検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2011-11-28 / 自然科学・環境:その他教養 / 学内講座コード:11260010

黒曜石をめぐるヒトと資源利用 PART 2 第2回明治大学黒耀石研究センター公開講座

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
12月 5日(月)、12月12日(月)、12月19日(月)、
1月16日(月)、 1月23日(月)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
12,500円
定員
60
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【講座趣旨】
長野県長和町に設置されている明治大学黒耀石研究センターは、本学の研究・知財戦略機構付属研究施設として「ヒトー資源環境系」をキーワードに研究活動を推進しています。2011年度からは、黒曜石を中核に様々な古環境、資源環境をめぐる人類活動の復元に関する共同研究、私立大学戦略的研究基盤形成事業「ヒト-資源環境系の歴史的変遷に基づく先史時代人類誌の構築」を実施しています。本講座では、黒耀石研究センターにおける研究成果を分かりやすく紹介します。第2回公開講座「黒曜石をめぐるヒトと資源利用 PART II」を開講します。

【講義概要】
第1回 12月 5日(月) 旧石器時代・縄文時代の年代と環境史―高精度年代測定法から分かること―
第2回 12月12日(月) 中部高地の黒曜石原産地と縄文時代の黒曜石鉱山
第3回 12月19日(月) 後期旧石器時代の編年と黒曜石利用の変動
第4回 1月16日(月) 縄文時代の「まとめて埋められた黒曜石」が意味するもの-黒曜石の一括埋納例の性格を考える-
第5回 1月23日(月) 黒曜石は誰のものか?-資源管理的視点からみる旧石器と縄文-

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 小野 昭
肩書き 明治大学研究・知財戦略機構特任教授
プロフィール 1946年上越市生まれ。専門は先史考古学で,第四紀学諸分野との緊密な協同により課題に取り組んでいる。明治大学文学部卒・岡山大学法文学専攻科修了。博士(文学)北海道大学。石材の産地分析と集落研究を結びつける研究を70年代に開始。80年代初頭から20年間世界の打製骨器の体系化の研究に取り組む。近年は環境変動と人類活動の関係の解明と比較考古学の基礎づけに苦しむ。国際先史学・原史学連合(UISPP)第8委員会日本代表委員。INQUA国際第四紀学連合委員会Humans and the Biosphere (HaB) 委員。2010年4月から明治大学黒耀石研究センター長。
名前 島田 和高
肩書き 明治大学博物館学芸員 明治大学黒耀石研究センター員
プロフィール 1970年生まれ。明治大学大学院博士後期課程中退。1996年より明治大学考古学博物館学芸員(考古部門担当)。日本列島における約35,000年前にはじまる黒曜石利用とホモ・サピエンスの拡散の関係を追求すると共に、現在はより一般的な説明モデルの構築を構想中。
名前 工藤 雄一郎
肩書き 国立歴史民俗博物館研究部助教
プロフィール 1976年千葉県船橋市生まれ。2007年、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(史学)。名古屋大学年代測定総合研究センター研究機関研究員を経て2009年から国立歴史民俗博物館研究部助教。専門は先史考古学、年代学、第四紀学。主な編著書・論文に「旧石器時代研究における年代と古環境論」『講座日本の考古学 第1巻旧石器時代(上)』青木書店2010年、国立歴史民俗博物館企画展示図録『縄文はいつから!?』2009年など。趣味はビッグバンド・ジャズ。
名前 宮坂 清
肩書き 下諏訪町教育委員会学芸員
プロフィール 1965年長野県諏訪市生まれ。東海大学文学部史学科考古学専攻卒業。1988年より現職。1993年より黒曜石原産地遺跡分布調査を担当。現在は縄文時代の黒曜石鉱山の調査研究を進め、鉱山から集落遺跡への黒曜石の流通を原石の肉眼観察を通して追求している。主著に「黒曜石鉱山」『縄文時代の考古学』6、「縄文黒曜石鉱山における採掘技術」『考古学ジャーナル』No.585がある。趣味はチェンソーと斧を使っての薪づくり。
名前 諏訪間 順
肩書き 小田原城天守閣学芸員・小田原市観光課専門監
プロフィール 1960年横浜生まれ。1982年立正大学文学部史学科考古学専攻卒業、2008年東京都立大学にて学位取得。博士(史学)。1982年から小田原市教育委員会に奉職以来、小田原城の調査・整備を長く担当する。2010年から小田原城天守閣学芸員となる。専門は旧石器時代の考古学。相模野台地を中心に旧石器時代の編年と黒曜石などの石材利用の変動、後期旧石器時代開始期である立川ローム層X層段階石器群の研究などを進めている。2008年第17回岩宿文化賞受賞、石器文化研究会代表世話人、2010年から明治大学黒耀石研究センター運営委員会委員。
名前 山科 哲
肩書き 茅野市尖石縄文考古館学芸員
プロフィール 1973年旭川市生まれ。明治大学大学院博士後期課程中退。明治大学黒耀石研究センター特別嘱託を経て2010年4月より現職、日々八ヶ岳山麓の縄文土器の造形に圧倒されている。主要著書「縄文時代中期後半における黒耀石製石器群の遺跡間比較の試み‐長野県梨久保遺跡と上木戸遺跡住居址出土石器群を用いて‐」『考古学集刊』第3号2007年、「黒耀石採掘に伴う原石選別と石器製作作業の把握に向けて‐長野県鷹山遺跡群星糞峠第1号採掘址出土資料を用いて‐」『明治大学博物館研究報告』第13号2008年、「霧ヶ峰黒曜石原産地における黒曜石採掘と流通」『移動と流通の縄文社会史』雄山閣出版2010年。趣味はあんず酒。
名前 池谷 信之
肩書き 沼津市文化財センター主査(学芸員)
プロフィール 1959年静岡県生まれ。明治大学大学院博士前期課程修了。博士(史学)。黒曜石産地推定のため自宅に蛍光X線分析装置を設置し、分析から結果の公表と史的解釈までを体系的に行う「黒曜石考古学」を唱道する。主な著書・論文に『黒潮を渡った黒曜石-見高段間遺跡-』新泉社2005年、『縄文/弥生移行期の黒曜石研究I・II』(共著)自費出版2006・2007年、『黒曜石考古学』新泉社2009年、「旧石器時代における陥穴猟と石材獲得・石器製作行動-愛鷹・箱根山麓BBIII層期を中心として-」駿台史学135号2009年。平成18年度第7回尖石縄文文化賞(茅野市)、平成22年度静岡県文化奨励賞、2010年度第1回日本考古学協会大賞。2010年度より明治大学黒耀石研究センター員。趣味はシーカヤックだが、船体が埃をかぶったままになっているのが最近の悩み。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.