講座詳細情報
申し込み締切日:2013-09-19 / 文学:日本史 / 学内講座コード:13220035
新版・ゆっくり学ぶ江戸の古文書 パート6
- 開催日
- 9月27日、10月11日、10月25日、11月 8日、11月22日、12月 6日、12月13日、 1月10日、 1月24日、 1月31日(金)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 24,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
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【講座趣旨】
この講座は、くずし字が読めるようになりたい方、どんなポイントに注意したらよいか復習したい方、自分の読解力を再確認したいという方のためのクラスです。
前半は、読解の手順を復習しつつ、武家の古文書から、読みやすく典型的な古文書に挑戦してみましょう。古文書での筆法や筆順の連綿について板書して解説します。
テキストは水野忠邦の継嗣水野忠精の「日記」を主に用い、読んで参ります。忠精は安政5(1858)年11月、大老井伊直弼のお眼鏡にかない、27歳で寺社加役を拝命しました。その職務の実際はどのようなものだったのでしょうか。奏者番は勤めたのでしょうか。評定所出仕もあります。日記から、寺社奉行職の特色やそのキャリア上の意味などを探ってみたいと思います。
さて、井伊大老は安政7年3月桜田門外で落命します。忠精日記はこの一件について何も語りません。桜田門外一件の目撃談などを採録した架蔵「備忘録」により事件を想起しながら、忠精の事情についても考えてみたいと思います。
後半は趣向がかわり、延岡藩内藤家旧蔵「内藤家文書」から興味深い史料を紹介します。「内藤家文書」約4万5千点は、半世紀前に明治大学に移管され、かねて最大級・最良質の譜代藩政文書と評されてきました。所管部署は、明治大学図書館から刑事博物館、明治大学博物館へと変わりましたが、旧蔵者内藤政道氏のご意向から、ひろく教育研究に利用され、国民共有の文化財として一層の活用が望まれています。移管50年目にちなみ、「内藤家文書の面白さ」をキーワードとして4回の古文書講読を行います。
古文書を読んで・見て・聞いて、愉しんでいただければ幸いに存じます。
【講義概要】
第1回 9月27日(金) 水野忠精の日記を読む。寺社奉行職の実際。
第2回 10月11日(金) 同上。
第3回 10月25日(金) 同上。
第4回 11月 8日(金) 桜田門外の変一件史料を読む。
第5回 11月22日(金) 同上。
第6回 12月 6日(金) 同上。
第7回 12月13日(金) 内藤義概自筆「家訓」に見る公利の理念―国家は民人をもって至宝と為すと云へり―
近世の大名家訓として著名な、内藤義概自筆の「家訓」。各箇条を紹介し、藩政に与えた影響について考察します。
第8回 1月10日(金) 桜田門外ノ変異聞 大老井伊直弼は生きていた―狼藉者は、井伊様御手にて都合九人ほど取押さえ―
水戸の浪士たちは、桜田門外で直弼の暗殺を企てました。しかし直弼が襲撃した浪士を取押え、後日病死したことを物語る「内藤家文書」を紹介します。
第9回 1月24日(金) お殿様と家臣の絆―「由緒書」に見る人間模様―
まず「由緒書」とはどんなものか。つぎに幕末の藩主内藤政順と正室、その家臣との絆について、史料を読み解きながら紹介します。
第10回 1月31日(金) 内藤充真院『五十三次ねむりの合の手』―声優の語りで楽しむ、道中日記の可笑しみ―
政順正室の充真院が江戸から延岡への旅で記した道中記から興味深い記述を読み解きます。幕末女流文学の傑作を現代語訳とナレーションでお楽しみください。
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【講座趣旨】
この講座は、くずし字が読めるようになりたい方、どんなポイントに注意したらよいか復習したい方、自分の読解力を再確認したいという方のためのクラスです。
前半は、読解の手順を復習しつつ、武家の古文書から、読みやすく典型的な古文書に挑戦してみましょう。古文書での筆法や筆順の連綿について板書して解説します。
テキストは水野忠邦の継嗣水野忠精の「日記」を主に用い、読んで参ります。忠精は安政5(1858)年11月、大老井伊直弼のお眼鏡にかない、27歳で寺社加役を拝命しました。その職務の実際はどのようなものだったのでしょうか。奏者番は勤めたのでしょうか。評定所出仕もあります。日記から、寺社奉行職の特色やそのキャリア上の意味などを探ってみたいと思います。
さて、井伊大老は安政7年3月桜田門外で落命します。忠精日記はこの一件について何も語りません。桜田門外一件の目撃談などを採録した架蔵「備忘録」により事件を想起しながら、忠精の事情についても考えてみたいと思います。
後半は趣向がかわり、延岡藩内藤家旧蔵「内藤家文書」から興味深い史料を紹介します。「内藤家文書」約4万5千点は、半世紀前に明治大学に移管され、かねて最大級・最良質の譜代藩政文書と評されてきました。所管部署は、明治大学図書館から刑事博物館、明治大学博物館へと変わりましたが、旧蔵者内藤政道氏のご意向から、ひろく教育研究に利用され、国民共有の文化財として一層の活用が望まれています。移管50年目にちなみ、「内藤家文書の面白さ」をキーワードとして4回の古文書講読を行います。
古文書を読んで・見て・聞いて、愉しんでいただければ幸いに存じます。
【講義概要】
第1回 9月27日(金) 水野忠精の日記を読む。寺社奉行職の実際。
第2回 10月11日(金) 同上。
第3回 10月25日(金) 同上。
第4回 11月 8日(金) 桜田門外の変一件史料を読む。
第5回 11月22日(金) 同上。
第6回 12月 6日(金) 同上。
第7回 12月13日(金) 内藤義概自筆「家訓」に見る公利の理念―国家は民人をもって至宝と為すと云へり―
近世の大名家訓として著名な、内藤義概自筆の「家訓」。各箇条を紹介し、藩政に与えた影響について考察します。
第8回 1月10日(金) 桜田門外ノ変異聞 大老井伊直弼は生きていた―狼藉者は、井伊様御手にて都合九人ほど取押さえ―
水戸の浪士たちは、桜田門外で直弼の暗殺を企てました。しかし直弼が襲撃した浪士を取押え、後日病死したことを物語る「内藤家文書」を紹介します。
第9回 1月24日(金) お殿様と家臣の絆―「由緒書」に見る人間模様―
まず「由緒書」とはどんなものか。つぎに幕末の藩主内藤政順と正室、その家臣との絆について、史料を読み解きながら紹介します。
第10回 1月31日(金) 内藤充真院『五十三次ねむりの合の手』―声優の語りで楽しむ、道中日記の可笑しみ―
政順正室の充真院が江戸から延岡への旅で記した道中記から興味深い記述を読み解きます。幕末女流文学の傑作を現代語訳とナレーションでお楽しみください。
講師陣
名前 | 伊能 秀明 |
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肩書き | 明治大学中央図書館事務長 |
プロフィール | 学生の教育研究支援のため図書館書評コンテストや書評の書き方講座などの図書館活動推進、社会貢献のため小・中学生の「一日図書館長イベント」や延岡市での生涯教育活動に関与し、微力を尽くしています。法学博士。 |
名前 | 岩崎 信夫 |
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肩書き | 小学館アカデミー古文書塾講師 |
プロフィール | 東京都生まれ。静岡県裾野市史や目黒区めぐろ歴史資料館の「武島家文書目録」の編纂に従事。また武嶋家文書を読む会として『東北大学本浮浪追討記』を翻刻。幕末の制度改革に関心を持っています。 |
名前 | 神崎 直美 |
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肩書き | 城西大学経済学部准教授 |
プロフィール | 神奈川県生まれ。専門は日本近世史・日本法制史。近年の研究テーマは諸藩の藩法と刑事政策、および大名家の生活・文化。最近の著作に史料集『監憲録・浜松告稟録』(編著、平成25年2月、創文社)。博士(史学)。 |
名前 | 池田 知聡 |
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肩書き | 声優・俳優・サラエンタテインメント宮崎校常勤講師 |
プロフィール | 宮崎市出身。日活芸術学院、声の劇団イマージュ付属研究所を経て、声の劇団イマージュ所属。声優として多数出演し、主な出演番組は『クレヨンしんちゃん』(小山よし治役)、『忍たま乱太郎』(灰洲井溝役)などで、中年・老人役を軽妙にこなし定評がある。 |