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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-09-21 / 文学:その他教養 / 学内講座コード:12220038

都市空間を歩く ー近代日本文学と東京ー

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
9月29日(土)、10月 6日(土)、10月13日(土)、10月20日(土)、10月27日(土)、11月10日(土)、11月17日(土)、12月 1日(土)、12月 8日(土)
講座回数
9回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
23,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
文学テキストたちは東京を舞台に様々な文学空間を形成してきました。この講座では行為・心理・プロットという枠からではなく、都市空間や都市文化を切り口として文学テキストを見直してみたいと思います。「読むこと」と「歩くこと」を重ね合わせながら、文庫本を抱えて町に出てみませんか。第一線の研究者という贅沢な案内付きで。育ち、育てられ、気が付くと12年目、また新たなスタートです。馴れることなく、さらに〈進化〉を求めたいと思います。今回、栗原先生はお休みです。

【特記事項】
フィールドワークに関わる経費は別途実費

【講義概要】
第1回 9月29日(土) 愛宕山から読み解く泉鏡花「星の歌舞伎」(1)
大正4年(1915年)に発表された泉鏡花の「星の歌舞伎」には、東京のさまざまな地名が登場します。今回は「愛宕の塔」に視点を定め、この作品を読み解いてみます。
作品本文は、文庫本未収録のため事前に配付します。

第2回 10月 6日(土) 愛宕山から読み解く泉鏡花「星の歌舞伎」(2) フィールドワーク
古地図を片手に、愛宕山界隈を探訪します。

第3回 10月13日(土) 愛宕山から読み解く泉鏡花「星の歌舞伎」(3)
作品本文の精読とフィールドワークの成果とをふまえ、愛宕山界隈を都市空間の視点から考察します。

第4回 10月20日(土) ?外「青年」の空間(1)
「雁」・「有楽門」に続く?外のテキストの三作目になります。谷中・根津・千駄木と、最近話題の空間のテキストです。高名なテキストですが、都市空間というコードで新たなテキスト分析に挑みます。

第5回 10月27日(土) ?外「青年」の空間(2)フィールドワーク
?外記念館・ホテル?外荘など、痕跡はたっぷりとあります。「雁」のトポス、不忍池周縁から歩き始めます。

第6回 11月10日(土) ?外「青年」の空間(3)
都市小説としての「雁」その他、?外の〈東京〉を全体的に眺望してみます。

第7回 11月17日(土) 大仏次郎「霧笛」と開港横浜(1)
開港時の横浜を大仏次郎「霧笛」などを核に考察してみたい。長沼先生のご担当は山手居留地でしたが、今回のテキストは山下居留地です。

第8回 12月 1日(土) 大仏次郎「霧笛」と開港横浜(2)フィールドワーク
テキストを中心に、開化の横浜をたっぷりと歩きます。

第9回 12月 8日(土) 大仏次郎「霧笛」と開港横浜(3)
フィールドワークを振り返りながら、開化の横浜がもたらした文学と文化を、総体として考察してみたいと思います。

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 長沼 秀明
肩書き 明治大学文学部兼任講師
プロフィール 1962年札幌市生まれ。明治大学大学院修了。専門は近代日本の歴史。大学史関係の最近の著作に『明治大学小史』『布施辰治研究』のほか、『明治大学専門部女子部・短期大学と女子高等教育』『日本近代法学の巨擘磯部四郎研究』(いずれも共著)、『尾佐竹猛著作集』文化史編(編集・解題)などがある。明治大学史資料センター研究調査員。
名前 佐藤 義雄
肩書き コーディネータ・明治大学文学部教授
プロフィール 1948年長野県生まれ。東京教育大学大学院修了。都市・都市文化と文学の交錯を視座にして日本近代文学の読み換えを行っている。編著にこの講座の成果をまとめた『都市空間を歩く』(第1輯・第2輯、リバティアカデミーブックレット)などがある。近刊に『文学の風景 都市の風景』(蒼丘書林)がある。
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