講座詳細情報
申し込み締切日:2012-04-04 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:12120020
広大な時空にまたがるトルコの歴史と文化
- 開催日
- 4月12日(木)、 4月19日(木)、 4月26日(木)、 5月10日(木)、 5月17日(木)、 5月24日(木)、 5月31日(木)、 6月 7日(木)、 6月14日(木)、 6月21日(木)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 28,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
現在トルコは、たかだか日本の2倍程度の国土を持つにすぎない。しかし、トルコ人は、かつて中央ユーラシアに広大な遊牧騎馬民国家を建設した過去をもち、かつ600年有余にわたって中東・バルカン・北アフリカの大部分を支配したオスマン帝国(1300ころ~1922)を建設した輝かしい歴史を誇りとしています。本講座は、オスマン帝国時代を中心に、トルコのこの広大な時空に展開した歴史とその過程で生み出された多様な文化をたどるとともに、激動のさなかにある「中東問題」の歴史的起源をも考えます。
【講義概要】
第1回 4月12日(木) 中央ユーラシアの遊牧騎馬民文化
トルコ人の心に今も残る遊牧騎馬民文化(シャーマニズム、騎馬術、弓術など)と、その現代トルコの政治思想への影響などを音声・画像資料をも使って解説します。
第2回 4月19日(木) オスマン帝国の成立
オスマン朝起源論争、オスマン朝のバルカン支配の実態とその歴史的意義、コンスタンティノープル征服の世界史上の意義などを画像資料とともに解説します。
第3回 4月26日(木) 16世紀は「トルコの世紀」
最盛期オスマン帝国の政治・軍事機構、ルネサンス・ヨーロッパとの文化的交流、16世紀地中海世界の国際関係などを画像資料をも使って解説し、新しい世界史理解への提言をしたいと思います。
第4回 5月10日(木) 「オスマンの平和」と東西貿易の隆盛
中国・東南アジア・インド方面との間の東西貿易の中心都市アレッポ「市場圏」の構造と機能を画像資料も踏まえて解説し、かつその歴史的・現代的意義を考察します。
第5回 5月17日(木) イスラム都市のインフラ整備(イスラムの建築文化)
11世紀末~19世紀のトルコの建築は、独特な発展をし、建築文化の一つの頂点を究めました。その歴史を技術と美術の観点から通観します。また、建設目的と作業遂行の手法から、建設当時の社会体制を考察します。
第6回 5月24日(木) イスラム古典音楽の完成(メヴレヴィー教団の旋回儀礼)
13世紀にはじまったメヴレヴィー教団は、オスマン帝国の音楽活動の要となる重要な存在となりました。本講座では教団が輩出した多くの音楽家たちとその作品や偉業の紹介とともに、西洋の人々をも魅了し続けてきた旋回儀礼の意義、共和国以降の歴史にも触れます。
第7回 5月31日(木) 「東方問題」の発生と帝国の改革
バルカン諸民族の覚醒、ギリシアの独立運動、エジプトの自立、列強の干渉、改革の諸相などを紹介しつつ、そこに「パレスティナ問題」の歴史的淵源をみます。
第8回 6月 7日(木) 改革の割りを食った人びと(遊牧民の苦悩)
帝国の改革の背景にある資本主義経済の浸透に翻弄された遊牧民の情況をエーゲ海沿岸地方に現れた「任侠無頼」エフェ・ゼイベキの活動を音声・画像資料を使って紹介します。
第9回 6月14日(木) 西洋文化受容
首都イスタンブルを中心に、西洋文化の受容によるトルコ版「鹿鳴館」時代の諸相を演劇・大衆芸能に焦点を当てて、音声・画像資料とともに紹介します。
第10回 6月21日(木) 帝国の滅亡と新生トルコの国民統合
第一次世界大戦後の政治情況(祖国解放運動)、アタテュルク(ケマル・パシャ)が提唱した「トルコ史テーゼ」をめぐる諸問題を画像資料とともに解説し、現代トルコが抱える民族問題の淵源をさぐります。
現在トルコは、たかだか日本の2倍程度の国土を持つにすぎない。しかし、トルコ人は、かつて中央ユーラシアに広大な遊牧騎馬民国家を建設した過去をもち、かつ600年有余にわたって中東・バルカン・北アフリカの大部分を支配したオスマン帝国(1300ころ~1922)を建設した輝かしい歴史を誇りとしています。本講座は、オスマン帝国時代を中心に、トルコのこの広大な時空に展開した歴史とその過程で生み出された多様な文化をたどるとともに、激動のさなかにある「中東問題」の歴史的起源をも考えます。
【講義概要】
第1回 4月12日(木) 中央ユーラシアの遊牧騎馬民文化
トルコ人の心に今も残る遊牧騎馬民文化(シャーマニズム、騎馬術、弓術など)と、その現代トルコの政治思想への影響などを音声・画像資料をも使って解説します。
第2回 4月19日(木) オスマン帝国の成立
オスマン朝起源論争、オスマン朝のバルカン支配の実態とその歴史的意義、コンスタンティノープル征服の世界史上の意義などを画像資料とともに解説します。
第3回 4月26日(木) 16世紀は「トルコの世紀」
最盛期オスマン帝国の政治・軍事機構、ルネサンス・ヨーロッパとの文化的交流、16世紀地中海世界の国際関係などを画像資料をも使って解説し、新しい世界史理解への提言をしたいと思います。
第4回 5月10日(木) 「オスマンの平和」と東西貿易の隆盛
中国・東南アジア・インド方面との間の東西貿易の中心都市アレッポ「市場圏」の構造と機能を画像資料も踏まえて解説し、かつその歴史的・現代的意義を考察します。
第5回 5月17日(木) イスラム都市のインフラ整備(イスラムの建築文化)
11世紀末~19世紀のトルコの建築は、独特な発展をし、建築文化の一つの頂点を究めました。その歴史を技術と美術の観点から通観します。また、建設目的と作業遂行の手法から、建設当時の社会体制を考察します。
第6回 5月24日(木) イスラム古典音楽の完成(メヴレヴィー教団の旋回儀礼)
13世紀にはじまったメヴレヴィー教団は、オスマン帝国の音楽活動の要となる重要な存在となりました。本講座では教団が輩出した多くの音楽家たちとその作品や偉業の紹介とともに、西洋の人々をも魅了し続けてきた旋回儀礼の意義、共和国以降の歴史にも触れます。
第7回 5月31日(木) 「東方問題」の発生と帝国の改革
バルカン諸民族の覚醒、ギリシアの独立運動、エジプトの自立、列強の干渉、改革の諸相などを紹介しつつ、そこに「パレスティナ問題」の歴史的淵源をみます。
第8回 6月 7日(木) 改革の割りを食った人びと(遊牧民の苦悩)
帝国の改革の背景にある資本主義経済の浸透に翻弄された遊牧民の情況をエーゲ海沿岸地方に現れた「任侠無頼」エフェ・ゼイベキの活動を音声・画像資料を使って紹介します。
第9回 6月14日(木) 西洋文化受容
首都イスタンブルを中心に、西洋文化の受容によるトルコ版「鹿鳴館」時代の諸相を演劇・大衆芸能に焦点を当てて、音声・画像資料とともに紹介します。
第10回 6月21日(木) 帝国の滅亡と新生トルコの国民統合
第一次世界大戦後の政治情況(祖国解放運動)、アタテュルク(ケマル・パシャ)が提唱した「トルコ史テーゼ」をめぐる諸問題を画像資料とともに解説し、現代トルコが抱える民族問題の淵源をさぐります。
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 永田 雄三 |
---|---|
肩書き | 元明治大学文学部教授 |
プロフィール | 1939年生まれ、イスタンブル大学大学院博士課程修了、オスマン帝国時代の人びとの暮らしに興味を持っている。主著『成熟のイスラーム社会』(共著)、中央公論社、1998年 |
名前 | 飯島 英夫 |
---|---|
肩書き | 元県立越谷北高校校長 |
プロフィール | 1941年生まれ、元県立越谷北高校校長 東北大学理学部地球物理学科卒業、定年退職後ミマールシナン大学大学院でトルコ・イスラム建築史を学ぶ。主著『トルコ・イスラム建築』冨山房インターナショナル2010年。 |
名前 | 松本 奈穂子 |
---|---|
肩書き | 東海大学教養学部准教授 |
プロフィール | 専門は音楽学・舞踊学、イスタンブル工科大学附属トルコ音楽院に留学、トルコの民俗音楽・古典音楽、宗教音楽、軍楽、舞踊、オスマン朝の音楽・舞踊などを多角的に研究。 |
関連講座
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