講座詳細情報
申し込み締切日:2012-10-28 / その他教養 / 学内講座コード:12260010
黒曜石をめぐるヒトと資源環境 PART3 第3回明治大学黒耀石研究センター公開講座
- 開催日
- 11月 5日(月)、11月12日(月)、11月19日(月)、11月26日(月)、12月 3日(月)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 12,500円
- 定員
- 60
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
長野県長和町に設置されている明治大学黒耀石研究センターは、2010年度より研究・知財戦略機構の付属研究施設となりました。黒曜石は、石器時代の石器原料として、旧石器時代初頭の約3万8千年前から利用されています。黒耀石研究センターは、黒曜石をはじめとする様々な生活資源と人類の諸関係を古環境の移り変わりとともに解明する研究を行っています。本講座では、研究プロジェクトの多岐にわたる成果を分かりやすく紹介していきます。
■コーディネータ
小野 昭(おの あきら)明治大学黒耀石研究センター長
島田 和高(しまだ かずたか)明治大学博物館学芸員
【講義概要】
第1回 11月 5日(月)
日本列島における最終氷期以降の気候変動
第2回 11月12日(月)
地球科学・考古学研究における分析化学の実際
第3回 11月19日(月)
旧石器時代の石器形態と石材管理
第4回 11月26日(月)
更新世―完新世移行期の環境変動と人類
第5回 12月 3日(月)
縄文石器と黒曜石利用―北関東の黒曜石流通システムの変遷を中心として―
長野県長和町に設置されている明治大学黒耀石研究センターは、2010年度より研究・知財戦略機構の付属研究施設となりました。黒曜石は、石器時代の石器原料として、旧石器時代初頭の約3万8千年前から利用されています。黒耀石研究センターは、黒曜石をはじめとする様々な生活資源と人類の諸関係を古環境の移り変わりとともに解明する研究を行っています。本講座では、研究プロジェクトの多岐にわたる成果を分かりやすく紹介していきます。
■コーディネータ
小野 昭(おの あきら)明治大学黒耀石研究センター長
島田 和高(しまだ かずたか)明治大学博物館学芸員
【講義概要】
第1回 11月 5日(月)
日本列島における最終氷期以降の気候変動
第2回 11月12日(月)
地球科学・考古学研究における分析化学の実際
第3回 11月19日(月)
旧石器時代の石器形態と石材管理
第4回 11月26日(月)
更新世―完新世移行期の環境変動と人類
第5回 12月 3日(月)
縄文石器と黒曜石利用―北関東の黒曜石流通システムの変遷を中心として―
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
| 名前 | 公文 冨士夫 |
|---|---|
| 肩書き | 信州大学理学部教授 |
| プロフィール | 1950年高知県香美市生まれ。京都大学大学院博士課程単位取得退学。理学博士。専門は堆積岩を中心とする地質学と第四紀の古気候学。主な著書には「砕屑物の研究法」(地学団体研究会地学双書no.29,1998年)や地学事典(平凡社:編集委員)がある。現在では野尻湖や琵琶湖の湖底堆積物や高野層という湖の地層の有機炭素量や花粉組成を指標として、第四紀後期の気候変動の解明を中心的課題として研究を進めている。日本列島にも氷期-間氷期という長い周期だけでなく、数百年~数千年という短い周期でおきる急激な寒暖変動もあったことが判明してきた。 |
| 名前 | 隅田 祥光 |
|---|---|
| 肩書き | 明治大学研究・知財戦略機構特任講師 |
| プロフィール | 1976年生まれ。広島大学理学部卒・同大学院博士前期・後期課程修了。博士(理学)広島大学。2011年日本地質学会研究奨励賞受賞。専門は、岩石学、地球化学。海洋底地殻や大陸衝突帯をターゲットとした地球史における地殻進化に関する研究、および、黒曜石遺物の化学分析法の開発を行っている。九州大学比較社会文化学府博士研究生、第46次日本南極地域観測隊、国立極地研究所プロジェクト研究員、名古屋大学年代測定総合研究センター研究機関研究員、大阪市立大学理学部特任講師、明治大学研究知財事務室特別嘱託を経て、2012年4月より現職。 |
| 名前 | 須藤 隆司 |
|---|---|
| 肩書き | 佐久市教育委員会文化財課専門員 |
| プロフィール | 1958年生まれ。明治大学大学院博士前期課程修了。専門は旧石器時代の考古学。主な著書・論文に『石槍革命・八風山遺跡群』新泉社(2006),「石斧革命-日本島の後期旧石器革命-」『旧石器研究』第3号(2007年),「有柄尖頭器・国府型尖頭器・三稜尖頭器-狩猟具形態の構造と地域社会の構造変動-」『旧石器研究』第6号(2010年)他。現在は,日本列島における遊動型狩猟採集民の技術と資源に関する構造研究を推進。2012年度より明治大学黒耀石研究センター員。 |
| 名前 | 橋詰 潤 |
|---|---|
| 肩書き | 明治大学研究・知財戦略機構特任講師 |
| プロフィール | 1977年生まれ。日本学術振興会特別研究員(DC2)、明治大学研究知財事務室特別嘱託などを経て2012年4月より現職。首都大学東京大学院博士後期課程単位取得退学。更新世から完新世への移行期における、人類の環境変動への適応行動の解明を目指している。また、こうした人類行動の地域的個性と、広域での共通性を明らかにするため、日本列島、ロシア極東、アメリカ合衆国グレートプレーンズなどの比較研究にも取り組んでいる。最近の学問的関心として、人類生態系、ヤンガードリアス期、大型哺乳類と人類との関係、人類の狩猟行動、などがある。2010年度より明治大学黒耀石研究センター員。 |
| 名前 | 大工原 豊 |
|---|---|
| 肩書き | 國學院大學兼任講師・青山学院大学非常勤講師 |
| プロフィール | 1961生まれ。國學院大學大学院博士課程後期単位取得退学。博士(歴史学)。安中市教育委員会企画管理係長(文化財保護主事・学芸員)を経て現職。専門は旧石器・縄文石器の研究とランドスケープ研究。特に、最近は縄文時代の流通システムに関心があり、黒曜石や硬質頁岩製の石器の流通と型式変容の問題などについて研究を継続中。また、岩宿フォーラム実行委員会のメンバーとして、群馬地域の旧石器研究を行う。2012年度より明治大学黒耀石研究センター員。 |
