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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-04-11 / その他教養 / 学内講座コード:12120016

世界の「聖地」を旅する 第三の旅

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
4月19日(木)、 5月10日(木)、 5月24日(木)、 6月 7日(木)、 6月14日(木)、 7月 5日(木)、 7月19日(木)
講座回数
7回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
16,000円
定員
40
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
「聖地」への第三の旅にみなさまをご案内します。ここで言う「聖地」とは、人々の心のなかで特別の意味を付与され、純化された場所のことです。人々の心に定着して「聖性」を帯び、ついに「聖地」とみなされるようになったさまざまな場所が世界には数多く存在します。
今回は、日本の東北から出発して、フランス、スイス、イングランド、スコットランドを経て、イタリアへと同行させていただきましょう。
旅、遍歴、聖地巡礼に関心をお持ちのすべての方々のご参加をお待ちしています。

【講義概要】
第1回 4月19日(木) 遠野を歩く(岩手県)
故郷は遠くにありて想うもの。しかし、山の彼方に出て行った旅人も歳月を経て故郷に帰り、故郷を新たな目で見いだすのです。

第2回 5月10日(木) 巡礼の道を行く(フランス編)
聖地サンチャゴにおもむく巡礼は、フランス中部のいくつかの聖地を経て、ピレネーの彼方へと続く長い困難な歩みを進めました。

第3回 5月24日(木) 巡礼の道を行く(スイス編)
サンチャゴを目ざす巡礼とは逆に、聖地ローマを目ざしてピレネー山脈を越えて来た一人のスペイン巡礼者がいて、厳寒のアルプスで落命し、のちに山麓の村々で福者として尊崇される。その足取りはわれわれにとってまさに示唆的です。

第4回 6月 7日(木) ソールズベリ大聖堂に行く(イングランド)
青い色をしたその窓には無数の人々が描かれていて、「良心の囚われ人」と呼ばれています。彼らは抑圧と弾圧の横行する政治体制に屈せずに信念を貫いた人々です。事実、最初の「良心の囚われ人」がイエスにほかならなかったのです。

第5回 6月14日(木) スカイ島にわたる(スコットランド)
この島に不思議な湖があり、湖への長い道は谷間の奥に通じ、両側から声ならぬ声が呼び掛けてくる。谷にまつわる伝説をご紹介しながら、呼び掛けてくるものの正体を解き明かしたいと思っています。

第6回 7月 5日(木) イタリア山岳地帯を行く(イタリア南部)
イタリア映画界の二人の鬼才がイタリア南部の姿を忘れがたく描いていました。旅人は彼らの映画に触発されて観光客の行かないイタリア南部を訪ね、従来とは異なった視点からこの国の奥深さを見ようと思ったのです。

第7回 7月19日(木) アシジを訪ねる(イタリア)
混迷に閉ざされた世界を生きる人々に真の勇気を与えたのが、フランチェスコの存在だったように思われます。第三の旅の終わりに、小鳥たちと語らった聖人の里を訪れてみることにしましょう。

備考

【教材】
立野正裕著『光の記憶を探して――続ヨーロッパ思索紀行』(仮題、5月上旬刊行予定)

講師陣

名前 立野 正裕
肩書き 明治大学文学部教授
プロフィール 1947年生まれ。岩手県立遠野高校卒業後、明治大学文学部に入学し、のち同大学院修士課程文学研究科を修了。専攻は英米文学と比較文学。反戦の思想に立って今日の芸術・文学の非暴力への可能性を探求するいっぽう「道の精神史」の実践として主に西欧への旅を重ねる。著書に『精神のたたかい――非暴力主義の思想と文学』『黄金の枝を求めて――ヨーロッパ思索の旅』『世界文学の扉をひらく』(全十巻、現在三巻まで刊行中)などがある(すべてスペース伽耶刊)。
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