講座詳細情報
申し込み締切日:2012-10-04 / その他教養 / 学内講座コード:12260008
特別展連動講座『氷河時代のヒト・環境・文化-THE ICE AGE WORLD-』 第51回明治大学博物館公開講座「考古学ゼミナール」
- 開催日
- 10月12日(金)、10月19日(金)、11月 2日(金)、11月 9日(金)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 18:00~20:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 5,000円
- 定員
- 100
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
私たちの祖先であるホモ・サピエンス(現代人)がアフリカで進化したのち、どのように全世界へ拡散していったのか?日本列島に残されている氷河期の化石人骨について、どのようなことが分かっているのか?氷河期の人類と共存した動物たちの運命は?日本列島に最初に定着した氷河期の人々は、どのような生活をしていたのか?これらの問題は、人類の進化と歴史を探る人類学・考古学などの分野では、とても重要な課題として注目を集め、多くの研究者が議論しています。本講座と博物館特別展「氷河時代のヒト・環境・文化-THE ICE AGE WORLD-」では、そうした取り組みの一端を紹介します。
【特記事項】
2012年度明治大学博物館特別展 「氷河時代のヒト・環境・文化-THE ICE AGE WORLD-」
http://www.meiji.ac.jp/museum/
【講義概要】
第1回 10月12日(金) ユーラシア東部における後期旧石器時代の成立
オーストラリアを含めシベリア・東アジア大陸部への現代人拡散に関する考古学・人類学の状況を広い視点から紹介します。
第2回 10月19日(金) 日本の旧石器時代人骨はどこまで遡るか ― 列島に原人や旧人は渡ってきていたか ―
日本列島の更新世化石人骨の現状と研究の展望、シベリア、東アジアにおける現代人の登場をめぐる近年の研究動向などを紹介します。
第3回 11月 2日(金) 最終氷期に生き、そして絶滅した象たち
更新世の日本列島における動物相のダイナミズムと、周辺大陸との関係を中心に紹介します。
第4回 11月 9日(金) 日本列島にヒトが現れた頃-EUPの世界-
後期旧石器時代前半期(EUP)に日本列島に現れた人々の暮らしぶりを、特別展の内容をもとに解説します。
私たちの祖先であるホモ・サピエンス(現代人)がアフリカで進化したのち、どのように全世界へ拡散していったのか?日本列島に残されている氷河期の化石人骨について、どのようなことが分かっているのか?氷河期の人類と共存した動物たちの運命は?日本列島に最初に定着した氷河期の人々は、どのような生活をしていたのか?これらの問題は、人類の進化と歴史を探る人類学・考古学などの分野では、とても重要な課題として注目を集め、多くの研究者が議論しています。本講座と博物館特別展「氷河時代のヒト・環境・文化-THE ICE AGE WORLD-」では、そうした取り組みの一端を紹介します。
【特記事項】
2012年度明治大学博物館特別展 「氷河時代のヒト・環境・文化-THE ICE AGE WORLD-」
http://www.meiji.ac.jp/museum/
【講義概要】
第1回 10月12日(金) ユーラシア東部における後期旧石器時代の成立
オーストラリアを含めシベリア・東アジア大陸部への現代人拡散に関する考古学・人類学の状況を広い視点から紹介します。
第2回 10月19日(金) 日本の旧石器時代人骨はどこまで遡るか ― 列島に原人や旧人は渡ってきていたか ―
日本列島の更新世化石人骨の現状と研究の展望、シベリア、東アジアにおける現代人の登場をめぐる近年の研究動向などを紹介します。
第3回 11月 2日(金) 最終氷期に生き、そして絶滅した象たち
更新世の日本列島における動物相のダイナミズムと、周辺大陸との関係を中心に紹介します。
第4回 11月 9日(金) 日本列島にヒトが現れた頃-EUPの世界-
後期旧石器時代前半期(EUP)に日本列島に現れた人々の暮らしぶりを、特別展の内容をもとに解説します。
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 佐藤 宏之 |
---|---|
肩書き | 東京大学教授 |
プロフィール | 1956年生まれ。東京大学文学部第II類(史学)考古学専修課程卒業,法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。1982年より東京都埋蔵文化財センター,1997年より東京大学文学部付属北海文化研究常呂実習施設勤務ほかを経て現職。専門は旧石器時代を中心とする先史考古学,民族考古学。主な著書に『日本旧石器文化の構造と進化』(柏書房,1992),『北方狩猟民の民族考古学』(北海道出版企画センター,2000),『講座 日本の考古学 第1巻 旧石器時代(上)・(下)』(共編著,青木書店,2010)など。ほか論文多数。 |
名前 | 松浦 秀治 |
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肩書き | お茶の水女子大学教授 |
プロフィール | 1952年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。国立科学博物館人類研究部研究官を経て,1987年お茶の水女子大学助教授,2002年より同教授。専門は人類進化学,特に人類年代学。著書に『考古学と年代測定学・地球科学』(共編著,同成社,1999),『考古学と化学をむすぶ」(共著,東京大学出版会,2000)など。ほか論文多数。三ヶ日人や浜北人などの日本の「旧石器時代人骨」に関する研究成果は,マスコミで報道され,また高校の「日本史」教科書の記述改訂に反映されている。東方アジア最古のジャワ原人に関する研究成果も,最近,NHKや新聞等で報道された。 |
名前 | 高橋 啓一 |
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肩書き | 滋賀県立琵琶湖博物館上席総括学芸員 |
プロフィール | 1957年生まれ。日本大学文理学部応用地学科卒業。京都大学理学部研修員を経て,日本歯科大学新潟歯学部で解剖学教室に10年勤務。その後,滋賀県教育委員会の博物館準備室に移り,1996年より琵琶湖博物館に勤務,現在に至る。歯学博士,理学博士。専門は古脊椎動物学。主に日本列島で発見されるゾウやシカなどの大型哺乳類の起源と変遷を研究している。主な著書に『野と原の環境史』(分担,2011年),『化石から生命の謎 を解く』(分担,2011年),『化石は語る』(2008年),『マンモスが地球を歩いていたとき』(訳,2005年)など。 |
名前 | 島田 和高 |
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肩書き | 明治大学博物館学芸員 |
プロフィール | 1970年生まれ。明治大学大学院博士後期課程中退。専門は旧石器時代の考古学。主な著書・論文に「黒耀石利用のパイオニア期と日本列島人類文化の起源」『駿台史学』135号(2009年)、明治大学博物館特別展図録「氷河時代の山をひらき、海をわたる―日本列島人類文化のパイオニア期」明治大学博物館(2008年)他。2012年度明治大学博物館特別展「氷河時代のヒト・環境・文化」企画・制作担当学芸員。現在は、石器時代の黒曜石資源開発史や日本列島における現代人の定着に関する考古学的研究を推進。 |