大学公開講座のセカンドアカデミー

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【講座趣旨】
『平家物語』は、源平の合戦を描いた軍記物語として親しまれています。「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」で始まる文章は、無常観を漂わせつつ、和語・漢語を織り交ぜて、武士の活躍や、戦乱に翻弄される人間の悲哀を、流麗かつ勇壮な文体で語っていきます。
本講座では『平家物語』のいくつかの場面を取り上げて、その作品世界を味わいます。

【特記事項】
2013年度に「中野キャンパス」「生田キャンパス」で実施する講座にお申込の方に限り、入会金3，000円(3年度間有効)が無料になります。
※既に他講座で入会手続きをされた方には適用されませんので、ご了承ください。
※オープン講座・一部の特別企画講座は対象外となりますのでご了承ください。

【講義概要】
第1回 10月11日(金) 忠度最期
平忠度の都落ちとその最期の場面を読みます。

第2回 10月18日(金) 敦盛最期
平敦盛最期の場面を読みます。敦盛を討ち取った熊谷直実にも触れます。

第3回 10月25日(金) 知章最期
平知章は知盛の息子です。知章最期の場面を読みます。

第4回 11月15日(金) 大臣殿被斬
平家の総大将であった平宗盛が斬られる場面を読みます。

第5回 11月22日(金) 重衡被斬
一ノ谷の合戦で生け捕りにされた平重衡が斬られる場面を読みます。

名前	牧野 淳司
肩書き	明治大学文学部准教授
プロフィール	名古屋大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。専門は日本中世文学、平家物語と寺院資料の研究。業績として、『延慶本平家物語全注釈(巻一～巻六)』(共著 汲古書院)、『真福寺善本叢刊 東大寺本末相論史料』(共著 臨川書店)などがある。