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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-10-09 / その他教養 / 学内講座コード:12220001

陸軍登戸研究所と日本の〈秘密戦〉 戦争と平和シリーズ

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月17日(水)、10月31日(水)、11月14日(水)、11月28日(水)、12月 5日(水)
講座回数
5回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
12,000円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
日本の近現代の歴史は、明治期からアジア太平洋戦争終結まで出兵・事変・戦争の連続でした。戦争と平和を考えるために日本の戦争の歴史をふり返ります。今回のシリーズでは、日本陸軍の〈秘密戦〉兵器の研究開発機関であった登戸研究所(第九陸軍技術研究所)に焦点をあて、登戸研究所と日本陸軍の〈秘密戦〉(防諜・諜報・謀略・宣伝)の実態について検証します。川崎市多摩区にあった登戸研究所の跡地には、現在では明治大学生田キャンパスがあります。2010年に開館した明治大学平和教育登戸研究所資料館の紹介もかねてお話します。

【講義概要】
第1回 10月17日(水) 日中戦争と陸軍登戸研究所の設立
近代日本における〈秘密戦〉の歴史を概観するとともに、日中戦争の拡大と登戸研究所の設立、組織拡充の関係、大戦前夜の陸軍の動向、〈秘密戦〉の準備・遂行、登戸研究所と中野学校の関係などにせまります。

第2回 10月31日(水) 風船爆弾によるアメリカ本土攻撃
1944年11月7日から翌年4月上旬まで実施された風船爆弾によるアメリカ本土攻撃について、風船爆弾の開発と作戦の実施過程を検証し、風船爆弾の独特な技術、作戦の真の狙いがどこにあったのかにせまります。

第3回 11月14日(水) スパイ用兵器・謀略用生物兵器の開発
登戸研究所の第二科で開発された様々な毒物・薬物・生物化学兵器・スパイ用品などについて、その特徴と使用目的を検証し、歴史の闇に隠されていた日本陸軍が遂行した〈秘密戦〉の一端にせまります。

第4回 11月28日(水) 中国における偽札散布
登戸研究所の第三科で製造された中国(蒋介石政権)の偽札について、その目的と日中戦争とのかかわりを検証し、日本陸軍によって実施された中国を舞台とする大規模な偽札散布作戦の真相にせまります。

第5回 12月 5日(水) 本土決戦と〈秘密戦〉
登戸研究所は、本土空襲と〈本土決戦〉準備に対応するために1945年3月に長野県伊那地方などに分散・疎開しました。そこで準備された〈秘密戦〉とはいかなるものであったのか、また戦後の登戸研究所にも触れます。

備考

【教材】
明治大学平和教育登戸研究所資料館・山田朗編『陸軍登戸研究所〈秘密戦〉の世界』(明治大学出版会、2012年)

講師陣

名前 山田 朗
肩書き 明治大学文学部教授・平和教育登戸研究所資料館館長
プロフィール 1956年生まれ。日本現代史・軍事史を専攻。主な著書:単著『大元帥・昭和天皇』(1994年)、『軍備拡張の近代史』(1997年)、『世界史の中の日露戦争』(2009年)など。共著『登戸研究所から考える戦争と平和』(2011年)など。
名前 生方 卓
肩書き コーディネータ・明治大学政治経済学部准教授
プロフィール 1946年生まれ。明治大学大学院博士課程修了。社会思想史専攻。研究テーマは、ヘーゲルとヘーゲル学派の社会哲学、環境哲学など。共著に『ドイツ社会主義研究』『経済思想の源流』(八千代出版)など。
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