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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-05-04 / その他教養 / 学内講座コード:12160005

カレー探訪講座 第8弾 ―文化・歴史とビジネスの窓から見るカレー(華麗)世界―

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月12日(土)、 5月19日(土)、 5月26日(土)、 6月 9日(土)、 6月16日(土)、 6月23日(土)、 6月30日(土)、 7月 7日(土)、 7月14日(土)、 7月21日(土)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
18,000円
定員
60
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
カレーに彩られたカレー(華麗)世界を文化や歴史から、またビジネスという2つの窓からのぞき見ることにします。
なお、この世界に「初めて触れる方」が主な参加者であることを想定したプログラムとなっています。
※今回調理実習はありませんが、「中村屋」さんのカリー実食チケットを講座初回にお配りいたします。

【講義概要】
第1回 5月12日(土) 「日本の家庭用加工食品としてのカレーについて」
日本の家庭におけるカレーという料理に対する加工食品の展開について、調理や加工技術及び商品政策的な切り口で、その変化の歴史を、あくまでも食品メーカーの商品開発者の視点で整理していきます。

第2回 5月19日(土) カレーを構成しているスパイス&ハーブ
カレー料理の重要な構成要素であるスパイス&ハーブ。そんなスパイス&ハーブの現物を見たり、触ったり、香りを確認したりして頂きながら、基礎知識から料理における使い方のコツまでお伝えいたします。

第3回 5月26日(土) 香辛料を巡る世界史
「銀よりも高価な胡椒」という表現に代表されるように、かつて胡椒をはじめとする香辛料は世界貿易の貴重な商品であった。中国-東南アジア-インド-アラビア半島をつなぐ、東西貿易の変遷から香辛料貿易の役割と意味を考えます。

第4回 6月 9日(土) 東南アジアのカレー文化
今、東南アジア各国ではさまざまな「カレー」を楽しむことができます。そこには、日本では考えられない「魚の頭」に始まり、「ココヤシ」などの材料が用いられています。料理と材料を通じて、東南アジアの歴史と文化を考えます。

第5回 6月16日(土) インド文化とカレー
半世紀あまりに及ぶインドに関する研究と生活経験を通じて、慣れ親しんだ「カレー」。食事としてのカレーを紹介するのではなく、カレーを逆に「材料」として、多様性をもちながらも統一性を持つ「インド文化」を論じます。

第6回 6月23日(土) 「カレーの教科書」―カレーとは何か、その深層に迫りますー
日本人が初めてカレーと出会ってから、150年が過ぎようとしています。日本におけるカレーは、ルーツであるインドの食文化の範疇を超えて、計り知れないほどの進化を続けてきました。その“カレーのすべて”を構造的に把握し、カレーはどのように作られているのかを紐解き、その魅力と深層に迫ります。

第7回 6月30日(土) 「カレー専門店の歴史」ーカレー店の悲喜交々を語りますー
日本には、現在、4000~5000軒のカレー専門店があると言われています。どの時代にどのようなカレーが世に出て、人々に愛されてきたのか。主にカレー激戦区である、東京都内、近郊のカレー店の変遷を中心に、カレー店のさまざまなストーリーを語ります。長い間、カレー店の食べ歩きを続けてきた観点から、愛されるカレー店の秘訣を探っていきます。

第8回 7月 7日(土) 「ムルギランチの謎」ー老舗が老舗たる所以はここにありー
日本で最も古く最も成功したインド料理店「ナイルレストラン」。
革命家の創業者を祖父に持ち、さまざまなメディアで有名な2代目を父に持つ3代目の考えていることは何なのか?
62年間、愛され続けているメニュー「ムルギランチ」の魅力に迫りながら、老舗インド料理店のあるべき姿に迫ります。

第9回 7月14日(土) 「デリー経営の極意」ーなぜ、長年愛され続けるのか?ー
創業以来、50年以上の間、カレーファンから絶大な支持を集め続ける「デリー」。
圧倒的な人気を誇るカシミールは、どうやって生まれて、どのように育ってきたのか。
「デリー」経営に関して、今は亡き創業者からの教えはなんだったのか?
2代目を継いで心がけていること、取り組んでいることはなにか。その裏には、どのような狙いがあるのか。カレー店が愛され続ける理由を明かします。

第10回 7月21日(土) 「純印度式カリーというブランド」ー中村屋が大切にし続けてきたものー
昭和2年に発売された日本で初めての純印度式カリーは、80年以上経過した今もなお新宿中村屋の代表商品の1つであり、ブランディングに成功している最もいい例と言えます。味の改良や他のカレーメニューへの展開、レトルト販売、多店舗展開など、中村屋のカリーに関わる取り組みにはどのような戦略がひそんでいるのかを探ります。

★詳細・お申込みはコチラ>>[明治大学リバティアカデミーのページへ]

備考

【教材】
『銀座ナイルレストラン物語』水野仁輔(P-Vine BOOKS)、レジュメ資料ほか

講師陣

名前 鳥居 高
肩書き 明治大学商学部教授・大学院教養デザイン研究科教授
プロフィール 1962年生まれ。アジア経済研究所にて、マレーシアなど東南アジア、イスラーム世界の研究を始める。マレーシア国民大学客員研究員を経て、1997年より明大専任教員。共編著『マハディール政権下のマレーシア』『アジアの中間層の生成と特質』(共にアジア経済研究所)編著『発展途上国の市場とくらし』(明石書店)など。
名前 水野 仁輔
肩書き 東京カリ~番長
プロフィール 1999年結成の男性8人組出張料理ユニット「東京カリ~番長」の調理主任。2008年に男性4人組の日印混合料理ユニット「東京スパイス番長」を結成。毎月都内でインド料理研究会を実施するほか、年に1度インドを旅し、現地で料理セッションを行っている。個人的な活動として『インド料理をめぐる冒険』をはじめとする自費出版活動に力を入れている。カレーに関する著書は20冊以上。
名前 辛島 昇
肩書き 東京大学・大正大学名誉教授
プロフィール 南アジア史を専攻し、東京大学、マドラス大学大学院に学ぶ。『インド入門』(東京大学出版会)、『南アジア史』(山川出版社)、History and Society in South India (OUP) 他、インドに関する多数の著書は、『インド・カレー紀行』(岩波ジュニア新書)などカレーに関するものをも含む。
名前 小野 員裕
肩書き 文筆家・カレー評論家
プロフィール 文筆業のかたわら、レストランのメニュー作りやフードプロデューサーとして活躍。また日夜カレーライス、大衆食の食べ歩きや、究極のカレー作りを追求している。著書に『東京カレー食べつくしガイド380/104店』、『最後の贅沢 週末はカレー日和』(講談社)、『小野員裕の絶品カレー食べつくしガイド』(スタジオDNA)、『魂のラーメン』(プレジデント社)、『立ち飲み屋』『カレー放浪記』(創森社)、『作務衣を着た主人の店にうまいものはない!』(双葉社)、『全国ご当地ラーメンうんちく紀行』(講談社)、『東京接待奉行』(オークラ出版)などがある。
名前 高橋 和良
肩書き ヱスビー食品株式会社 管理部 上席マネージャー スポーツ推進局担当
プロフィール 1953年東京生まれ、1976年明治大学農学部農芸化学科卒、入社以来約25年商品開発に携わった後、品質保証室長を経て現職。その間、若手育成指導のほか各種業界団体の技術委員として農林水産省、厚生労働省、消費者庁等の行政との折衝業務を行う。
全日本スパイス協会技術委員会委員長、全日本カレー工業協同組合技術委員、日本加工わさび協会技術委員会副委員長、日本からし協同組合技術委員会委員長、日本缶詰協会レトルト食品部会幹事他を歴任。
代表的な開発商品に「カレーの王子さま」「ディナーレトルトカレー」「本生おろしわさび」等がある。
名前 ナイル 義己
肩書き ナイルレストラン3代目
プロフィール 銀座の老舗インド料理店「ナイルレストラン」の3代目。インド・ゴア州で1年間修業経験を持つ。創業者の祖父A・M・ナイルは、インド独立運動の革命家、2代目の父G・M・ナイルは、マスコミでお馴染みの有名人。著書に『ナイルレストランが教えるはじめてのインド料理』(主婦と生活社)。
名前 田中 源吾
肩書き 株式会社デリー代表取締役社長
プロフィール 1952年東京 築地生まれ。やぎ座B型。1975年早稲田大学政治経済学部の学生時代より株式会社サザビーに勤務する。1980年、株式会社デリーに入社。1984年にムンバイの通称「ダダールケータリングカレッジ」にて基礎インド料理研修を経て、2001年、株式会社デリー代表取締役社長就任。趣味は、インドとカレーと商売。
名前 濱畠 啓子
肩書き エスビー食品株式会社 スパイス&ハーブマスター
プロフィール 2000年4月エスビー食品入社。中京エリアにおいて営業業務を経験後、2003年、社内資格制度である『スパイス&ハーブマスター資格制度』研修生に選抜される。海外研修を含む1年間の研修後、スパイス&ハーブマスター1期生に登用され、その後、スパイス&ハーブマスター資格取得者として同社のコア事業である『スパイス&ハーブ』の啓蒙活動にあたる。一般のお客様や流通の方々を対象としての講師活動も精力的に行っている。
名前 石崎 厳
肩書き 株式会社中村屋 本店事業開発準備室 料理長
プロフィール 1986年、株式会社中村屋に入社。入社後、本店で西洋料理を手がけ、2007年本店料理長に就任。現在は料理長として「新宿中村屋」本店の味を守るだけではなく、カレー作りの料理教室の講師も務めるなど食育活動も行っている。
名前 広沢 久美子
肩書き 株式会社中村屋 CSR推進室広報グループ 係長
プロフィール 1992年、株式会社中村屋に入社。入社後、情報システム部で社内ネットワークの構築、プログラミングなどを手がける。2008年から広報を担当。主に中村屋の社史を担当し、社史編纂、社史講習会、アーカイブズなどを担っている。

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