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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-01-06 / その他教養 / 学内講座コード:13220056

旅路に歌う西行

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 中野キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
1月14日、 1月21日、 1月28日、 2月 4日、 2月12日、 2月18日(火)
講座回数
6回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
13,000円
定員
30
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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【講座趣旨】
桜の花と月をこよなく愛でた西行は、日本文学史上の数多くの歌人の中で現代人によく知られていると同時に、一番親しまれている歌人であるといえます。よい家柄に生まれながらも、23歳という若さで出家を遂げた西行は、73歳を一期に河内国弘川寺で入寂するまで人生の大半を旅から旅の中で送るようになります。本講座では、西行の旅の歌を中心に読み解きながら、西行の歌の魅力に触れていきたいと思います。

【特記事項】
2013年度に「中野キャンパス」「生田キャンパス」で実施する講座にお申込の方に限り、入会金3,000円(3年度間有効)が無料になります。
※既に他講座で入会手続きをされた方には適用されませんので、ご了承ください。
※オープン講座・一部の特別企画講座は対象外となりますのでご了承ください。


※写真は前期講座の様子

【講義概要】
第1回 1月14日(火) 「三夕の歌」と鴫立沢の西行庵
新古今集巻四秋歌上には、西行を中心に寂蓮・定家の「三夕の歌」三首が並んでいます。西行の歌にちなんで大磯には「鴫立沢の西行庵」が建っていますが、その作歌事情について解説します。

第2回 1月21日(火) 西行と江口の妙との贈答歌
西行が天王寺へ参詣した時、雨が降ってきたので、江口の里で宿を借りようとしたところ、遊女妙が貸してくれなかったという西行と江口の妙との贈答歌をめぐって説明します。

第3回 1月28日(火) 高野山での草庵生活
西行は久安5年(1149)、32、3歳頃から、約30年間にわたって高野山に住んでいたことで、五来重氏は「高野聖」とみなしていますが、西行の高野山での草庵生活と蓮華乗院などの勧進性について検討します。

第4回 2月 4日(火) 四国への旅 ?崇徳院の御陵参拝
仁安2年(1167)秋、西行は四国への修行に出る前に、上賀茂神社へ参拝してから、讃岐国白峯の崇徳院の御陵に詣でて鎮魂の歌を詠んでいますが、その背景をめぐって説明します。

第5回 2月12日(水) 四国への旅 ?弘法大師遺跡巡礼
西行の四国への修行のもうひとつの目的は、善通寺をはじめ弘法大師空海の誕生の地を訪ねることでした。その遺跡巡礼の歌を通して宗教的な動機を追及します。

第6回 2月18日(火) 西行のDVD上映と歌の解説
西行の鴫立沢・高野山時代・讃岐国への旅・二見浦など、歌に関する解説を簡単に行なってから、DVDを視聴します。

講師陣

名前 金 任仲
肩書き 明治大学研究知財戦略機構客員研究員・中国烟台大学外国語学院招聘教授
プロフィール 明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。主な著書・論文に『西行和歌と仏教思想』(笠間書院)、『日本文芸思潮史論叢』(ぺりかん社、共著)、「中世説話の和歌―和歌から説話へ」(『国文学解釈と鑑賞』72巻5号、2007)、「新羅僧元暁と義湘伝―『華厳縁起』を中心に」」(『文芸研究』106号、2008)「古代日本と朝鮮渡来文化-高麗神社と聖天院をめぐって」(『文芸研究』109号、2009)、「西行における華厳思想と和歌」(『文芸研究』115号、2011)、「新羅僧義湘と善妙の説話」(『文芸研究』118号、2012)など。

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