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講座詳細情報

申し込み締切日:2011-09-30 / その他教養 / 学内講座コード:11220051

日本の祭りと異形の神々シリーズ5 永遠回帰の祭りと信仰

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月 7日(金)~ 2月17日(金)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
28,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
祭りが私たち人間に対して果たしている役割とは何か? 祭りはいったい何のために、悠久の昔から行われ続けてきたのか? これまで4シリーズにわたって行ってきた日本の祭りについての講座ですが、今回は身近な祭りに立ち返ってみようと思います。東日本大震災によって、今まさに歴史的な危機に直面している私たちですが、祭りの底力を見失っているのではないでしょうか。祭りは本来、人間の生きる目的であり、さらに復活のエネルギーでもありました。その力の源泉を、もう一度原点に立ち返って探ってみたいと思います。

【講義概要】
第1回 10月 7日(金) 山の祭り1 冨士講と江戸の都市民
江戸から間近に臨むことのできる聖なる山、富士山。江戸市民は何を求めてその山頂を目指したのでしょう。

第2回 10月21日(金) 山の祭り2 出羽三山信仰
関東から東北地方で絶大な信仰を集めたのが出羽三山。大晦日の夜、山上では怪物との激闘と秘儀が行われます。

第3回 11月 4日(金) 海の祭り1 奄美大島の正月祭とニライカナイ
海の彼方にあるというニライカナイから神が訪れる。南島・奄美で今も続けられている神と人間との交歓の祭り。

第4回 11月18日(金) 海の祭り2 トカラ列島のイモ祭り
芋は米とならんで、日本列島住民の主食でした。トカラ列島口之島では、ネーシ(巫女)が主役となって神を迎えます。

第5回 12月 2日(金) モリの祭り 福井県美浜のニソの杜(モリ)
日本の古いカミ祭の謎を解くカギとして注目されてきた、不思議なカミと祭りが若狭にあります。カミとセンゾの境界を探る。

第6回 12月16日(金) 町の祭り 千葉県佐原の出し祭り
芸能、音曲、工芸、日本人の美意識がすべてここに噴出。出しの祭りこそ、日本人が獲得した祭礼の完成形かも知れません。

第7回 1月13日(金) 村の祭り 山形県黒川能と宮座
この日のために自宅を改造する頭屋、中世以来続いてきた猿楽能、神秘のご神体・王祇様。中世の村と祭りがここには現存しています。

第8回 1月27日(金) 市川市殿台のニラメッコオビシャ見学
JR武蔵野線市川大野駅集合予定
首都圏で今も続けられている村のお正月行事。オビシャとは元来、歳の初めの弓の神事でした。村の人びとが集まって、面白可笑しく酒盃をやり取りします。

第9回 2月 3日(金) 田の祭り 板橋の田遊び再考
板橋の田遊びは、大都市東京に「中世の村落世界」を今も伝える奇跡の祭りです。田遊び祭りの秘儀を、じっくり解説します。

第10回 2月17日(金) まとめ-祭りと日本人
「人間は遊ぶ動物である」と言ったのはオランダの歴史学者ヨハン・ホイジンガでした。日本人は祭りする動物である、そう思えるほど日本人は祭り好き。さてその心は・・・。

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 水谷 類
肩書き 明治大学文学部兼任講師
プロフィール 元日本女子大学非常勤講師。明治大学博物館調査研究員。日本宗教史・文化史、および民俗学専攻。明治大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。著書:『廟墓ラントウと現世浄土の思想』、『墓前祭祀と聖所のトポロジー』(雄山閣、2009年)。『中世の神社と祭り』(岩田書院、2010年刊)、『墓制・墓標研究の再構築―歴史・考古・民俗学の現場から―』(岩田書院、2010年刊)。一宮制、神社と祭り、民間芸能者、遊行の宗教者などを研究対象としながら、日本人の精神世界の形成について考えています。
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