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講座詳細情報

申し込み締切日:2011-10-01 / その他教養 / 学内講座コード:11220005

民衆の図像ー生と死をめぐる真摯な祈りー

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月 8日(土)、10月15日(土)、10月22日(土)
講座回数
3回
時間
13:00~14:30
講座区分
数回もの 
入学金
3,000円
受講料
9,000円
定員
40
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
国際図像解読研究会(会長=林雅彦)では、人生通過儀礼や生死に関わる民衆の真摯な祈りや信仰を反映した、日本及び海外のさまざまな図像をとりあげ、その背景や意味を研究してきました。そして、その研究成果を公開すべく、2011年8月21日(日)~28日(日)の期間、明治大学博物館の企画展示室において「民衆の図像展」と題する資料展示(=国際図像解読研究会主催)を行います。この講義では「民衆の図像展」の出品資料(絵画や生活用品など)を中心に、写真(スクリーン映写)で事例紹介しながら、分かり易く解説します。3回目の講義終了後、その会場で講師3人によるパネルディスカッションを行います。

【講義概要】
第1回 10月 8日(土) 東アジアの生と死をめぐる図像
日本をはじめ、中国、韓国、台湾の「涅槃図」「地獄絵」「十王図」「当麻曼荼羅」など生と死に関する仏教絵画、春朗(後の葛飾北斎)「八月びくに」図や順礼地図をとりあげ、関連する文学作品にも言及します。

第2回 10月15日(土) 育児に関わる祈りの図像 ――背守り・人形硯を中心に――
子供の健やかな成長を祈る図像の例として、「背守り」(魔よけのために子供の着物の背中部分に付けた縫い模様)、「人形硯」(手習い上達のために天神様などの姿をかたどった子供用の硯)をとりあげ、解説します。

第3回 10月22日(土) 民衆図像の洋の東西 ――ヨーロッパから東アジアへ――
洋の東西で交錯する民衆の祈り。その例として「ド・ロ版画」(フランス人ド・ロ神父が長崎での布教に用いた宗教画)と「人生の階段図」(階段の昇降になぞらえて人生通過儀礼を描いた西洋の教訓画)を解説します。
なお、講義終了後、講師3人によるパネルディスカッションを1時間半ほど予定しています。

備考

【教材】
レジュメ資料・映像

講師陣

名前 林 雅彦
肩書き 明治大学法学部教授・同大学院教養デザイン研究科担当
プロフィール 1944年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専攻は説話文学・絵解き、アジアの宗教民俗学。単著・共著・編著に『日本の絵解き―資料と研究』、『絵解きの東漸』、『日本における民衆と宗教』、『「生と死」の東西文化史』『唱導文化の比較研究』など多数。絵解き研究で第6回日本古典文学会賞受賞。現在説話文学会代表委員、国際熊野学会代表委員。新宮市市政功労者。
名前 腮尾 尚子
肩書き 広島修道大学人文学部教授
プロフィール 1965年新潟県長岡市生まれ。お茶の水女子大学文教育学部国文学科、同大学院修士課程・博士課程を経て、2001年、広島修道大学に着任。研究の主専攻分野は日本近世文学。(主に江戸時代後期に刊行された大衆向け文学作品をとりあげ、その文章と挿絵の両面から、当時の流行風俗・衣食住習慣・俗信などを読み取り、日本人の心性について追究している)。論文「『画題』というもの-絵画と文学を協働させてきたもの-」
(『国文学解釈と鑑賞』2009年5月号所載)など。
名前 西岡 亜紀
肩書き 東京経済大学経営学部特任講師
プロフィール 1973年広島県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部、同大学院修士課程を経て、2007年に同大学院博士課程修了。博士(人文科学)。専攻は比較文学・文化。近代の東西の交流について文学・思想・芸術など広く関心を寄せている。著書に『福永武彦論』(東信堂)。論文に「『死の島』の視点とアンドレ・ジッド」(『比較文学』)、「いわゆる〈人生の階段図〉に関する一考察」(『絵解き研究』)など。
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