講座詳細情報
申し込み締切日:2014-05-09 / その他教養 / 学内講座コード:14160017
日本の祭りと異形の神々 シリーズ4
- 開催日
- 5月17日(土)、 5月31日(土)、 6月14日(土)、 6月28日(土)、 7月12日(土)、 7月26日(土)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 14:00~15:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 6,000円
- 定員
- 100
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
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【講座趣旨】
季節の神々、先祖祭祀の信仰と祭り、これまでさまざまな祭りと信仰を採り上げてきました。神の姿はもちろん、神社や祭りの様子も、地域によってあるいは時代によって一様ではありませんね。日本の神祇信仰の原点とは何か、祭りの真の役割とは何か、それはまだまだ闇の彼方にかすんでいます。今回のテーマは神社と神々の歴史。古代から中世にかけての神祇信仰と、祭りのなかに立ち現れてくる神々と人との関係について考えます。
【特記事項】
【共催】杉並区教育委員会
●本講座を受講される18歳以上の杉並区在住、在学、在勤者の方は、新規入会金3,000円(3年度間有効)が無料。受講料は3,000円です。
●杉並区在住、在学、在勤者の方のお申込は、「電話」「FAX」での受付となります。
(ホームページからの「オンライン申込」では割引特典が受けられせん。)
03-3296-4423
03-3296-4542
【講義概要】
第1回 5月17日(土)
神社と信仰:福井県の若狭に、土地の人が「ニソの杜」と呼んできた小さなモリがある。モリとは神社の原型。ニソの杜の祭りを通して、日本の神信仰の原型について考える。
第2回 5月31日(土)
古代の村の祭りを知る手段はわずかしかない。律令の「春時祭田条」から見えてくる、古代人の祭りの風景。それは「常陸国風土記」筑波嶺の歌垣の祭りとどうつながるのだろう。
第3回 6月14日(土)
「常陸国風土記」にあるヤト神(蛇神)祭祀の起源説話は、日本の祭りの原点を示してくれている。そしてそれは、古代王権の祭祀へと繋がっていくプロセスをも示してくれている。祭りは、祝祭と支配のせめぎ合いの場でもある。
第4回 6月28日(土)
五穀豊穣、天下泰平、祭りの祈願の常套文句だが、そもそも五穀豊穣と祭りとはどんな関係があるのか? 穀霊(ライススピリット)の祭りと神話は、東アジア全域に分布していた。それが日本に定着して成長したのが日本の祭りのもと。
第5回 7月12日(土)
祭りの姿はさまざま。「国司神拝」とは、律令国家の国司が任国に赴いてまずしなければなからいとされていた重要な儀礼であった。その意味とは、神々による在地王としての国司の承認であった。この儀礼から一宮制が誕生した。
第6回 7月26日(土) フィールドワーク
武蔵大國魂神社と武蔵府中国府周辺をめぐる。武蔵大國魂神社は、江戸時代までは六所宮と呼ばれ、武蔵国惣社だった。惣社は国中の神々を集め祀る施設と思われ、国府の祭祀施設として重要な役割を担っていたと考えられる。
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【講座趣旨】
季節の神々、先祖祭祀の信仰と祭り、これまでさまざまな祭りと信仰を採り上げてきました。神の姿はもちろん、神社や祭りの様子も、地域によってあるいは時代によって一様ではありませんね。日本の神祇信仰の原点とは何か、祭りの真の役割とは何か、それはまだまだ闇の彼方にかすんでいます。今回のテーマは神社と神々の歴史。古代から中世にかけての神祇信仰と、祭りのなかに立ち現れてくる神々と人との関係について考えます。
【特記事項】
【共催】杉並区教育委員会
●本講座を受講される18歳以上の杉並区在住、在学、在勤者の方は、新規入会金3,000円(3年度間有効)が無料。受講料は3,000円です。
●杉並区在住、在学、在勤者の方のお申込は、「電話」「FAX」での受付となります。
(ホームページからの「オンライン申込」では割引特典が受けられせん。)
03-3296-4423
03-3296-4542
【講義概要】
第1回 5月17日(土)
神社と信仰:福井県の若狭に、土地の人が「ニソの杜」と呼んできた小さなモリがある。モリとは神社の原型。ニソの杜の祭りを通して、日本の神信仰の原型について考える。
第2回 5月31日(土)
古代の村の祭りを知る手段はわずかしかない。律令の「春時祭田条」から見えてくる、古代人の祭りの風景。それは「常陸国風土記」筑波嶺の歌垣の祭りとどうつながるのだろう。
第3回 6月14日(土)
「常陸国風土記」にあるヤト神(蛇神)祭祀の起源説話は、日本の祭りの原点を示してくれている。そしてそれは、古代王権の祭祀へと繋がっていくプロセスをも示してくれている。祭りは、祝祭と支配のせめぎ合いの場でもある。
第4回 6月28日(土)
五穀豊穣、天下泰平、祭りの祈願の常套文句だが、そもそも五穀豊穣と祭りとはどんな関係があるのか? 穀霊(ライススピリット)の祭りと神話は、東アジア全域に分布していた。それが日本に定着して成長したのが日本の祭りのもと。
第5回 7月12日(土)
祭りの姿はさまざま。「国司神拝」とは、律令国家の国司が任国に赴いてまずしなければなからいとされていた重要な儀礼であった。その意味とは、神々による在地王としての国司の承認であった。この儀礼から一宮制が誕生した。
第6回 7月26日(土) フィールドワーク
武蔵大國魂神社と武蔵府中国府周辺をめぐる。武蔵大國魂神社は、江戸時代までは六所宮と呼ばれ、武蔵国惣社だった。惣社は国中の神々を集め祀る施設と思われ、国府の祭祀施設として重要な役割を担っていたと考えられる。
講師陣
名前 | 水谷 類 |
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肩書き | 明治大学文学部兼任講師 |
プロフィール | 日本宗教史・文化史、および民俗学専攻。明治大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。著書:『廟墓ラントウと現世浄土の思想』、『墓前祭祀と聖所のトポロジー』(雄山閣、2009年)、『中世の神社と祭り』(岩田書院、2010年刊)、『墓制・墓標研究の再構築―歴史・考古・民俗学の現場から―』(岩田書院、2010年刊)、『村落・宮座研究の継承と展開』(岩田書院、2011刊)。一宮制、神社と祭り、民間芸能者、遊行の宗教者などを研究対象としながら、日本人の精神世界の形成について考えています。 |