※フィールドワークに関わる費用は別途実費
【講義概要】
第1回 10月 4日(土) 千住宿 永井荷風から五木寛之まで(1)
奥州への起点千住は同時に刑場や遊郭の町でもありました。その面影は下町の〈頽廃〉の表情も浮かべていました。その表情を「永井荷風から五木寛之まで」に求めてみたいと思います。
テキスト(抄)は私が用意します。
第2回 10月11日(土) 千住宿 永井荷風から五木寛之まで(2)
【フィールドワーク】
投げ込み寺浄閑寺・刑場跡回向院・千住宿跡・千住遊郭跡などを歩きます。
第3回 10月18日(土) 千住宿 永井荷風から五木寛之まで(3)
第4回 10月25日(土) 庄野潤三と生田の丘(1)
庄野潤三はひたすら生田の丘の自然の中での幸福な家族を描いてきました。「夕べの雲」(講談社文芸文庫)を中心に向田邦子や山田太一なども含め、戦後の家族小説について広く考察してみたいと思います。
講義は生田キャンパスで行います。
第5回 11月 8日(土) 庄野潤三と生田の丘(2)
庄野家のある生田の丘の開発、また、庄野家の近在である明治大学と生田との関わりについてお話します。
講義は生田キャンパスで行います。終了後登戸研究所を見学いたします。
第6回 11月15日(土) 庄野潤三と生田の丘(3)
生田駅改札口集合→庄野家周辺→明治大学生田キャンパス→
生田緑地(伝統工芸館・民家園など)→向ケ丘遊園駅解散
第7回 11月22日(土) 寺田寅彦「銀座アルプス」の世界(1)
寺田寅彦の名エッセイをテキストに、変転やまない銀座の展開を追ってみます。
テキスト『寺田寅彦随筆集』(岩波文庫)は各自ご用意ください。
第8回 11月29日(土) 寺田寅彦「銀座アルプス」の世界(2)
【フィールドワーク】
第9回 12月 6日(土) 寺田寅彦「銀座アルプス」の世界(3)
フィールドワークを踏まえ、近代史にあって「銀座」とは何であったのか、総括的に考察してみたいと思います。
文学テキストたちは東京を舞台に様々な文学空間を形成してきました。この講座では行為・心理・プロットという枠からではなく、都市空間や都市文化を切り口として文学テキストを見直してみたいと思います。「読むこと」と「歩くこと」を重ね合わせながら、文庫本を抱えて町に出てみませんか。第一線の研究者という贅沢な案内付きで。育ち、育てられ、気が付くと15年目、また新たなスタートです。慣れることなく、さらに〈進化〉を求めたいと思います。
【特記事項】
※第4~6回は生田キャンパスで行います
※フィールドワークに関わる費用は別途実費
【講義概要】
第1回 10月 4日(土) 千住宿 永井荷風から五木寛之まで(1)
奥州への起点千住は同時に刑場や遊郭の町でもありました。その面影は下町の〈頽廃〉の表情も浮かべていました。その表情を「永井荷風から五木寛之まで」に求めてみたいと思います。
テキスト(抄)は私が用意します。
第2回 10月11日(土) 千住宿 永井荷風から五木寛之まで(2)
【フィールドワーク】
投げ込み寺浄閑寺・刑場跡回向院・千住宿跡・千住遊郭跡などを歩きます。
第3回 10月18日(土) 千住宿 永井荷風から五木寛之まで(3)
第4回 10月25日(土) 庄野潤三と生田の丘(1)
庄野潤三はひたすら生田の丘の自然の中での幸福な家族を描いてきました。「夕べの雲」(講談社文芸文庫)を中心に向田邦子や山田太一なども含め、戦後の家族小説について広く考察してみたいと思います。
講義は生田キャンパスで行います。
第5回 11月 8日(土) 庄野潤三と生田の丘(2)
庄野家のある生田の丘の開発、また、庄野家の近在である明治大学と生田との関わりについてお話します。
講義は生田キャンパスで行います。終了後登戸研究所を見学いたします。
第6回 11月15日(土) 庄野潤三と生田の丘(3)
生田駅改札口集合→庄野家周辺→明治大学生田キャンパス→
生田緑地(伝統工芸館・民家園など)→向ケ丘遊園駅解散
第7回 11月22日(土) 寺田寅彦「銀座アルプス」の世界(1)
寺田寅彦の名エッセイをテキストに、変転やまない銀座の展開を追ってみます。
テキスト『寺田寅彦随筆集』(岩波文庫)は各自ご用意ください。
第8回 11月29日(土) 寺田寅彦「銀座アルプス」の世界(2)
【フィールドワーク】
第9回 12月 6日(土) 寺田寅彦「銀座アルプス」の世界(3)
フィールドワークを踏まえ、近代史にあって「銀座」とは何であったのか、総括的に考察してみたいと思います。
備考
【教材】
レジュメ資料+テキスト
※テキストは各自ご用意ください。
レジュメ資料+テキスト
※テキストは各自ご用意ください。
講師陣
名前 | 佐藤 義雄 |
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肩書き | コーディネータ・明治大学文学部教授 |
プロフィール | 1948年長野県生まれ。東京教育大学大学院修了。都市・都市文化と文学の交錯を視座にして日本近代文学の読み換えを行っている。編著にこの講座の成果をまとめた『都市空間を歩く』(第1輯・第2輯、リバティアカデミーブックレット)、単著に『文学の風景 都市の風景』(蒼丘書林)、近著に『昭和文学の位相1930-1945』(2014 雄山閣)がある。 |
名前 | 長沼 秀明 |
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肩書き | 明治大学文学部兼任講師 |
プロフィール | 1962年札幌市生まれ。明治大学大学院修了。専門は近代日本の歴史。鹿鳴館時代の条約改正史を中央の政治・外交のみならず、地方・文化・風俗等の幅広い視点から研究することを課題とする。リバティアカデミーブックレット『都市空間を歩く』、同第二輯では、共著者の一人として、定評ある本講座を紹介している。 |