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講座詳細情報

申し込み締切日:2013-09-30 / その他教養 / 学内講座コード:13220048

じっくり学ぶ 幕末から明治期の政治と社会 II

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月 8日、10月15日、10月22日、10月29日、11月 5日、11月12日、11月19日、11月26日(火)
講座回数
8回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
17,000円
定員
60
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

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【講座趣旨】
幕末から明治期の政治と社会をじっくり考えていきたいと思います。講座は(1)(2)と分かれますが、本講座はその後半(2)に当たります。幕末から明治期、それは本当に激動の時代でした。西欧の外圧と国内の社会不安のなか、江戸幕府が倒壊し、アジアで最初の国民国家が生まれました。そして明治政府は、憲法と議会政治を取り入れ、日清・日露戦争の後、朝鮮を植民地として帝国化していきました。この時期の政治史をもっとも短く語ると、以上となります。これでは面白くありません。その間の社会の動きも具体的に見ていきましょう。8回にわたり、明治維新によって社会や人々の心性がどのように変化していったのかを探ります。そもそも当時の人々は近代を歓迎したのでしょうか。このような疑問から、じっくり明治という時代と社会を考察していきたいと思います。その際、日本近世史・近代史研究の最新の研究成果や、わたくしが所属する明治大学情報コミュニケーション学部が提唱している学際的視座も取り入れていきたいと考えています。歴史に興味を持ち、政治史だけでなく、幕末の社会のあり様までも深く学びたいと考えている方に受講をお薦めします。

【講義概要】
第1回 10月 8日(火) 開国への対応
横井小楠と吉田松陰を比較しつつ、自国認識のあり方を考えます。

第2回 10月15日(火) 明治維新と新制反対一揆
明治維新を人々はどう見ていたのでしょうか。この時期に発生した一揆の特徴から探ります。

第3回 10月22日(火) 文明開化と規律社会の到来
文明開化のなかにおける伝統文化のあり方や、規律化されていく人びとの様相を考察します。

第4回 10月29日(火) 国権と民権のせめぎ合い
明治政府と自由民権運動との関係を考察します。自由民権運動がめざしたものとは何であったのでしょうか。

第5回 11月 5日(火) 秩父事件の衝撃
秩父事件は戦争でした。そして、以後、広域な暴力的農民騒擾は発生しませんでした。この問題をじっくり考えます。

第6回 11月12日(火) 朝鮮をめぐる政治動向
征韓論から、朝鮮中立化構想まで、国際社会を視野に入れて考えてみたいと思います。

第7回 11月19日(火) 日清戦争・日露戦争
明治時代に発生した2度の対外戦争を、兵士・村という視点を入れて考えます。

第8回 11月26日(火) 帝国化する日本
日本は、朝鮮を植民地とすることで帝国化していきました。この問題は、明治という時代を考察するうえで避けては通れません。

講師陣

名前 須田 努
肩書き 明治大学情報コミュニケーション学部教授
プロフィール 1959年、群馬県高崎市生まれ。専門は日本近世・近代の社会文化史・異文化コミュニケーション史です。現在の研究課題は、社会文化史の観点からは、幕末から明治初年における大衆芸能と社会との関係、異文化コミュニケーション史の視点からは、薩摩の朝鮮人陶工の村や、吉田松陰に見る征韓論形成の問題などです。朝鮮・中国との関係から日本近世・近代史を考察したいと考えています。

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